【問題解決】車のオーバーヒートの原因(3つ)と実践で使える対処方法

オーバーヒート
この記事は約8分で読めます。

オーバーヒートになるのには原因があるって聞いたけど。どんな事が原因なのかわからない。作業に詳しくなくても出来るのかな。玄人じゃなくて初心者でもできるの?

このような悩みを抱いたことはありませんか?

特に現在同じような症状で解決できずに苦しんでいる方。

かといっていざ作業をしようと車に向かっても、原因が解決できずにどれから手を付ければいいのかわからない事ってありますよね。

原因を先につき止める事は余計な作業を省いて
問題を早急に解決させるため大切な事。

自分では『これだ!』と思っていても、間違った考えのままでは無駄な時間が過ぎるだけです。

実際過去の私も同じ悩みを抱えていました。

ネットなどで検索してもよくわからず、手さぐりに作業をして時間ばかりが無駄になっていた時期もあります。

ですが実際に、作業を教わりながらしていく中で正しいやり方を学び解決への運びとなりました。

今回はその経験を活かして

✅オーバーヒートになる原因
✅実際に起きた場合の対処方法
✅防ぐために出来る事

それぞれ順を追って解説していきます。

記事を読むことで知識を得る事はもちろんですが、これから先のトラブル解決に向けたきっかけを作る事ができるので参考にしてみてください。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

オーバーヒートの原因は大きく分けて3つ!

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E3%83%90%E3%83%81%E3%83%83-15-1.png

車にとってのオーバーヒートは、エンジンが熱を
持ちすぎた事が原因でなる症状です。

もちろん車のエンジンが熱を持つと言う事は走行すれば普通の事ですが…

正常ならある程度の熱を持つと水温は下がります。

オーバーヒートが起こると言う事は、この水温が下がる工程が機能していないことを示します。

では何故機能していないのか?』それにはある3つの原因が大きく関係してきます。

その原因というのが

・冷却系統が原因の場合
・オイル系統が原因の場合
・負荷をかけた走行が原因の場合

3つがあります。

冷却系統が原因の場合

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E5%90%8D%E7%A7%B0%E6%9C%AA%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-2022-02-23T191738.646-1.png

1つ目は冷却系統が原因の場合が挙げられます。

エンジン始動中は、車を動かすうえで
常に高温になる傾向にあります。

そのため、エンジン内部が熱を持ち温度上昇が起こることは避けられません…

結果その繰り返しが【オーバーヒート】となるわけですが…

本来はオーバーヒートになる前に冷却水がエンジン内部を冷やし温度上昇を抑えています。

その仕組みというのが以下のものですね。

①エンジンが熱を持つことで冷却水の温度が上がる②冷却水が熱くなるとラジエーター・冷却ファンなどの働きで冷やされる③温度が下がると、冷却水がウォーターポンプにより再びエンジン内部に循環

ですが、トラブルで冷却水が漏れたりウォーターポンプに不具合が起きてしまうと、エンジンを冷やすといった効果が薄れてしまいます…

オイル系統が原因の場合

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E5%90%8D%E7%A7%B0%E6%9C%AA%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-2022-02-23T191943.484-1.png

2つ目はオイル系統が原因の場合が挙げられます。

エンジンオイルの基本性能は、

・潤滑作用
・密封作用
・冷却作用
・洗浄分散作用
・防錆作用

5つからなり、汚れを取り除いたり。
エンジンの熱を冷却する効果を持っています。

そのため、エンジンオイルを交換しないまま走行をすると、エンジンの劣化により機能低下が起こります。

※詳しくは以下記事を参考にしてみてください。

オイル交換の必要性

【意外と知らない】オイル内に含まれる5つの役割と定期的な交換をする理由
エンジンオイルには5つの役割があり、定期的な交換をする事で性能を維持してエンジンの状態を保ちます。逆に交換を怠ると、役割が機能せずエンジンにダメージを与える事になります。この記事では、そんな役割や定期的な交換を推奨する理由を詳しくまとめています。
この機能の悪化により冷却性能が低下するため、エンジン内部の熱を抑えられなくなります。

