接続コネクター3328はエーモンから出ている商品の一つ。主に配線同士を繋げる際に役立つパーツで、カスタムを前提として使いたい方にお勧めです。
ただ、実際に使ったことがないとどういった
パーツなのかよくわかりませんよね。

そこでこの記事では、接続コネクター3328の基本情報や使い方・配線につなぎ方・活用法をまとめてみました。
✅正しい使い方
✅配線のつなぎ方
✅活用法
接続コネクター3328は細線から太線に変換できるパーツ
接続コネクター3328はエーモンから出ている接続パーツ。
仕組みとしては電源側の配線に接続コネクター3328を噛ませる⇒もう片方の接続コネクター3328と繋げる。
接続コネクター3328の内部に刃がついていて、配線に食い込むことで電気が導通。導通した電気がお互いに流れる仕組み。
配線自体は本来であれば太さの違う配線同士は繋ぐ事は出来ない。仮に無理やりつなげようとすれば、配線同士に電気が流れた際に容量を超えて配線自体が燃える危険性があります。

ですが接続コネクター3328なら細線にも対応しているので、細線から太線までサイズを変えて取り付けたい人に最適です。
実際の繋げ方
ここからは実際の繋げ方について。やり方を以下でまとめているので一緒に参考にしてみてください。
STEP2:ペンチもしくはプライヤーで挟んで固定する
STEP3:コネクター同士を連結させる
STEP1:接続コネクターに配線をセットする
今回は繋げ方がメインなので、用意する
ものは最小限のパーツでOKです。
初めは接続コネクターに配線をセットする事から始めましょう。
配線を通す位置は矢印の穴。
奥までしっかりと差し込むことで、
途中で抜けやすくなるのを防ぎます。
STEP2:ペンチもしくはプライヤーで挟んで固定する
ペンチもしくはプライヤーで挟んで
固定していきましょう。
やり方は簡単で、真ん中あたりにペンチもしくは
プライヤーを設置し挟み込むだけです。
『カチッ』と音がするまで
押し込んで固定すればOK。
片側が終わったら反対側も同じ
ように固定しましょう。
STEP3:コネクター同士を連結
配線を差し込むことができたら、
最後にコネクター同士を連結させましょう。
連結の仕方については画像のようにどちらか
一方を上下回転させて差し込みます。
奥まで差し込み『カチッ』と音が
したらロックされた状態になります。
ロックまで出来れば3328の作業は完了です。
ただし使う場合は幾つか注意が必要
ただし、実戦で使う場合は幾つか注意が必要
なので事前に把握しておきましょう。
使用可能電力
3330・3331 接続コネクターとは接続できない
適合サイズが決まっている
まず適合サイズ。
細線から太線まで対応ですが、0.5sq以上の
太さは対応していないので注意が必要です。
使用可能電力
2つ目は使用可能電力。
使用可能電力はワット(w)表記で表され
・AV(S)0.5sq使用の場合(DC12V車・36W以下/DC24V車・72W以下)

w(ワット)って何?

消費電力を示す単位のことだね。
電流が流れた時にどのくらいの電気を消費して使うのかを見ます。
ワット (W)が高ければ消費電力も高く負荷がかかる。ワット (W)が低ければ消費電力も低く負荷がかからないことになります。
それ以上使った場合は本体が壊れる危険があるので、範囲内で使う事が大切です。
ちなみにワット(w)を求める計算式は【車の電装品の消費電力を表す単位ワット(w)と″電力を求める場合の簡単な計算式を解説″】でまとめているので一緒に参考にしてください。

3330・3331 接続コネクターとは接続できない
3つ目は3330・3331 接続コネクターとは接続できない。
接続コネクターには
・3330
・3331
3つがありますが、サイズが異なるので種類の
違うコネクターは連結する事は出来ません。
接続コネクター3328の活用法
最後になりますが、接続コネクター3328だから
できる活用法についても見ていきましょう。
細線+太線で繋げたい場合
細線同士を繋げたい場合
まず細線同士を繋げたい場合。
一般的によく見る配線をつなげるパーツはギボシ端子などの補助パーツ。
接続コネクターのように連結させる事で配線同士で電気を導通させることができますが、大抵の場合が太線に対応したもの。0.5sq~なので細線に使うことができません。
※無理に繋げようとすれば繋げた配線が抜けやすくなるのでお勧めはしない。

そこで役立つのが接続コネクター3328。細線にも対応しているので、細線同士を連結させたい人に最適です。
細線+太線で繋げたい場合
また、細線+太線で繋げたい場合にも最適。片方を細線、もう片方を太線にする事で0.2~0.5sqまでの配線を連結することができる。
特に細線をよく使用する電装品と繋げたい場合に役立ちます。
※詳しいやり方については、【【0.2〜0.5スケアに変換して細線と太線を接続する方法 】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。
記事のまとめ
以上、【エーモン】接続コネクターの仕組みと”作業に応じた使い方”についてお伝えしました。
記事でもわかる通り、接続コネクターはエーモンからから出ているパーツ。作業で活用することでギボシ端子のように配線同士をつなぐことができます。
使用可能電力
3330・3331 接続コネクターとは接続できない
細線+太線で繋げたい場合

使い方次第で様々組み合わせもできるので、うまく使い分けて自分に合ったカスタムをしてみてください。
よくある質問Q&A
Q.0.5sq以上の配線と繋げる事は出来ますか?
A.いいえ。3328ではできないので、もしやりたい場合は3330や3331を使いましょう。
詳しくは以下でまとめているので一緒に参考にしてみてください。
Q.似たようなもので一体型のものはありますか?
A.はい。同じ接続コネクターの3331が一体型となります。※詳しくは【【エーモン】接続コネクター3331の基本の使い方と配線のつなぎ方″作業で役立つ活用法を解説″】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。
Q.ヒューズから電源を取りたいのですが、組み合わせて使う事は出来ますか?
A.はい。別売りのパーツと組み合わせる事で簡単に組み合わせる事ができます。※詳しくは【【0.75sq⇒0.2sqに変換】ヒューズ電源+接続コネクター(3328)の繋げ方】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。