冬に暖房をつけると起こるのが
【車の窓ガラスが曇る】という症状。
他の季節では仮に暖房をつけても起きる事はありませんが、何故か冬に限って車の窓ガラスが曇る。
こんな時、何が原因で起こってしまうのでしょうか?また、そのときの解決方法としてどんなことをするのがおすすめなのか。
この記事では順を追って詳しくまとめています。

記事を最後まで読むことで、これから先起こる原因やその時の3つの対処方法。防ぐ為の対策まで分かるので参考にしてみてください。
✅曇った時の対処法
✅曇らないようにする対策
暖房をつけると車の窓ガラスが曇るのは【結露】が原因
タイトルにある【暖房をつけると窓ガラスが曇る原因】について。
結論から言えば、車外の温度よりも車内の温度が高い事。つまりは【結露】と呼ばれる現象が原因で起こります。
というのも
=温度が高ければ高いほど水蒸気が多くなる。
この温められた水蒸気を多く含んだ空気が冷やされる事で、飽和水蒸気量(水蒸気の限界量)を超えた水蒸気が水。つまりは水滴へと変わります。これが結露の仕組みです
なのでこの現象を車に当てはめると、夏場などは内も外も暖かいので水蒸気が発生せず窓が曇らない。

冬場などの寒い日は、暖房をつける事で温度差が生じて水蒸気が水滴へ変わる事で窓ガラスが曇りやすくなる。といった事が起きる訳ですね。
例えるなら乾いた状態のコップにキンキンに冷えた飲み物を注ぐ。
乾いた状態のコップにキンキンに冷えた飲み物を注ぐと水滴が付着するのに、逆に乾いたコップに熱い飲み物を注いでも水滴はできないですよね?
現象としてはこれと同じ。
暖房をつける事で温度差が生じて水蒸気が水滴へ
変わる事で窓ガラスが曇りやすくなる結果に繋がります。
曇った状態で走行を続けると…
そのため、曇った状態で走行を続けると取り返しのつかない事故につながる場合もあるので危険です。
特に考えられるのが以下2つ。
・追突事故
人を轢いてしまう
1つ目は人を轢いてしまう事。
フロントガラスが曇る事で視界をふさがれる。視界不良で人が横断中に気づかず、そのまま轢いてしまう場合があります。
実際にガラスが曇った経験がある方は分かると思いますが、通常時に比べて視界は一気に半減するので視認しにくくなります。
追突事故
2つ目は追突事故を起こしてしまう事。
視界不良により、前方の車が止まったのもわからず気づいた時にはブレーキが間に合わず追突してしまう可能性が十分あります。
他にも色々ありますが、こうなってしまってからでは遅いです。
曇ってきたな?と分かった時には早めの
対処をしないと第2・第3の事故を招きます。
ですので、重大な事故を起こさない為にも早めの対処を心掛けましょう。
実際に曇ってしまった場合にはどんな対処をすればいいの?

とはいってもどんな対処をすればいいのかな。

効果的な方法は窓を開けて換気をする・エアコン(冷房)を使う・デフロスターを使う事だね。
窓を開けて換気をする
1つ目の方法として窓を開けてみましょう。
窓を開ける事で車内と社外で温度差が
減少するので曇りを除去する事ができます。
ですが、窓を開けて換気には1つ注意点が。それは、雨の日にはおすすめできない事です。
雨の日は空気中の水蒸気が
多くなるため湿度が高くなります。
つまりは、雨の日は通常より湿度が高くなるので窓を開けてしまうと逆効果になってしまう訳です。
エアコン(冷房)を使う
2つ目はエアコンを使うこと。
窓を開けても対処できない場合は、車の窓を閉めた状態で冷房をつけてみましょう。
時間は少しかかりますが、曇りを解消する事ができます。ただし、暖房の場合は逆効果になって曇ってしまうので必ず【冷房】にしましょう。
デフロスターを使う
3つ目はデフロスターを付けること。

寒いのに冷房なんてつけたくないんだけど。
こんな方はデフロスターを使ってみましょう。エアコンパネルを見た時に、湯気のようなマークがあるのが『デフロスター』です。
※デフロスターは、霜や結露を取り除いてくれる装置の事。
つまりは曇り止めですね。
スイッチをONにする事で作動するので誰でも簡単に操作できます。
フロントガラスが曇らないようにする対策
また、窓ガラスを曇らせたくない!という方
には事前に対策をする事で改善ができます。
その方法とは
・曇り止め用のカー用品を使う
窓ガラスを綺麗にする
窓ガラスが汚れると汚れた部分には
凸凹ができてしまいます。
この凸凹が厄介で、綺麗なガラスに比べると水滴が付着しやすい為に曇りやすくなります。
そのため、窓ガラスを常に綺麗な状態にする事で
曇りにくくすることができます。
曇り止め専用のカー用品を使う
2つ目は専用のものを使用する事。
カー用品店に行くと、曇り止め専用の
ものがあるので利用してみましょう。
等が効果的ですね。
このように、事前の対策や実際になった時の
方法を知る事で焦らず対処をする事ができます!

また、事故防止にもつながるので曇った時には是非上記の方法を試してみてください。
記事のまとめ
以上、冬に暖房をつけると車の窓ガラスが曇る原因を紹介しました。
記事でもわかる通り、車外の温度よりも車内の温度が高い事。つまりは【結露】と呼ばれる現象が原因でガラス面の曇りが発生します。
この現象を車に当てはめると、夏場などは内も外も暖かいので水蒸気が発生せず窓が曇らない。冬場などの寒い日は、暖房をつける事で温度差が生じて水蒸気が水滴へ変わる事で窓ガラスが曇りやすくなる。といった事が起きる訳ですね。
もし曇った状態で運転を続ければ、人を轢いたり追突事故を起こすリスクが高くなります。
それを防ぐ対処として
・エアコンを使う
・デフロスターを活用する
いずれかが効果的。
また、曇らない対策をしたい方は
曇り止め専用のカー用品を使う

2つが最適なのでこれからの対策をしてみましょう。
なお、一緒に曇り止めを探している方は以下がおすすめ。


