交差点は2本以上の道路が交わる場所。一般的な道路に比べると車通りも多く、普段よりも気を付けた運転が必要です。
ですが、
・急いでいてついつい速度を上げる
こういった理由から、交差点にも関わらず安全を無視して侵入すると【交差点安全進行義務違反】になるので注意が必要。違反=反則金や減点の対象になる。
この記事では、そんな交差点安全進行義務違反について詳しくまとめてみました。

記事を最後まで読み進めることで防ぐ対策も学ぶことが出来るので参考にしてみてください。
✅反則金や減点数を把握したい
✅危険性や対策を学びたい
交差点の間違った進行は【交差点安全進行義務違反】
先ほども言ったように、交差点の間違った進行は【交差点安全進行義務違反】という違反に該当します。理由は道路交通法36条第4項に該当するため。
車両等は、交差点に入ろうとし、及び交差点内を通行するときは、当該交差点の状況に応じ、交差道路を通行する車両等、反対方向から進行してきて右折する車両等及び当該交差点又はその直近で道路を横断する歩行者に特に注意し、かつ、できる限り安全な速度と方法で進行しなければならない。
簡単にまとめると、『交差点に進入。もしくは入ろうとする場合は、状況に応じて対向車や歩行者に注意して安全に進行しましょう。』という内容。
道路交通法36条第4項では、交差点を進行する場合にできる限り安全な速度と方法で進行することが義務づけられています。その際に歩行者や対向車に気を付けることも大切。
そのため、もし仮に交差点を右折する際に歩行者が横断していたにも関わらず妨害して右折する行為は交差点安全進行義務違反となります。
交差点安全進行義務違反の反則金や違反点数
ここからは、先程の交差点安全進行義務違反違反が元で違反になった場合の反則金や違反点数について。
・違反点数は2点
反則金
大型車 | 12,000円 |
普通車 | 9,000円 |
二輪 | 7,000円 |
小型特殊 | 6,000円 |
原付 | 6,000円 |
反則金は6000~12000円となります。そのうちほとんどの方は普通車なので6000円と覚えておきましょう。
※ただし支払いを無視した場合は逮捕の
リスクもあるので注意しましょう。
違反点数
違反点数 | 2点 |
またその際の違反点数については
2点の減点となります。
点数自体はそこまで大きくはないですが、残点によっては免停のリスクがあります。
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違反になることの危険性
ここからは違反になることの危険性。もし違反になった場合には以下の危険があります。
・点数の減点で免停の危機
反則金の支払い無視で逮捕の危機
1つ目は反則金の支払いを無視した事で逮捕される危険性です。
主に反則金の支払いをしなかった人の場合ですね。
よく
・無視していれば支払いの書類が来なくなる
こう考える方が中にはいる事でしょう。
ですが払わなくても大丈夫なんてことはもちろんなく、通知書を無視し続けた場合逮捕されるケースとなります。
流れとしては
裁判の手続きになると警察署への出頭が命じられ、その後に検察に書類送検されて起訴・不起訴の判断が下されるという結末になります。
※詳しくは【交通違反の反則金”面倒で支払い放置は最悪逮捕や罰金の危険も?”】でまとめているので参考にしてみてください。

点数の減点で免停の危機
2つ目は免停になる危険性です。
通常であれば減点は2点なのですぐに支障はありませんが…点数の持ち点が残り1点だった場合。1点からの減点になるため持ち点が0になります。
今回は免停がメインなため初心者講習に関しては省きます。免停は○○日まで車に乗れませんと言うもので点数によって日数が増えます。
この間は車を運転することが出来ないので、車を仕事として使っている場合は支障が出ることは間違いありません。
※免停については、【免停(免許停止)になるのはいつ?”運転できなくなるタイミングや終わる期間を解説”】で詳しくまとめているので一緒に参考にしてみてください。

事故になるリスク
交差点は2本以上の道路が交わる場所。一般的な道路に比べると車通りも多く、安全を怠った運転は事故になるリスクが高いです。
例えば
道路交通法36条第4項では、交差点を進行する場合にできる限り安全な速度と方法で進行することが義務づけられています。その際に歩行者や対向車に気を付けることも大切。
行動だけ見れば違反になりますが、それ以外にも無理な進行をする事で事故を誘発することになります。もし事故にでもなれば、追突事故となり状況に応じて慰謝料が発生する場合も。
そのため、リスクを考えると事故にならない行動が大切。
違反にならないためにできる事
最後は違反にならないための対策です。もしこれから先違反をしたくないという方は参考にしてみてください。
右折時の車両や歩行者に注意する
交差点進入時は速度を調整する
まず交差点進入時は速度を調整すること。普段から状況に合わせて速度を抑えておくことで、突然の事故のも対応できて安全性を保てます。
右折時の車両や歩行者に注意する
また右折時の車両や歩行者に注意すること。右折は直進に比べて危険が多く、タイミングを間違えると追突事故を起こすリスクが高いです。
右折矢印信号を除き、基本的には対向の直進が優先。対向車側は優先なので、こちら側が右折するとは思わず止まることはほとんどありません。
その結果として、お互いが行かせてくれると判断して事故になるケースが高いです。そのため、状況を判断して右折時の車両や歩行者に注意した運転をする事で対策となります。
記事のまとめ
以上、交差点安全進行義務違反についてお伝えしました。
この記事のおさらいです。
・違反点数2点
点数の減点で免停の危機
事故になるリスク
右折時の車両や歩行者に注意する
記事でもわかるように、交差点の間違った進行は【交差点安全進行義務違反】という違反に該当します。理由は道路交通法36条第4項に該当するため。
道路交通法36条第4項では、交差点を進行する場合にできる限り安全な速度と方法で進行することが義務づけられています。その際に歩行者や対向車に気を付けることも大切。
そのため、もし仮に交差点を右折する際に歩行者が横断していたにも関わらず妨害して右折する行為は交差点安全進行義務違反となります。

逆に交差点進入時は、速度や正しい方法で走行を続けることで違反を防ぐことができるので普段からの安全運転を心がけましょう。