その結果温度はどんどん上昇し、
オーバーヒートの原因になります。

負荷をかけた走行が原因の場合

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E5%90%8D%E7%A7%B0%E6%9C%AA%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-2022-02-23T192359.019.png

3つ目は負荷をかけた走行が原因の場合が挙げられます。

エンジンの熱が原因なので、冷却水や
エンジンオイルだけが問題と思われがちですが…

オーバーヒートはこの2つ
以外でも起こります。

それがエンジンに負荷をかけた走行ですね。

車が本来持っている性能以上の運転。

つまりアクセルの踏みすぎで冷却が間に合わず、オーバーヒートを引き起こします。
スポンサーリンク


オーバーヒートが起きた時に実践できる3つの対処方法

もしオーバーヒートが起きてしまった時には
焦らず以下の対処をすることが大切です。

1.エンジンを冷やす
2.冷却水を補充する
3.JAFに連絡

エンジンを冷やす

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E5%90%8D%E7%A7%B0%E6%9C%AA%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-2023-03-27T084739.464-1.png

1つ目の対処方法は、エンジンを冷やす事です。

もし100℃を超えてしまう場合、出来る限り
すぐにエンジンを停車しましょう。

エンジン停車後は、ボンネットを開けて
水温が冷えるまで待ちましょう。

何故、出来る限りすぐに切る事が必要なのか?その理由はこれ以上温度を上げない為です!

温度が上がる=エンジンにダメージを与える。

温度の上昇と共にエンジンが
焼き付いて壊れてしまいます。

また、夏の暑い日に一時的に水温が上がる事もあるので、この場合は暑さが原因ならエンジンを冷やすことで改善される場合があります。

冷却水を補充する

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E5%90%8D%E7%A7%B0%E6%9C%AA%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-2023-03-27T085047.521-1.png

2つ目の対処方法は冷却水を補充する事です。

冷却水が減っている場合には、
冷却水を追加して様子を見ましょう。

この時ラジエーターの中も確認しますが…

キャップは冷えた状態でないと沸騰した冷却水が逆流して危険なので、必ず冷えた状態で外しましょう。

もし減りが普段より激しい場合は、ホースや関連部品の漏れの可能性があります。

そんな時には症状によって
対処する必要があります。

減りが少量で帰宅できる場合は、
一度帰宅して漏れ原因を確認しましょう。

漏れが激しく帰宅が困難な場合は、
JAFに連絡しましょう。

JAFに連絡

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: Dyna-JAF-600x450-1.jpg

3つ目の対処方法はJAFに連絡する事です。

間違っても無理に走行する事はお勧めしません!

何故なら、漏れた状態で走行するとエンジンにダメージを与える為です。

少しの走行は大丈夫かもしれませんが、走行ごとにダメージを与えるので最終的には走行不能となります。

なので、無理に走行はせずJAFに連絡する
ことを推奨します。

呼ぶ場合は、会員と非会員で料金が変わってくるので事前にJAF会員になっておくと最適です。

会員、非会員の料金の違いについては以下でまとめているので参考にしてみてください。

オーバーヒートを起こさないためにはどんな対策をすればいい?

オーバーヒートを起こしてしまった際には、
このように早めに対処する事で

トラブルを最小減に抑えることができます。

では、起こさないためにはどのよう対策を
とればいいのか?

いくつかご紹介していきます。

オイルや冷却水を定期的に確認する

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E5%90%8D%E7%A7%B0%E6%9C%AA%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-2022-02-23T192938.651-1.png

まず1つ目としてエンジンオイルや
ラジエータ内の冷却水を定期的に確認する事です。

毎日でなくてもいいので、月一程度で
量を確認しましょう。

定期的に確認する事で、

・ホースの漏れ
・ホースの裂け

2つを事前に見つける事が出来るので
オーバーヒートの防止になります。

交換時期でオイルや冷却水を交換する

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E5%90%8D%E7%A7%B0%E6%9C%AA%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-2022-02-23T193005.980-1.png

2つ目は交換時期でオイルや冷却水を交換する事です。

エンジンオイルや冷却水は距離と共に効果が劣化するので、交換時期ごとに交換をする事で熱対策が出来ます。

たとえば、

・冷却水であれば2~3年ごとに交換
・オイル交換なら5000km前後で交換。

というように、決められた時期で
正しく交換しましょう。

冷却水(クーラント)の交換

冷却水を交換する場合、交換するだけで
なく適切にエア抜きをする事が大切です。

詳しくは別記事にて紹介
していますが…

この工程は大切な事なのでしっかり対処しましょう!

