ウォーターポンプが故障すると起こる2つの症状と交換に必要な費用！

ウォーターポンプが故障するのには原因があるって聞いたけど。どんな事が原因なのかわからない。作業に詳しくなくても出来るのかな。玄人じゃなくて初心者でもできるの？

このような悩みを抱いたことはありませんか？

特に現在同じような症状で解決できずに苦しんでいる方。

かといっていざ作業をしようと車に向かっても、原因が解決できずにどれから手を付ければいいのかわからない事ってありますよね。

原因を先につき止める事は余計な作業を省いて
問題を早急に解決させるため大切な事。

自分では『これだ！』と思っていても、間違った考えのままでは無駄な時間が過ぎるだけです。

実際過去の私も同じ悩みを抱えていました。

ネットなどで検索してもよくわからず、手さぐりに作業をして時間ばかりが無駄になっていた時期もあります。

ですが実際に、作業を教わりながらしていく中で正しいやり方を学び解決への運びとなりました。

今回はその経験を活かして

それぞれ順を追って解説していきます。

記事を読むことで知識を得る事はもちろんですが、これから先のトラブル解決に向けたきっかけを作る事ができるので参考にしてみてください。

ウォーターポンプが故障すると起こる2つの症状

まずタイトルにある【ウォーターポンプが故障すると起こる2つの症状 】について。

結論を先に言うと

2つの症状が起きます。

水漏れ

1つ目は水漏れです。

読んで字のごとく水が漏れることを指します。

ウォーターポンプ内部で磨耗が起き、
隙間から冷却水が漏れます。

実際「ポタッ ポタッ」程度なので、
気づくまでに時間がかかる場合があります。

異音

2つ目は異音の発生です。

「キイキイ」・「キーン」といった
高音の機械音がします。

位置的にわかりにくい場所ではありますが、
原因をたどっていくことで分かります。

なぜ症状は起きるのか原因は？

続いて2つの症状が起きる理由に
ついてみていきましょう。

症状=何事もなく起きる訳では無いので、
詳しく知ることが大切です。

水漏れの症状になる原因

水漏れの症状について。主な理由として
磨耗や劣化があります。

特に、メカニカルシールやシャフトベアリングは金属で作られているため、劣化した冷却水に触れてしまうと金属腐食を起こしてしまいます。

金属腐食=金属を腐らせること。

でも、冷却水って腐食防止効果とかあったよね?

正常な状態の冷却水なら効果はあるんだけど、劣化してくると効果も薄くなってくるんだよね。

定期的な交換であればそれほど腐食は進みませんが、長い間交換しないと性能低下によりほぼ効果はなくなります。

その結果が金属腐食→磨耗→漏れが発生となります。

異音がする原因

異音の発生としてよくあるのがベアリングの
破損になります。

いずれかの原因でなります。

そのまま使い続けると金属の玉が割れたり
磨耗と言った状態になります。

結果、ベアリングの動きが悪くなる=異音の発生。

ただ、この場合は壊れた玉を変えればいいと
いうわけではありません。

少なからず他の玉にも破損が起きているので、
異音の解消にはウォーターポンプ交換が必要です。

症状が起きた場合の対処方法と交換費用

症状が起きた場合の対処方法と交換の費用についてみていきましょう。

症状が起きた場合の対処方法

水漏れの場合は1時しのぎではありますが、冷却水もしくは水の補充が最適です。

と言っても結局は漏れることに変わりないので本当に一時しのぎです。

その後は早めの交換・修理が必要となります。

最寄りのディーラーや整備工場など、
自分に合った場所で依頼しましょう。

異音も同じく交換が必要となるので、最寄りのディーラーや整備工場など。自分に合った場所で依頼しましょう。

交換の費用

交換の費用に関しては、

部品代が1万円前後として。その他工賃が
3万前後とみましょう。

まとめると

多くても5〜6万前後と見ておくといいでしょう。

これを見て高いと見るか、やすいと見るかは人それぞれですが…

整備の人の手間と時間を考えれば安く
済むほうだと思います。

ウォーターポンプの寿命を長くする為に自分自身がこれからできる対策

最後になりますが、少しでも寿命を伸ばすためにできるだけ対策について解説していきます。

冷却水は定期的な交換を心がけよう

1つ目は定期的な冷却水の交換です。

ウォーターポンプの故障原因は元を辿れば
冷却水の劣化が原因なので、

定期的な交換をすることで防げます。

その際の目安としては2〜3年ごとです。

長くても5年前後が限界と言えるので、

面倒な人は2年の車検毎に冷却水の
交換をするといいでしょう。

ウォーターポンプは壊れる前に交換を推奨

もうひとつは壊れる前にウォーターポンプを
交換することです。

使用状況にもよりますが、10万km前後で
1度交換しておくといいでしょう。

壊れたあとでは結局時間も費用も無駄に
かかってしまうので、

できる限り早めの交換がおすすめです。

症状を理解して早めの交換を心がけよう！

以上、ウォーターポンプが故障すると起こる2つの症状と交換に必要な費用を解説しました。

今回の記事のおさらいです。

ウォーターポンプの故障は水漏れや異音など走行に支障をきたす結果ばかりなので、症状を起こさないためにも定期的な冷却水の交換や壊れる前にウォーターポンプを変えるなど。

自分に合った方法を実践して防ぎましょう！