ブースト計は飾りじゃない″ターボ車に付けて分かる効果4つとバキューム計との違いを解説″

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見た目がかっこいい。つけてるだけでレーシーに見える

というように、近年では見た目重視のカスタム
として取り付けている方も多いブースト計。

ですがブースト計にはきちんと意味があり、
特にターボ車に取り付ける事で効果を発揮できます。

この記事では、そんなブースト計について取り付けて得られる効果を4つまとめてみました。

また、後半ではバキューム計との違いもまとめているので参考にしてみてください。

この記事でわかる事
✅ブースト計の役割
✅装着して得られる4つの効果
✅バキューム計との違い
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ブースト計はただの飾りではなく加給圧が分かるメーター

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ブースト計=近年では飾りという方もいますが、
本来の目的はターボ車に取り付ける事で加給圧が分かる事

加給圧つまりは、エンジンへと送られる空気の圧縮圧力を測定する事ができます。

アクセルを踏み込む力に反応してブースト計の針が動くことから、レーシーな見た目で飾りで使う人も少なくありません。

ですが今解説した加給圧の計測以外にも効果があるので、事前に知っておくと今後に役立ちます。

他にも分かるブースト計の効果

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ここからは先ほど紹介した以外にも得られる効果についてお伝えします。

ブーストのかかりすぎを防止できる
アイドリングで圧抜けがわかる
0.5病を把握できる

ブーストのかかりすぎを防止できる

1つ目はブーストのかかりすぎを防止できる事。

ターボ車には、本来コンピューター制御により
車種別に決められた最大ブースト値が決められています。

理由はエンジンを壊さないためで、それ以上掛からないようにすれば安全に踏み込む事ができます

ですが、コンピューターの故障や故意にブースト値を上げると設定値以上のブーストが掛かる場合があります。

当然ついていない状態ではわからないので、踏み加減の調整は難しく下手したら踏みすぎによってエンジンを壊すリスクがある。

逆に後付けでブースト計をつける事によりブースト圧が分かるようになります。

その結果としてブーストのかかりすぎを防止できる訳です。

アイドリングで圧抜けがわかる

2つ目はアイドリングで圧抜けがわかる事。

圧抜けはその名の通り圧が抜けている事で、排気漏れなどが当てはまります。よくあるのは、圧力につながるホース類が裂けたり抜けている。

ちなみに数値の見方は

正常な場合は、エンジンを始動した時にアイドリング状態で₋5~₋7の間(負圧)を示す。逆に圧漏れの場合は、アクセルを踏み込んでもブースト計が常に0を示します

0.5病を把握できる

3つ目は0.5病を把握できること。

何その変な名前の病気みたいの?

名通り0.5までしかかからない症状の事だね。

ある条件が重なる事が理由となりますが、アクセルをどんなに踏んでも0.5までしかかからなくなることがあります。

本来であれば目視の確認のしようがないわけですが、ブースト計を取り付けることで症状を把握することができるようになります

ちなみに0.5秒の原因は主にタービン本体の故障や圧抜けなど。症状だけではわかりずらいので、もし知りたい方はブースト計の取り付けは最適です。

※詳しくは【ターボ(過給機付き)車両でよく聞く0.5病って何?気になる4つの原因や解決策を解説!】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

ターボ(過給機付き)車両でよく聞く0.5病って何?気になる4つの原因や解決策を解説!
ターボ(過給機付き)車で稀に聞く0.5病(ブースト圧)について解説。関連する原因4つや解決策をまとめています。後半では防ぐ対策も紹介しているので参考にしてみてください。

よくバキューム計と同じように思われる事もあるが?

ここからはバキューム計との違いについてお伝えします。

バキューム計は負圧を見る
ブースト計は正圧を見る

バキューム計は負圧を見る

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まずバキューム計。

バキューム計は負圧を取ることを目的としたメーター。負圧はマイナスを示すので、アクセルを踏んでも針が0よりも下を示すことが一般的です。

表記は−○。たとえば0.2なら−0.2というようにしまします。

主にNA(自然吸気)車に多く取り付けられます。

ブースト計は正圧を見る

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ブースト計は、負圧と正圧の両方が計れるもの。

アイドリング時は圧がかからないので負圧(-)方向に針が触れる。逆にアクセルを踏み込んだ状態では圧力がかかるので正圧(+)方向へ針が触れます。

主にターボやスーパーチャージャーの
搭載されたエンジンに使用します。

つまり、2つのメーターの違いは負圧を計るのか。正圧を計るかの違いということになります。

2つの違いを理解してうまく使い分けよう

以上、ターボ車にブースト計を付けて分かる効果4つとバキューム計との違いをお伝えしました。

記事でもわかる通り、ブースト計には加給圧を見る役割があります。アクセルの踏み加減に応じて針も反応して動くという仕組み。

ただし、これは複数あるうちの1つの限りません。

他にも

ブーストのかかりすぎを防止できる
アイドリングで圧抜けがわかる
0.5病を把握できる

など。ブースト計ならではの効果を期待できます。

またバキューム計との違いに関しては

バキューム計は負圧を見る
ブースト計は正圧を見る

計測する数値が異なるので車に応じてうまく使い分けてみましょう。

なお、ブースト計やバキューム計に関しては以下でおすすめをまとめているので選ぶ際の参考にしてみてください。

よくある質問

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Q.ブースト計を取り付けると車のブースト値は上がりますか?

A.いいえ。あくまで計測をするものなので、純正値のままです。もし上げたい場合は別途車に合わせてセッティングをする必要があります。


Q.ブースト計はNA車にも取り付けできますか?

A.はい。取り付け自体は出来ます。ただ、正常に動かないリスクがあるので、NA車にはバキューム計のが最適です。

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