【5分も必要ない!】オイルエレメントを簡単に交換するやり方と正しい処理の方法

オイル
この記事は約8分で読めます。

・オイルエレメントの交換方法が知りたいんだけど。
・どうやって交換すればいいんだろ。
・手順があるなら今後のために知っておきたいな。

このような悩みを抱いたことはありませんか?

特に現在同じような問題で苦しんでいる方。

なら車屋さんにお任せすればいいのでは?』と思う方もいますが…

依頼すると費用に加えて工賃や時間も制限されるので、自分の都合に合わせたい人には向きません。

交換目安は以下を参考に
オイルフィルター(エレメント)の交換をお店に依頼すると費用はどのくらい?
この記事では、オイルフィルター(エレメント)の交換をお店に依頼すると掛かる費用についてまとめています。依頼するといくらになるのか?費用は高くなるのか。安くなるのか。詳しく知りたい方は参考にしてみてください。

かといっていざ作業をしようと車に向かっても、どれから手を付ければいいのかわからない事ってありますよね。

手順を先に知る事は余計な作業を省いて
問題を早急に解決させるため大切な事。

自分では『これだ!』と思っていても、間違った考えのままでは余計なパーツまで取り外して無駄な時間が過ぎるだけです。

実を言うと過去の私も同じ悩みを
抱えていたことがありました。

初心者の頃、ネットなどで検索してもよくわからず手さぐりに作業をして時間ばかりが無駄になっていた時期もあります。

ですが実際に、一から作業を教わりながらしていく中で正しいやり方を学び解決への運びとなりました。

今回はその経験を活かして交換のやり方や交換後にやる事なども含めて一緒に解説していきます。

記事を読むことで知識を得る事はもちろんですが、これから先のトラブル解決を自分でできるのようになるで参考にしてみてください。

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エレメント交換は何故必要?交換する意味とは?

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まず、交換前に知っていただきたいことですが、詳しくないと『エレメントってなんで交換が必要なの?』と考える方も少なくないでしょう。

ですが、皆さんが思っている以上に
エレメントの交換は重要になります。

というのも、オイルエレメントとは、オイルの汚れをろ過するためのフィルターを意味しています。

たとえるなら、お茶を急須に入れるイメージで想像するとわかりやすいのではないでしょうか?

急須にお茶を入れる時って、間に茶こしをかぶせるよね?

こんな感じで↓

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茶葉が混入しないようにでしょ?

そう。実はエレメントも同じようなもので、急須をエンジンとするなら茶こしはエレメント

エンジン内部で循環する際に、溜まったオイルの塊をエレメントで受け止めて詰まるのを防ぎます。

簡単にまとめれば以下のようになります。

①エンジンオイルは走行しながらエンジン内部を循環
②循環とともに汚れを取り込む。
③取り込んだ汚れオイルは個体となる。
④個体となったオイルは、エレメントで溜まり一緒に循環するのを防ぐ

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つまり、個体となった塊のオイルを
エレメントに溜めておく事ができる訳です!

なら交換する意味は?

汚れの詰まりを防ぐためだね!

いくら溜めておく事ができても、容量に限りがある為そのまま放置すると詰まります。

その結果が冒頭でも軽く紹介した

・性能の低下
・エンジンブロー

2つの症状の原因となる訳です。

そのため、早めの交換が必要となります。

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オイルエレメントの交換に準備する物

では、エレメントの交換を実際にやろうと思った時、どの工具が必要になるのでしょうか?必要なものについて紹介しましょう。

交換に必要なものですが、

・エンジンオイル
・オイルエレメント
・工具(ラチェットハンドル・フィルターレンチ)

など基本的なものがあればDIY(自分)
でも交換はできます。

エンジンオイル

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エンジンオイルは、エンジン内部の冷却や汚れを取り除いたりと、エンジン内をきれいにするものです。

オイルに関しては車もしくは車種によって適合するものが変るので、事前に調べた上で使うといいでしょう。

オイルエレメント

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古いエレメントと交換する用として準備しましょう。

オイルフィルターレンチ

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オイルエレメントを外すための
専用工具になります。

ラチェットハンドルと組み合わせる事で、
力の弱い方でも簡単にエレメントを外す事ができます。

ラチェットハンドル

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エレメントを取り外す際にフィルターレンチと組み合わせる工具です。

工具自体は単品でも購入可能ですが、オイル以外でも作業をする方にはセットで揃えるのも1つの手です!

オイルエレメントの交換方法

それでは準備の方ができたら
交換方法へと移ります。

今回はエレメント交換がメインなので
オイル交換の方法については省略します。

もし一緒に交換するのにオイル交換の方法の知りたいという方は、以下【【エンジンオイル交換の方法】】を参考にしてみてください。

車のエンジンオイル交換を簡単10分で済ませる手順と後処理のやり方
当記事では、車に乗る上で知っておきたい。自分(DIY)でやるオイル交換の方法について解説しています。 この記事で解説している事を実践できれば、実際に交換時期が来た場合に自分の好きなタイミングで交換ができるようになります。 結果として余計な費用を抑える事にもつながります。 また、記事の後半では交換後のオイル(廃油)処理も合わせて解説しています。

フィルターレンチを使い緩める

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まず初めにフィルターレンチを使い、
反時計回りに回しましょう。

