【本当に危険】ギボシ端子の間違った取り付けで起こる2つの症状と対策

ギボシ端子
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DIYでカスタムをした事があるなら一度は
使った事のある【ギボシ端子】。

配線同士を繋げる事で電源確保に役立てられると
言う事で使っている方もいるでしょう。

しかし、ギボシ端子には正しい使い方があり
間違った方法を実践すると危険を伴う結果
となります。

実際にどんな危険があるのか?放置するとどうなるのかなど。順を追って詳しく解説していきます。

後半では失敗しない為に実践できる対応策も解説しているので最後まで読んでみてください。

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間違った取り付けで起こる本当に危険な2つの症状!

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それではさっそく、ギボシ端子の間違った
取り付けで起こる危険な症状を見ていきましょう。

っていわれてもどんな症状があるの?

よくある症状で言えば・接触不良・ショートの2つだね。

詳細については以下で詳しく解説
していくので見ていきましょう。

接触不良

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1つ目の症状として接触不良があります。

接触不良ってどんな症状?

簡単に言えば電気が伝わりにくい症状だね。

たとえば今回のギボシ端子に当てはめれば、取り付けが不十分で、ギボシ同士が接触せずに不良を起こしてしまう症状ですね。

本来であれば、画像のようにオスとメスが繋がる事で電気が伝わりあって導通ができる訳ですが…

接触不良の場合はたとえギボシが繋がっていても、電気が伝わる事がありません。

この症状は初心者の方や慣れていない方に起こりやすいです。

ショート

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2つ目はショートの症状です。

ショートは、『バチッ』という音と共に
金属同士が触れて火花が散る症状です。

ショートは異なる極性同士が触れて
しまった時になります。

簡単に言えばプラス端子とマイナス端子
が触れてしまう事で起こります。

症状を引き起こす原因になるものは?

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何故このような症状が起きてしまうのか?
それは、ギボシ端子本来の構造にあります。

ギボシ端子は、オス型とメス型の端子の組み合わせで取り外しを可能にする端子の事です。

繋いだ金属部分が接触する事で、配線に電気が流れ電装品へと送られる構造です。

そのため、以下の2つの事をしてしまうと

・接触不良
・ショートを引き起こしてしまいます…

①ギボシのつめが被膜にかかり電気が流れない

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どのような状況かといいますと、画像のように被膜の部分に2箇所ともかしめてしまい電気が流れずに接触不良を起こしてしまう事です。

パッと見た感じは取り付けができているように見えますが、端子部分に被膜を剥いた配線が接触していないので不良を起こしてしまうという訳です。

また、かしめが不十分だとギボシから配線が抜ける場合があるので注意しましょう。

②差し込み部分が不十分でかしめがあまい原因に

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2つ目はきちんとかしめる事ができていても、差し込みがあまくて接触不良になる場合です。

この場合、画像のように奥まで差し込めていないので、振動などによって外れる事があります。

また、かしめがあまい場合も同様です。

電工ペンチを使わずにペンチなどで挟み込んで
固定した場合をいいます。

この場合、一見固定できているように見えますが…

隙間が出来てしまうので振動で
外れる危険性があります。

なので、ほかの工具でかしめる場合には注意が必要です。

おすすめ記事

詳しい詳細はこちらの記事から知る事ができます。

【実体験】電工ペンチで端子をかしめる必要性と他の工具でダメな理由 ≫

もし症状を放置したまま走行を続けてしまうと?

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例えば、もしこのようになっても気づかないで
走行をしてしまうと、以下の事が起きてしまいます。

①振動で端子が外れる
②配線がフリーになるので暴れる
③ボディーアース(オーディオなどの金属部分)と接触
④ショートしてヒューズが切れる
⑤場合によってはエンジンが掛からなくなる

簡単に説明すれば、振動で端子が抜ける事で端子のプラス部分がボディーアースなどの金属部分に触れる事でショートしてヒューズが飛ぶと言う事。

ヒューズは電装品を保護する役目があるので、切れると守る事が出来ずにまたショートが起きてしまった時に電装品を傷つけ壊してしまう危険性があります。

抜けてしまう以外でも、断線などで銅線がむき出し状態になっている場合でも同じ事が言えます。

この場合は、ショートする事で配線自体に過電流(想定以上の電気が流れる事)が流れて最悪の場合は配線が燃えて車両火災にもなりますね…

失敗しない為に実践できる対応策!

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そうならないためには、正しい対策をすることが大切だよ。

電工ペンチを使ってかしめる

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1つ目は電工ペンチを使ってギボシをかしめる事です。

電工ペンチは端子をかしめる専用工具で、正しく使うことで接触不良やショートを防ぎます。

ペンチでも固定ができなくはないですが、
抜ける確率が高いので必ず電工ペンチを使いましょう。

流れに沿って取り付ける

また、電気の流れにそって正しく使い分ける事で、

プラス線=電源側
マイナス線=電装品側

というように作業中に端子が接触してショートするのを防ぐことが出来ます。

対応策としては正しいかしめ方も
もちろんですが…

このように向きに注意して取り付ける事も、
対応策と言えるでしょう!

正しい方法を実践する事で、失敗なくギボシを取り付ける事ができます。

電気の流れに沿って使い分ける事で失敗のリスクを減らせる!

以上、ギボシ端子の間違った取り付けで起こる本当に危険な2つの症状と対策を紹介させていただきました。

今回の記事のおさらいです。

間違った取り付けで起こる本当に危険な2つの症状!
接触不良
ショート
症状を引き起こす原因になるものは?
①ギボシのつめが被膜にかかり電気が流れない
②差し込み部分が不十分でかしめがあまい原因に
失敗しない為に実践できる対応策!
電工ペンチを使ってかしめる
流れに沿って取り付ける

今回の記事を読んでいただくと
わかると思いますが、

そもそもの原因には

・つめが被膜にかかり電気を通さない
・差し込みが不十分

2つの事が関係しています。

これは初心者にありがちな事ですが、間違った方法を実践する事で失敗を招いてしまいます…

なので、もし『かしめる際に失敗をしたくない』という方は、

今回の記事を参考に、正しいかしめ方を理解して
これからのカスタムに役立てましょう!

次は実際にかしめ方の方法を見てみよう。

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