ヒューズには種類や切れる理由があるって聞くけど本当？どうしてヒューズは切れるの？自分でも知っておきたいので教えてほしい
こういった疑問にお答えします。
✅ガラス管ヒューズの基本や仕組みが知りたい
✅使われるヒューズの種類が知りたい
✅ガラス管ヒューズの使い方が知りたい
この記事では、車に乗る上で知っておきたい。ガラス管ヒューズの基本や切れる仕組みについて解説していきます。
ガラス管ヒューズの基礎を事前に理解しておけば、読んだその日からでもヒューズの知識が身につき、何故切れるのかを理解する事ができます！
また、記事の後半では実際の使い方も合わせて解説しているのでぜひ最後までご覧ください。
ちなみに今回の内容は以下の順で読むとおすすめです。
ガラス管ヒューズとは？
ガラス管ヒューズは数あるヒューズの一種で、自動車や家電製品（200Vまで対応）などに使われるパーツです。
構造
構造として
内部中央には可溶体。可溶体を固定する左右のはんだ。
外側にはガラス管と外れないように固定する口金で留められています。
可溶体って何？
流れてきた電流をもう片側に流すための部品だね。
また、可溶体は普段は電流を流す為だけの部品ですが、
想定以上の電気が流れると代わりに切れる役目があります。
切れる仕組みとその後の対応
つまり切れる仕組みとしては、
②可溶体の電気が流れて溶ける
③可溶体が溶けて途中で電気を遮断する
③つの順を追って起きる訳です。
可溶体が溶けると当然ながら電気は遮断。
その後は電装品へと電気が伝わらなくなります。伝わらなくなることで、配線が燃えたり電装品が壊れるのを防ぎます。
俗に言うヒューズが飛ぶ。切れるといった状態ですね。
ちなみにその後の対応ですが、再利用は
できないので新しく交換する必要があります。
ただ、そのまま新しいのと交換するのではなく、原因を追究した上で交換する事が先決です。
そのまま新しいヒューズに交換＝ヒューズが切れるの繰り返し。
なので、もし切れた場合には原因を直した後に交換しましょう。
ガラス管ヒューズの種類
続いてガラス管ヒューズの種類について。
今回はエーモン製の車で使える管ヒューズを参考にご紹介します。
ヒューズについては以下
・ミニ菅ヒューズ2パターンがあります。
管ヒューズ 1A
・DC12V車/DC24V車対応
・ヒューズサイズ:約φ6.4×約30mm
【内容物】
・管ヒューズ1A×5
管ヒューズ 2A
・DC12V車/DC24V車対応
・ヒューズサイズ:約φ6.4×約30mm
【内容物】
・管ヒューズ2A×5
管ヒューズ 3A
・DC12V車/DC24V車対応
・ヒューズサイズ:約φ6.4×約30mm
【内容物】
・管ヒューズ3A×5
管ヒューズ 5A
・DC12V車/DC24V車対応
・ヒューズサイズ:約φ6.4×約30mm
【内容物】
・管ヒューズ5A×5
管ヒューズ 10A
・DC12V車/DC24V車対応
・ヒューズサイズ:約φ6.4×約30mm
【内容物】
・管ヒューズ10A×5
管ヒューズ 15A
・DC12V車/DC24V車対応
・ヒューズサイズ:約φ6.4×約30mm
【内容物】
・管ヒューズ15A×5
管ヒューズ 20A
・DC12V車/DC24V車対応
・ヒューズサイズ:約φ6.4×約30mm
【内容物】
・管ヒューズ20A×5
管ヒューズ 30A
・DC12V車/DC24V車対応
・ヒューズサイズ:約φ6.4×約30mm
【内容物】
・管ヒューズ30A×5
ミニ管ヒューズ 1A
・DC12V車/DC24V車対応
・約φ5.2×約20mm
【内容物】
・ミニ管ヒューズ1A×5
ミニ管ヒューズ 2A
・DC12V車/DC24V車対応
・約φ5.2×約20mm
【内容物】
・ミニ管ヒューズ2A×5
ミニ管ヒューズ 5A
・DC12V車/DC24V車対応
・約φ5.2×約20mm
【内容物】
・ミニ管ヒューズ5A×5
ミニ管ヒューズ 10A
・DC12V車/DC24V車対応
・約φ5.2×約20mm
【内容物】
・ミニ管ヒューズ10A×5
ガラス管ヒューズの使い方について
最後はガラス管ヒューズの使い方についてです。
と言っても使い方はそこまで難しく
ないので、この機会に覚えてみましょう。
必要なものを準備する
今回用意する物は以下2つです。
・ガラス管ヒューズ
ガラス管ヒューズホルダーは
ヒューズを入れるための入れ物。
ポチップガラス管ヒューズは電装品を保護するための物。
ガラス管ヒューズを選ぶ場合は、ヒューズホルダーに記載されたサイズや容量を参考に選ぶといいでしょう。
ヒューズホルダーのカバーを開く
必要なものが準備出来たら実際に
使い方を見ていきましょう。
まずは管ヒューズを入れるためのヒューズ
ホルダーのカバーを開きましょう。
カバーは爪で留まっているだけなので、
上方向に向けて開くだけです。
カバー内部からヒューズを差し込む端子を取り外す
カバー内部からヒューズを差し込む端子を取り外します。
端子を外す場合は傾けた状態で
上向きに引っ張るだけです。
ガラス管ヒューズをセットする
端子が外せたらガラス管ヒューズを
セットしていきましょう。
やり方は簡単で差込口に押し込むだけ。
セットしたヒューズをホルダー内部に収める
セットしたヒューズをホルダー内部に収めましょう。
収める方法は上から押しこむだけ。
カバーを閉じて完了
最後はカバーを閉じて完了となります。
後は片方を電源側。もう片方を電装品側へつなぐと保護ヒューズの出来上がりです。
ガラス管ヒューズは通常のヒューズよりも安く手に入りやすく、使いやすいパーツなのでうまく活用して役立ててみましょう。
ガラス管ヒューズの基本や使い方を理解して作業に役立てよう
以上、ガラス管ヒューズの構造・切れる仕組みや正しい使い方につてご紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
内部中央には可溶体。可溶体を固定する左右のはんだ。外側にはガラス管と外れないように固定する口金で留められています。
切れる仕組み
①想定以上の電気がヒューズ内部に流れる
②可溶体の電気が流れて溶ける
③可溶体が溶けて途中で電気を遮断する
管ヒューズ 2A
管ヒューズ 3A
管ヒューズ 5A
管ヒューズ 10A
管ヒューズ 15A
管ヒューズ 20A
管ヒューズ 30A
ミニ管ヒューズ 1A
ミニ管ヒューズ 2A
ミニ管ヒューズ 5A
ミニ管ヒューズ 10A
ヒューズホルダーのカバーを開く
カバー内部からヒューズを差し込む端子を取り外す
ガラス管ヒューズをセットする
セットしたヒューズをホルダー内部に収める
カバーを閉じて完了
ガラス管ヒューズは、ブレードヒューズ・スローブローヒューズ同様に過電流から電装品を保護してくれるパーツです。
比較的値段も安く使いやすいパーツなので基本を理解して役立ててみましょう。
次はおすすめのガラス管ヒューズを見てみよう。