クーラント交換でエア抜きが必要な2つの理由と故障に繋がる危険な症状 ≫

クーラント交換でエア抜きが必要な2つの理由と故障に繋がる危険な症状
当記事では、クーラント液(冷却水)のエア抜きをする上で知っておきたい。エア抜きをしないと起こる症状について解説していきます。 症状を事前に理解しておけば、どうしてエア抜きは必要なのか?エンジンに与える危険性を知るきっかけになります! また、記事の前半ではエア抜きする理由も交えて解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

エンジンオイル

エンジンオイルも同様に早めの交換が大切です。

簡単に言えばエンジンを壊さない為なのですが、結構後回しにする方が多いです…

一見、『ただのオイルでしょ?』と思う方が多いかもしれませんが、走行する上で欠かせない物なので早めの交換が大切です!

交換の必要性については、以下記事を参考にしてみてください。

【意外と知らない】オイル内に含まれる5つの役割と定期的な交換をする理由 ≫

【意外と知らない】オイル内に含まれる5つの役割と定期的な交換をする理由
エンジンオイルには5つの役割があり、定期的な交換をする事で性能を維持してエンジンの状態を保ちます。逆に交換を怠ると、役割が機能せずエンジンにダメージを与える事になります。この記事では、そんな役割や定期的な交換を推奨する理由を詳しくまとめています。

関連する部品やパーツを交換

3つ目は関連する部品やパーツを交換する事です。

関連する部品やパーツは以下のものですね。

・ラジエーターの破損
・ウォーターポンプの故障
・サーモスタットの故障
・ホースの裂け
・オイルパンからの漏れなどがあります。

これらのパーツは、走行距離や年式とともに
劣化することで起こります。

もし点検中に見つけた場合には、
早めの交換がおすすめとなります。

このように自分に出来る事を普段から実践する事で、
オーバーヒートを起こさない対策ができます。

1つ1つの積み重ねが大切なので、
車に合わせて実践してみましょう。

記事のまとめ

以上、オーバーヒートが起きた時の車の症状と対処法を紹介しました。

今回の記事のおさらいです。

オーバーヒートの原因
冷却系統が原因の場合
オイル系統が原因の場合
負荷をかけた走行が原因の場合
オーバーヒートが起きた時に実践できる3つの対処方法
エンジンを冷やす
冷却水を補充する
JAFに連絡
オーバーヒートを起こさないためにはどんな対策をすればいい?
オイルや冷却水を定期的に確認する
交換時期でオイルや冷却水を交換する
関連する部品やパーツを交換

オーバーヒートは、エンジンが熱を
持ちすぎた事が原因でなる症状です。

症状の悪化でエンジンを壊す事にも繋がる危険な症状です。

『水温が上がっても走行していれば下がるから大丈夫』
過信しすぎるのは危険です。

オーバーヒートの原因が分からない方にとっては、意味がわからず難しいかもしれません。

しかし、今回のように正しい知識をつける事で、今後のトラブル回避に役立つ情報が身につきます。

オーバーヒートの問題を解決したい。そんな方はぜひ参考にしてみてください。

当サイトでは他にも修理項目や費用についても解説しているので、合わせて参考にしてみてください。

車のオーバーヒートに直接関係する6つの修理項目と依頼した場合の費用 ≫

車のオーバーヒートに直接関係する6つの修理項目と依頼した場合の費用
この記事では、オーバーヒートに関連する6つの修理項目について解説しています。オーバーヒート=必ずしも原因があるので、この機会に修理箇所を理解して早めの交換を心がけましょう。
(Visited 1,341 times, 1 visits today)
タイトルとURLをコピーしました