フィルターレンチはエレメントを取り外すための特殊工具で、交換の際に必要になります。

ラチェットハンドルと組み合わせる事で
簡単に外す事ができます。

ある程度緩めたら手で取り外す

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一通り回すと緩んでくるので、
その後は手で外しましょう。

オイルエレメントを取り付ける

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取り外す事ができたら新しい
オイルエレメントと取り替えます。

取り付けるエレメントにはあらかじめ
画像のようにオイルを塗っておきます。

フィルターレンチを使い締め付ける

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オイルを塗る事ができたら、取り外した時と
逆の手順で取り付けていきましょう。

最初は手で軽く回し、ある程度締め付けたら
最後にフィルターレンチで締め付けます。

オイルを補充して作業は終了

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締め付けまで出来たら後はオイルゲージを
確認しながらオイルを補充するだけです。

オイルゲージの開け方や確認のやり方がわからない方は以下を参考にしてみましょう。

オイルレベルゲージの開け方からオイル量を目視で確認する手順まで!
この記事では、車に乗る上で知っておきたい。オイルレベルゲージの開け方からオイル量を目視で確認する手順について解説しています。 レベルゲージの開け方を事前に理解しておけば、オイル交換後の補充量や汚れ具合の点検の目安を確認する事ができます! また、記事の後半ではオイルゲージからエンジンオイルの交換目安を判断する方法も合わせて解説しているのでぜひ最後までご覧ください。

合わせておすすめ!交換後に確認する事項

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エンジンをかけてオイルを循環させよう

オイルの補充まで終わったらエンジンをかけていきましょう。

エンジンをかける理由としては、全体にオイルをいきわたらせる為です。オイルが全体にいきわたることで、性能低下を抑えます。

時間でいえばだいたい20~30分ほどアイドリングをするといいでしょう。
 

同時進行で漏れの確認をするのもおすすめ

その同時進行で、オイル漏れも一緒に確認してみるとなおいいね!

交換後に漏れる事ってあるの?

基本はないけど、エレメントの締め付けが緩かったりなめ切った状態の場合は漏れる可能性が高いね。

ですので、交換方法をしっかりと守り
安全な作業を心がけてみてください!

交換後の処理方法について

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交換後は取り外したエレメントを処理
しようとなるかと思いますが…

ここで疑問に思うのが、『エレメントってどう処理すればいいのだろう?』ではないでしょうか。

確かに、いつもは車屋さんに交換してもらっているから考えた事もなかったけど…自分でやる場合はどう処理すればいいんだろ。

オイルエレメントって言っても様々なパーツから形成されてるからね。

なら燃えないゴミに出せばいいや

という訳にもいきません。

基本的に個人で廃棄処理するのは無理に等しい

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分解すれば鉄部分だったり、ゴムの部分だったり
複数を個別に分類しなければいけません。

鉄は鉄として。焼却が必要な物は燃やす。

焼却ができないものは決められた場所に埋める必要が出てきます。

この事を踏まえても、まず個人として
処理する事は無理に等しいと言えます。

おすすめはカー用品店や車屋さんで回収してもらう事

ならどうすればいいねん。

購入した場所やカー用品店・車屋さんなんかがおすすめだね。

たとえば、ネットショッピングで購入した場合なら、購入したショップで回収をしている場所もあります。

カー用品店や車屋さんなら専門の業者と提携しているので、無料で回収してくれる場合も多いですね。

ただ、どうしても自分でやりたいんだ!そんな方には【オイルフィルターカッター】がおすすめです。

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オイルフィルターカッターって何ぞ?

簡単に言えば分解するためのパーツだね。

画像のように挟み込んで固定。固定後はフィルターレンチなどでエレメントを回すと、固定された刃で切り込みができて中身が取り外せるという訳です。

・切断したオイルフィルターをケース(金属)
・フィルター(ろ過紙)
・ゴムパッキン

と分別することで廃棄ができます。

ただ、結局は分別後に自分でそれぞれ決められた廃棄場所に持っていく事になるので、手間がかかる方法ではありますね。

ですが、自分でいろいろやってみたい方にとっては便利な方法です!

どのやり方でやるかは自分次第なので、それぞれ合った方法を実践してみましょう。

エレメント交換をして正しく処分しよう!

以上、オイルエレメント交換の方法と正しい処分の方法を解説しました。

今回の記事のおさらいです。

エレメント交換は何故必要?交換する意味とは?
・性能の低下
・エンジンブローを防ぐため
オイルエレメントの交換に準備する物
エンジンオイル
オイルエレメント
オイルフィルターレンチ
ラチェットハンドル
オイルエレメントの交換方法
フィルターレンチを使い緩めて外す
ある程度緩めたら手で取り外す
オイルエレメントを取り付ける
フィルターレンチを使い締め付ける
交換後の処理方法について
基本的に個人で廃棄処理するのは無理に等しい

おすすめはカー用品店や車屋さんで回収してもらう事

今回の記事を読むとわかりますが、エレメント交換をする目的は、目つまりを防ぎエンジン保護につなげる事です。

興味のない人からすればオイル交換だけで
いいと思われがちですが…

・オイルだけでは目つまりを起こす
・エレメントだけでは汚れを取り切れない

オイルとエレメントの2つを交換する事で初めてエンジン保護と言えます。

なのでこれから交換を考えている方は、オイルだけでなくエレメント交換も忘れずするようにしましょう。

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