今回ご紹介するのはハロゲンバルブに使われるバルブ形状の種類と見極め方についてです
ハロゲンバルブというのはヘッドライトに
使われるバルブの一種。
主にフィラメントに電流を流し電気抵抗により、電球内部の金属の線(繊条(せんじょう))に電気を流す事で点灯する仕組み。
一般的に昔の車によく使われている
タイプのバルブですね。
問題はこのハロゲンバルブで、形状ごとに種類があるので選ぶ前に知っておく必要があります。
この記事では、『ハロゲンバルブの種類について知っておきたい。』こんな方向けに種類の違いや見極め方を詳しくお伝えしていきます。
※今回の記事以外にもヘッドライト(ハロゲン)について知識をつけたい。こんな方向けに内容をまとめているので一緒に参考にしてみてください。
ハロゲンヘッドランプで使われるバルブ形状の種類
それではハロゲンバルブで使われる
バルブ形状の種類について見ていきましょう。
バルブの種類には
・H7
・HB4
・H8、H9、H11、H16
分けると8種類があります。
H4ハロゲンバルブ
H4のタイプは一般的に多くの車種に使われているもので、バルブの中で唯一切り替えが可能です。
切り替えというのは?
簡単に言えばハイビームとロービームを1つのバルブで調整できるってことだね。
ハロゲン球はその点灯方法により、
明るくすることができます。
一般的にはこれが普通。
つまり他のバルブは、繊条(せんじょう)が1つしかないから切り替えまではできないってこと?
そうなるね。なら他のバルブはどうやって切り替えるの?って事だけど、答えは簡単で別途でハイビーム用にバルブが存在するんだよね。
H4バルブ=ハイ・ロー2つを切り替えるそれ以外=別途であるバルブで切り替えるというように覚えて選ぶ際の基準にしましょう。
ロービーム・ハイビームの違いがよくわからない方は以下記事を一緒に参考にしてみてください。
H7
H7バルブはH4を一回り小さくしたような形状ですね。
パッと見は同じに見えますが、大きさや
爪の数が異なります。
・H7は1箇所
HB4ハロゲンバルブ
HB4は、ヘッドランプ以外にもフォグランプ用として使えるバルブです。
比較的に長い間使われてきたバルブで、今でも多くの車に使われている人気のタイプです。
H8・9・11・16ハロゲンバルブ
H8・9・11・16は、兼用可能な
サイズのヘッドランプです。
HB4同様にフォグランプとしても使えるバルブで、比較的新しめの車種に装着されたバルブです。
ハロゲンバルブの種類の見極め方
最後になりますが、バルブを選ぶ上で種類ごとの見極めるコツについて見ていきましょう。
見極めるコツとしては
・バルブの特徴で見極める
バルブ形状で見分ける
1つ目はバルブの形状で見極める事です。
バルブには種類によって形状が異なり
・HB4やH8などはL型の形状
H4やH7は同じような形をしていますが、外側だけ見ればH4が端子部分が3つ。H7は1箇所というように見分けられます。
また、HB4やH8などのバルブもL型なのは同じですが…
よく確認してみるとバルブの長さが異なります。
・H8などのバルブは70mm
HB4のが長く、H8などはバルブの長さが短くなっています。
バルブの特徴で見極める
また、バルブの特徴で見極めるのも
1つの手と言えます。
たとえばH4ならハイ・ローが一体式になっているので、フィラメント内部の(繊条(せんじょう)が2つあります。
繊条が2つある事によって切り替えた時にローの時はハイがOFF。ハイの時はローがOFFというように切り替えになっているわけです。
このように形状や特徴を抑えて選ぶことで
バルブを見極めることができます。
自分の車がどのバルブを使っているか見極めるには
ここからは自分の車がどのバルブを使って
いるか見極める方法について。
方法としては以下2つがあります。
・バルブ適合表で確認する
実際にバルブを取り外して確認する
1つ目は実際にバルブを取り
外して確認すること。
この方法であれば確実にバルブ形状が分かるので、後から購入して失敗するというリスクを減らせます。
バルブの取り外し方が分からない方は、参考として以下バルブの交換方法を確認してみてください。
バルブ適合表で確認する
もうひとつはバルブ適合表で確認すること。
カー用品店などのバルブ売り場に行くと車に
あった適合表があるので確認するだけです。
お店に行くのが面倒な方は 『○○ バルブ適合表』等と検索をかけても調べることができます。
ただし、適合表で探す場合に注意したい
のが年式でバルブが異なること。
年式によっては○○年まではハロゲン
○○年から純正HIDという場合もあります。
そのため、適合表を使う際には年式まで
しっかり確認することが大切となります。
このように簡単ではありますが、自分の車で見極める方法もあるのでバルブの種類と併せて覚えてみてください。
記事のまとめ
以上、バルブ形状の種類と見極め方を紹介しました。
今回の記事を読むとわかる通り、バルブの種類には
・H7
・HB4
・H8、H9、H11、H16
分けると8種類があります。
H4バルブ | H4のタイプは一般的に多くの車種に使われているもので、バルブの中で唯一ハイローの切り替えが可能です。 |
H7バルブ | H7バルブはH4を一回り小さくしたような形状です。パッと見は同じに見えますが、大きさや爪の数が異なります。 |
HB4バルブ | ヘッドランプ以外にもフォグランプ用として使えるバルブです。比較的に長い間使われてきたバルブで、今でも多くの車に使われている人気のタイプです。 |
H8、H9、H11、H16 | H8・9・11・16は、兼用可能なサイズのヘッドランプです。HB4同様にフォグランプとしても使えるバルブで、比較的新しめの車種に装着されたバルブです。 |
そこからさらに形状や特徴について
知る事で見極める事ができます。
バルブの特徴で見極める
H4やH7は同じような形をしていますが、外側だけ見ればH4が端子部分が3つ。H7は1箇所というように見分けられます。
またHB4やH8などのバルブもL型なのは同じですが、よく確認してみるとバルブの長さが異なります。
・H8などのバルブは70mm
HB4のが長く、H8などはバルブの長さが短くなっています。
フィラメント内部の(繊条(せんじょう)の数で判断するというのも一つの手ですね。
・バルブ適合表で確認する
間違いなく見極めたい場合は実際
バルブを取り外す方法が確実ですが…
自分で出来ない場合には【バルブ適合表】という方法もあります。
この方法なら外す必要はなく、車名と年式で調べられるのでお勧めです。
ポイントさえ押さえてしまえば簡単に見極めることができるので、今回の記事を参考にしてみてください。