・油圧警告灯について聞きたいんだけど
・点灯するとどうなるの?
・点灯した場合はどうすればいい?
このような事をたまに聞くことがあります。
油圧警告灯=名前くらいは知っていたもの、『どのくらい重要なものなのだろう』とそこまで深く考えてはいませんでした。
ですが実際に調べていくと、点灯状態から放置する事でエンジンにダメージを与える結果となることが分かりました。
また最悪の場合はエンジンを壊すことにも
なるので危険性はもちろん。
早めの対処方法についても知っておく必要があります。
この記事では、『油圧警告灯について詳しく知っておきたい』そんな方向けにまとめています。
油圧警告灯が点灯すると走行にどんな支障があるの?
率直に言えば、状態次第では車が壊れてしまう原因を作ります。
油圧警告灯は、本来オイルに何らかの
異常が起きた時に点灯します。
点灯するのには異常を知らせる意味があるので、点灯するだけでも危険なのですが…
点灯してもなお走行を繰り返してしまった場合、
・エンジンの焼き付き
2つの事が起こってしまいます。
ノッキングが起こる
1つ目はノッキングの症状。
ノッキングとはスムーズに
車が加速しない事をさします。
冷間時やエンジン始動時に無理やり発進しようと
すると、思うように進まない事ってありませんか?
ノッキングは症状が似ていて、
いつもより加速が鈍くなったりする症状ですね。
状態によりますが、症状が重くなると信号待ちなどで突然エンジンが止まったりなどがあります。
エンジンの焼き付きが起きる
2つ目はエンジンの焼き付き。
エンジンの焼き付きは名前のとおりエンジンが焼き付いてしまう症状ですね。
オイルがほとんどなかったり、冷却機能がなくなり温度が下がらなくなる事で起こります。
焼きついてしまうとエンジン本来のパワーがでないので
・大きな異音がする
・エンジンがとまったりかからなくなる
このような症状が出てしまいます。
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【油圧警告灯】の重要性
このように油圧警告灯は危険な
警告灯ではありますが…
その反面で、危険を知らせてくれるので車に
とってはなくてはならないものでもあります。
車に無くてはならない警告灯
たとえば、油圧警告灯が存在しなかった場合…
もし危険な状態でも目視では症状に出にくいので、中々気づくことが出来ず手遅れに…なんて事にもなる訳です。
普段から車のメンテナンスをこまめに
している方なら問題ありませんが…
『車は乗るだけで何もしない』
こんな方にとっては必要不可欠なものですね。
ただし、異常がなくても点灯する場合がある
ですが、必ずしもオイルの異常が原因で点灯するとは限りません。
条件が重なると異常がなくても点灯する場合があります。
それがセンサーの故障です。
本来はエンジン⇒センサー⇒警告灯と言う流れで
状況に応じて点灯の有無をしています。
オイルに異常が起こればセンサーを経由して
警告灯が点灯。問題がなければ反応しないというように。
ですが、センサー事態が故障すればコンピューター内で異常と判断されて点灯するという訳です。
そうなった場合には正しい
対処をする必要があります。
走行中に警告灯が点灯した時に対処すべき事!
・もし警告灯が点灯したらどうすればいいのだろう?
