今回ご紹介するのは燃料タンクの
穴埋め補修について。
燃料タンク=意外と丈夫そうに見えますが…
何かの拍子で傷がついたり穴が空いたりと
トラブルが起こる事があります。
そんな時の方法としては
・穴埋め補修
いずれかの二択。
※仮に面倒だからとどっちも無視すれば車検の
時に燃料タンクで痛い目にあうので注意。
かと言って交換となると高くつくため、中には穴埋め補修でと思う方もいるでしょう。
しかし、穴埋め補修と言っても詳しくないとどんな事をすればいいのか迷いますよね?

そこで今回の記事では、いくつかある中から穴埋め補修の方法を3つに絞ってみました。
燃料タンクの穴埋め補修におすすめな3つの方法
それでは方法について見ていきましょう。
方法は
・ろう付け
・パテ盛り
溶接
1つ目は溶接です。
溶接は金属同士を溶かして接合する方法。
電気やガスで熱を加えることで金属が溶ける→溶けている時に上手い具合に型どる事で冷えた時に固まって完全に接合する流れ。
ただし、初心者には意外と難しくだま(塊)になったり穴が埋まりきっていないなどの問題も起きやすいです。
ろう付け
ろう付けはろうを溶かして接合する方法の一つ。
溶接とは違い母材(燃料タンクの補修箇所)を溶かすのではなく、付属の【ろう】を溶かすことによって冷え固まって接合する流れ。
※ろうは金属の接合に使用される低い温度で溶ける素材の合金の事。
溶接に比べればいくらかやりやすい方法ですね。
パテ盛り
3つ目はパテ盛り。
パテ盛りは、凹みや傷がある場合にパテと呼ばれる充填剤を盛って硬化させて元の形状を再現する方法です。
今回で言えば、穴にパテを盛って成型
させる事で穴が塞がるという訳ですね。
3つの中では比較的やりやすいですが…
その反面で下地を出したり、剥がれないように盛ったりと集中してやる必要があるので意外と手間でもあります。
3つの中から補修用に選ぶならどれがいい?

いくつかあるのはわかったけど、その中から選ぶならどれがいいのかな。

おすすめとしてはパテ盛りや溶接だね。
おすすめはパテ盛り
まずおすすめとしてはパテ盛りです。
3つの中では比較的やりやすく、手を抜かなければ穴埋めをしても剥がれたりする可能性が低いです。
特に溶接やろう付けに自信が無い人は
手段として選ぶのにおすすめです。
慣れている人は溶接でも可
逆に使い慣れている方は溶接と
言って手段もあります。
上記にも言ったように溶接は金属同士を
溶かして接合する方法の一つ。
ろう付けと似てはいますが、やはり強度
面で言ったら安心出来るのは溶接です。
綺麗に溶接出来れば見栄えもそうですが、穴が広がったり隙間から燃料が漏れるといったことがありません。
スポンサーリンク
合わせて知っておきたい!3つの補修をする上で注意するポイント
ここでは先程紹介した3つの方法について
実践する前に注意する点をお伝えします。
内容は
・パテを使う場合は耐ガソリン性のものを
・穴は隙間なく接合もしくは埋めること
・乾く前や完全に接合するまでは取り付けない
中のガソリンは事前に抜いておく
1つ目は中のガソリンは事前に抜いておくこと。
特に溶接の際に注意したいことで…
ガソリン(燃料)が残ったまま溶接してしまうと、火花が散った時にガソリンに引火して爆発を引き起こす危険性があります。
ガソリン=引火点は-40℃で、
小さな火でも爆発的に燃焼する物質。
そんな物に火花が当たろうもの
なら引火→爆発まではすぐです。
そのため

・少しくらいなら
・自分は大丈夫
とは思わずに必ず先にガソリンを抜く
ことを忘れずに実践しましょう。
パテを使う場合は耐熱・耐油性のものを
2つ目はパテを使う場合は耐熱・耐油性のものを使うこと。
パテ=どれでもいいでしょと
いう方がたまにいますが…
パテにも○○対応。○○には弱い
など種類によって様々です。
そんな時に耐性のないパテを盛ろうものなら、耐えられずに腐食して穴が再度広がるという危機さえあります。
逆に最初から耐性のあるものを使えば今後も長く使い続けることが出来ます。

とは言ってもさ、どんなパテを使えばいいのかよく分からないんだけど。

そんな人におすすめなのが【ジーナスGM-8300】。
金属やセラミック・コンクリート・FRP・木材
ガラスなどの接着や補修に役立つパーツ。
他にも耐熱や耐油性にも優れているので、
燃料タンクの穴埋めとしておすすめです。

・とにかく穴埋めで失敗したくない
・耐熱、耐油性に優れたものが欲しい

こんな方にジーナスGM-8300は便利です。
穴は隙間なく接合もしくは埋めること
3つ目は穴は隙間なく接合もしくは埋めること。
初心者によくあるパターンで、自分では完璧と思っていても…
実は埋めきれていないもしくは溶接不足で穴が所々空いているという場合があります。
こうなると当然漏れることは確実ですが…
車検にも影響するので注意が必要です。

ちなみに燃料タンクの車検については、別記事で詳しくまとめているので参考にしてみてください。

乾く前や完全に接合するまでは取り付けない
4つ目は乾く前や完全に接合するまでは取り付けないこと。
たまに我慢できずに完成する前に
取りつけたがる人がいますが…
完全に硬化。もしくは接合できていない状態で動かしてしまうと剥がれる危険性があります。
剥がれると結局またやり直しになり二度手間なので、作業する時には必ず乾く前や完全に接合するまでは取り付けないことを心がけましょう。
やりやすい方法を知り補修に役立てよう
以上、補修におすすめな方法3つと埋める
時の注意点をお伝えしました。
記事でもわかる通り
・ろう付け
・パテ盛り
3つの方法いずれかにより穴を
埋めることが出来ます。
溶接は金属同士を溶かして接合する方法。
ろう付けはろうを溶かして接合する方法の一つ。
パテ盛りは、凹みや傷がある場合にパテと呼ばれる充填剤を盛って硬化させて元の形状を再現する方法。
それぞれ作業にあった方法があり、実践することで穴を埋める際に役立ちます。
ただし使う際には
・パテを使う場合は耐ガソリン性のものを
・穴は隙間なく接合もしくは埋める
・乾く前や完全に接合するまでは取り付けない
いずれかに注意して作業しないと失敗する
リスクが高くなるので注意が必要です。
そのため、まず自分にはどの方法がいいのか。作業時にはどんなことに注意すればいいのかを明確にした上で作業することを心がけていきましょう。