テールランプとストップランプは違うって聞いたけど本当なの?別々で点灯する意味が分からないので知りたい。自分でも知っておきたいので詳細を教えてほしい。
こんな疑問にお答えします。
✅テールランプ・ストップランプの違いが知りたい
✅テールランプと分けて点灯させる意味が知りたい
この記事では、車に乗る上で知っておきたい。車のテール&ストップランプの違いと点灯させる際に別々に光らせる意味について解説していきます。
テール&ストップランプの違いを事前に理解しておけば、どうして2種類あるのか?本当に分けて点灯させる必要はあるのか詳しく知る事ができます。
また、記事の後半ではテールランプと分けて点灯させる意味も合わせて解説しているのでぜひ最後までご覧ください。
テールランプ・ストップランプとは
まず初めに、テールランプ・ストップランプ
とは何かについてみていきましょう。
テールランプとは?
テールランプは尾灯(びとう)とも呼ばれ、
走行していることを後続車に知らせるものです。
特に夜間は見えずらく、どこに車がいるのか
目視がしにくい状況です。
そんな時にこそテールランプは意味を成します。
仕組みとしては、スモールランプの
スイッチをONにすることで点灯。
スイッチをOFFにすることで消灯になります。
さらに詳しく知りたい場合は、【車のテールランプとは?点灯させる意味や正しいタイミングについて】を参考にしてみてください。
ストップランプとは?
ストップランプは、ブレーキペダルを踏み込んだ際に点灯するランプをさします。
その目的としては、後続車に減速したことを
知らせるというものです。
仕組みとしてはブレーキペダルを踏み込むことで点灯。離すことで消灯となります。
よくテールランプと一括りに間違われる事が
ありますが、全くの別物と考えてください!
確かに旧車や軽自動車には、テールとストップが一体型のダブル球というものがあります。
ですが、これは電球内にフィラメントが2つ入っていて、全く別の動きをします。
ブレーキべダル踏む=ストップランプ点灯
テールランプは、スモールスイッチをONにすると自動で点灯して後続車にいる事を知らせます。
逆にストップランプは、スイッチに関係なく
ブレーキペダルの踏み具合で点灯するか決まります。
つまり意味としては全くの別物となる訳ですね!
さらに詳しく知りたい場合は、【車のブレーキ(ストップ)ランプとは?点灯させるタイミングや意味は?】を参考にしてみてください。
テールランプと分けて点灯させる意味は?
では、ここで疑問に思うのが、何故使い分けて点灯させる必要があるのか?と言う事でしょう。
ですが理由は簡単です!
・トラブルで電源が入らなくても対応できるように
この2つがある為です。
夜間でも後続車に減速する事がわかりやすいように
まず1つ目の理由として、夜間でも後続車に減速する事がわかりやすいように
と言うのがあります。
先程、
ストップランプは減速を後続車に知らせるもの。
こう言いましたよね?
比べてみてもわかる通り効果が全く違ってきます。
では、たとえばテールランプだけだったらどうなると思いますか?
まず、昼間だったら存在は分かるし、
点灯すれば何となく減速がわかりますよね?
逆に夜間の場合は、テールランプは常時点灯となってしまうので、たとえ減速したところで光量は変わらず追突の危機になりやすいですよね?
分ける理由は、こういった事故を防止する為に
あると言えます。
なので、テールランプとストップランプを分けて
点灯させる事に意味があると言えます。
ちなみに、ネタとしてブレーキランプ5回点滅させるっていうのがあるけど、走行中にやると紛らわしくなるからやめようね。
どんな意味があるの?
アイシテルのサインになるんだけど、理由については【ブレーキを5回点滅すると【アイシテルのサイン】になるその真相とは?】を参考にしてみてね。
トラブルで電源が入らなくても対応できるように
もう1つの理由として、トラブルで電源が入らなくても対応できるようにというのがあります。
これは、事故が起きて電装系統の電気がほとんど遮断された時に、影響を受けずにペダルを踏んで後続車に追突されないようにする意味があります。
たとえば、ある日走行中に事故にあったとしましょう。
この時、あたりが悪くキーをひねっても
スモールスイッチが反応しません。
スイッチが反応しない=テールランプが点灯しない。
そうなるとどうなるかというと、後続車に追突される危険性が出てくるわけです…
では逆に、ブレーキペダルで点灯する
ストップランプはどうでしょう?
常時電源が流れている訳ですから、
ペダルを踏めば簡単に点灯しますよね?
常時電源=スイッチをONにする必要がない。
こうなる訳ですから、ACC~上の電気が使えなくなっても、ブレーキランプさえ無事なら2次災害を防ぐ結果にもつながる事になります。
分ける理由にはこういった意味が隠されている訳ですね!
事故を未然に防ぐためには2つを分ける事は必要不可欠!
以上、テール・ストップランプの違いや2つを分けて点灯させる意味を解説しました。
今回の記事のおさらいです。
仕組みとしては、スモールランプのスイッチをONにすることで点灯
仕組みとしてはブレーキペダルを踏み込むことで点灯。離すことで消灯
トラブルで電源が入らなくても対応できるように
今回の記事を読んでいただけるとわかる通り、テール・ストップランプはそれぞれ無くてはならないもの。と言う事がわかります。
一見、『どちらか一方で平気でしょ?』となるかもしれませんが、
ストップランプは減速を後続車に知らせるもの。
それぞれ決まった役割があります!
お互いがデメリットを打ち消しあう事で、突然来る事故を事前に防止できる結果を作る訳です!
なので、もしどちらかが球切れを起こした際には、
早めの交換をして事故を未然に防ぎましょう!
ちなみにバルブにはいくつか種類があるので、使われるバルブを合わせて知っておくとおすすめです。