・対処方法が知りたい
こんなお悩みの方にここからは対処方法についても紹介します。
今回は、オイルに異常があり警告灯が点灯と
仮定して対処方法を見ていきます。
エンジンオイルランプは必ずしも停止中や
自宅にいる際に点灯する事は少なく…
運転中に突然点灯する事が多いです。
できれば見たくないという方は多いかと思いますが…
警告灯は本来危険を感知した際に点灯するものなので点灯するのはありがたい事です。
もしなった場合には以下の手順で確認してみましょう。
停車できる場所に停める
ボンネットを開けオイルの確認
オイル量が少ない場合
オイル量が正常な場合
停車できる場所に停める
まず安全な場所に停車させる事を優先させます。
油圧警告灯の点灯にはオイルに異常があった時に点灯するものなので、
・エンジンの焼き付き
2つの事を想定しつつスピードを出すのはなるべく避け、
大きな振動を与えないようにして停車させましょう。
・高速道路ならパーキングエリアや路肩
停車する事ができたらハザードランプ。
他にもできれば三角掲示板や発炎筒も使用
すると後続車にわかりやすいです。
ボンネットを開けオイルの確認
無事上記の事ができたら、ボンネットを開け
オイル量を確認しましょう。
オイル量の確認は、※オイルレベルゲージから
確認することができます。
※エンジン付近にある黄色いゲージが
ついたもの。
状況に応じて対処する
最後はオイル量の状況に応じて対処しましょう。
確認事項は
・オイル量が正常な場合
オイル量が少ない場合
確認した際にオイル量が半分以下だった場合、オイルを補充する事で対処できます。
その際に、補充するオイルは極力同じ
ものを使用しましょう。
その時だけ一時しのぎでなら大丈夫ですが、関係のないオイルを入れて長距離を走行してしまうとエンジンの寿命をさらに縮めてしまいます。
また、カー用品店が近くにあればいいですが、停車した場所によっては補充が困難な場合もあります。
そんな時は迷わずJAFロードサービスなどに連絡してオイルを届けてもらいましょう。
オイル料金はかかりますが、JAF会員ならその他料金はかかりません。
もし会員でない場合はこちらからJAFに入会する事が出来ます。
オイル量が正常な場合
オイル量が正常でチェックランプが点灯
している場合は要注意です!
症状にもよりますが、エンジンの焼き付きなど
様々な事態が考えられます。
そんな時は無理に動かさず同じくJAFを呼び修理工場などに運んでもらいましょう。
【油圧警告灯】の点灯を防ぐにはこの方法が最適!
ここまでが原因や起きた場合の対処法。
ですが必ずしも起きるのを待つしかないわけでなく、状況に応じて出来る対策をする事で防ぐ結果にもつながります。
それが
・オイル交換をしっかりする事。
こまめな点検
1つ目はこまめな点検です。
オイルホースの漏れや、オイルブロックからのにじみ等によってオイルが減り点灯する場合があります。
普段から気にしてみないとどちらもなかなか気づきにくい場所ですが…
オイルレベルゲージで確認をしたり、時間のある時に細かくチェックする事で未然に防ぐ事ができます。
そのため日頃からの点検は怠らないように心掛けましょう。
こまめなオイル交換
また、こまめなオイル交換をする事で
防ぐ事もできます。
エンジンオイルはエンジン内部を循環する為、目に見えず効果がわかりにくいものですが…
エンジンオイルには本来
②冷却作用
③気密保持作用
④清浄分散作用
⑤防錆防蝕作用
⑤つの作用が存在します。
これら作用は字のごとく冷却だったり内部をきれいにしたりと、様々な効果を発揮してくれます!
オイルの流れとしては、
オイル交換をする際にオイルを抜くと
汚れているのはこの為です。
結果、スラッジで内部が詰まらなくなるため油圧の低下の防止になるので、警告灯の点灯を未然に防ぐ事につながります!
ですので、オイル交換をこまめにして警告灯の点灯を未然に防ぎましょう。
交換方法に関しては以下でやり方をまとめているので、わからない方は参考にしてみましょう。
記事のまとめ
以上、油圧警告灯(オイルランプ)が車に与える危険性と点灯時の対処法をご紹介しました。
記事でもわかるように油圧警告灯は、オイル関係に異常が起きた際に点灯する危険な警告灯です!
『知らないチェックランプが点いたけど走行しても大丈夫でしょ』と軽く考える事は危険です。
初期症状で点灯や消灯を繰り返すだけならまだましですが、症状が悪化しても放置する事はノッキングや焼き付きを起こす原因になるためエンジンにとってよくありません。
最悪の場合エンジンが壊れて修理が必要になんて事になったら数十万の修理費が掛かる場合もあります。
ですので、そのようにならない為にも
②安全な場所でオイル量の確認
③オイルの補充やJAFロードサービスに連絡
この③つの事を忘れず、実際に起こった場合
活用するようにしてください。
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