
エンジンオイルとエレメントはどのタイミングで交換がいいのか知りたいんだけど。同時交換がいいのかな?それとも別々かなぁ?
以上のような疑問にお答えします。
✅ それぞれのおすすめの交換の目安が知りたい
当記事では、車の整備をする上で知っておきたい。エンジンオイルとエレメントの交換する目安についてご紹介します。
この記事で解説している事を理解できれば、知識として覚えておくことも出来ますし、実際に作業の参考にできます。
また、同時交換or別々で交換どちらが最適か分かれば
エンジンにどのような影響があるのかもわかります。
詳細を知る事は解決への第一歩です。
まずはどのタイミングで交換が最適なのかを明確にした上で、交換目安についても学んでみましょう。

ちなみに、エンジンオイル・エレメントって何?という方は以下を先に読んでみましょう。
【意外と知らない】オイル内に含まれる5つの役割と定期的な交換をする理由 ≫

【初心者から学ぶ】オイルエレメントの仕組みと車で使われる本当の意味 ≫

エンジンオイルとエレメント交換するなら同時と別々どっち?
それでは早速見ていきますが、
結論は同時交換が推奨です。
結論は同時交換が推奨
理由は簡単で、結局はオイルが抜ける
ことに変わりは無いためです。
オイル交換は、下のドレインボルトまたは上抜きによって古いオイルを抜き取る作業。
抜き取ったあとは新しいオイルを補充。
エレメント交換は、エレメントを取り外して
新しいものと取り替える作業。
オイル交換は何となく抜くのは想像できると思いますが…
エレメントに関しても同じで、取り外したときに少なからずオイルが抜けます(1Lほど)。
つまり、どちらも作業自体は余り変わらないので別々でやると手間が増えるだけな訳ですね。
また、別々でやるとオイル交換を先にやった
場合にエンジン側のオイルは綺麗な状態。
エレメント側は汚れたオイルが残るので、
2つが混ざった状態で性能が低下することになります。
そのため、どうせやるなら同時交換して全体的に綺麗なオイルが馴染んだ方のがおすすめと言えます。
ただし、エレメントは毎回変える必要は無い
とはいえ、必ずエレメントも毎回変えるのか?
と言われればその必要もありません。
なぜなら、エレメントはエンジン内部のオイルのように汚れが激しい訳では無いためです。
仕組みとしてオイルエレメントは、オイルの汚れをろ過するためのフィルター。
ろ過=分離すること。

説明だけだとよく分からんのだけど。

そんな方のためにお茶の急須を例に例えて見よう。
急須にお茶を入れる時って、間に茶こしをかぶせますよね?
こんな感じで↓

どんな理由からだと思う?

茶葉が混入しないようにでしょ?

そう。被せる理由は茶葉の混入を防いで詰まるのを防ぐため。
実はエレメントも同じようなもので、急須を
エンジンとするなら茶こしはエレメント。
エンジン内部で循環する際に、溜まったオイルの塊(スラッジ)をエレメントで受け止めて詰まるのを防ぎます。
といっても、オイル交換1回程度ではエレメントは交換するほど詰まる訳ではないので毎回の交換が必要ないという訳です!
それぞれのおすすめの交換の目安
最後にそれぞれのおすすめの交換の目安について。
エンジンオイルは5000km〜
まずはエンジンオイル交換から。
オイル交換の目安は5000kmからとなります。
5000kmを超えたあたりから汚れが目立ってくるので、少し早めを意識して交換をする事でエンジン保護につながります。
逆に1万km超えて交換になると、オイルの性能低下によりエンジンにダメージを与えるのでおすすめしません。
かと言って、1000〜2000kmなどの早すぎる交換もあまり意味が無いので注意しましょう。

オイル交換の手順を合わせて知りたい方は、次の記事を参考にしてみましょう。
車のエンジンオイル交換を簡単10分で済ませる手順と後処理のやり方 ≫

オイルエレメントはオイル交換2回に1回
エレメントに関してはオイル交換2回に
1回が最適となります。
上記でも言ったように、すぐに汚れる部品では無いので毎回変える必要はありません。
オイル交換2回に1回の交換を目安に実行しましょう。

オイルエレメント交換の手順を合わせて知りたい方は、次の記事を参考にしてみましょう。
オイルエレメントの簡単(5分)な交換手順と正しい処分(処理)の方法 ≫

2つの交換の目安を理解して作業に役立てよう
以上、エンジンオイルとエレメント、交換するなら同時?それとも別々どちらなのかについてご紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
ただしエレメントは毎回変える必要は無い
オイルエレメントはオイル交換2回に1回
記事でもわかる通り、もし実践するなら以下が最適です。
・エレメントはオイル交換2回に1回
いずれかの時期で交換を心がけましょう。