オイルレベルゲージの役割(2つ)や適正なオイルの見方″実際に目視で量を確認するやり方を解説″

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オイルレベルゲージはエンジン内部のオイル量を測定するゲージのこと。オイル量を確認するということで、エンジン付近に設置されていることが多いです。

そんなレベルゲージですが、『正直な所このゲージってどうやって量を確認するの?』というのが現状。

いくら測定ができると言っても見方が
分からなければ確認のしようがありませんよね?

そこで今回の記事では、オイルレベルゲージの役割を元に簡単な見方やオイルの適正な量・実際の流れをまとめてみました。

この記事でわかる事
✅オイルレベルゲージの役割
✅オイルの見方と適正なオイルの量
✅ゲージが見にくい場合の確認方法
✅レベルゲージの開け方から確認方法まで(実践)
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オイルレベルゲージの役割は2つ

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オイルレベルゲージには以下
2つの役割があります。

・オイル量の確認
・オイルの汚れ具合の確認

オイル量の確認

1つ目はオイル量の確認。

エンジン内部にどのくらいオイルが入って
いるのかを確認できます。

エンジンオイルの量を見る場合は、ゲージを
引き抜いた時の目盛りで確認します。

ゲージにはLとHがあり

・Lは少ないことを意味
・Hは多いことを意味

2つのパターンからオイル量を
見ることが出来ます。

オイルの汚れ具合の確認

もうひとつはオイルの汚れ具合の確認。

使い方次第ではオイルの補充だけでなく交換の目安としても役立てる事が出来ます。

例えばこんな時。

オイル交換をしてみたいけどどのタイミングがいいんだろ。わかりやすいように目視で判断できないかな。

一般的にオイル交換と言えば5000㎞~を目安として交換する物。ですが必ずしもその距離内で汚れる訳でなく、状況によってはそれ以上になる事も。

そんな時におすすめなのがレベルゲージで汚れ具合を見る事。レベルゲージに付着したオイルの色で判断するとわかりやすいです。

オイルの元々の色にもよりますが、入れた当初は左側の色。ですが距離の経過と共に右側のように黒い色に変わっていきます

黒すぎるとさすがに走りすぎですが、徐々に色が変わってきた時に交換の目安として参考になります。

エンジンオイルの見方と適正なオイルの量

続いてエンジンオイルの見方と
適正なオイルの量について。

エンジンオイルゲージの見方

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エンジンオイルの見方。エンジンオイルの量を見る場合は、ゲージを引き抜いた時の目盛りで確認します。

ゲージにはLとHがあり

・Lは少ないことを意味
・Hは多いことを意味

2つのパターンからオイル量を見ることが出来ます。

ちなみに画像のような場合なら○の位置で確認します。

適正なオイルの量

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オイル量の見方についてはわかったけど、これってどのくらいが適量なの?

基本的にはLとHの中間くらいだね。

最低限中間くらいで、多くてもLより少し少ないくらいが量としてはいいでしょう。

逆にそれ以下では少なすぎるので補充
する目安にもなります。

なら、多く入れすぎた場合はどうなっちゃうの?

エンジントラブルの元になるね。

例えばパターンとして多いのが燃焼室にオイルが侵入すること。燃焼室に入ったエンジンオイルは混合気と共に燃焼されマフラーから白煙が出ます。

他にも

・オイルを吹く
・燃費の悪化
・油圧低下・潤滑不良

など。症状により様々。なので、オイルは適正量を入れるように心がけましょう。


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オイルゲージが見にくい場合に確認するコツ

もしオイルゲージが見にくい場合に確認するコツについても見ていきましょう。

ウエスで一度拭いてから再度量を確認する
エンジンを一度かけ直してオイル量を安定させる

ウエスで一度拭いてから再度量を確認する

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1つ目はウエスで一度拭いてから再度量を
確認すること

オイルゲージは、基本的に1度目抜いた時は本来
より多くオイルが付着するのが一般的。

そのため、そのままのオイル量で納得してしまうと、適正よりオイルが少なく計測されてしまいがちです。少しの誤差なら問題ないですが、極端に少なかった場合はエンジンを壊すことにも繋がります。

なので、できる限り正確なオイル量を確認できるようにしたいもの。そこでウエスの出番です。

ゲージ先端のオイル汚れなどを一度ウエスで拭き取る⇒ゲージをパイプに戻す⇒再度ゲージを引き抜いてオイル量を確認することで正確な量を把握できます。

エンジンを一度かけ直してオイル量を安定させる

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2つ目はエンジンを一度かけ直してオイル量を安定させること。主にエンジンオイル交換後にやることですね。

通常、オイル交換をしただけではオイルはエンジン内部全体に行き渡ることはありません。ですが、エンジンをかけることによって内部を循環するので、オイル量が安定することになります。

その後はエンジンを切り、3〜5分ほど冷えるのを待つ⇒ゲージを引き抜く⇒オイル量を確認する。

という流れです。

オイルレベルゲージは、一見すると

・オイル量をみる
・汚れを確認

この2つだけに思われますが…使い方次第でエンジン状況を把握する目安にもなるので、正しい味方や確認方法を理解してこれからに役立ててみましょう。

実際にレベルゲージを開けて確認してみよう

最後に実際にレベルゲージを開けて確認もしておきましょう。

流れとしては

ボンネットを開ける
オイルレベルゲージを引き抜く
ゲージのオイルを拭き取る
ゲージに再び戻す
オイル量を確認する

ボンネットを開ける

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まずボンネットレバーを引いて
ボンネットを開けましょう。

インプレッサの場合はダッシュボード下に
🚙レバーがあるので手前に引くと簡単に開きます。

オイルレベルゲージを引き抜く

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ボンネットを開けられたらオイルレベルゲージを
引き抜いていきましょう。

オイルレベルゲージはオイルマークの付いた赤〇の箇所。

レベルゲージをつかんだ状態で手前に引き抜くだけです。

※作業するときはエンジンを切った状態で、なおかつ冷えた状態で行うことを忘れずに。

ゲージのオイルを拭き取る

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レベルゲージを引き抜くことが出来たら、
ゲージのオイルを拭きとりましょう。

一度拭き取る工程が入る理由としては
正確なオイル量が測れないためです。

ゲージに再び戻す

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拭き取る事が出来たらゲージに再び戻します。

やり方は引き抜く時と逆の手順にするだけ。

オイル量を確認する

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最後は戻したゲージを再び引き抜いて
オイル量の確認となります。

この時Hもしくは上の○にオイルが収まっていれば正常。

逆に少なすぎると異常であることを意味します。

これが正しいオイル量の計測方法。

作業自体は1分もあれば確認できるので、
オイル交換の一環として覚えておくと便利です。

レベルゲージの見方や量を理解して作業に役立てよう!

以上、オイルレベルゲージの簡単な見方やオイルの適正な量を解説しました。

今回の記事のおさらいです。

オイルレベルゲージについて
エンジン内部のオイル量を測定するゲージのこと
エンジンオイルの見方
ゲージのLとHのメモリで見る
適正なオイルの量
LとHの中間
オイルゲージが見にくい場合に確認するコツ
ウエスで1度拭いてから再度確認
エンジンを一度かけ直してオイル量を安定させる

レベルゲージの扱い方をマスターする事でオイル交換の目安にもなるので、この機会にぜひ味方や量の測定方法を理解しておきましょう。

よくある質問Q&A

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Q.計測した時に量が少ないもしくは多いときはどうすればいいですか?

A.少ない場合はオイルの補充。多い場合は適性値まで抜く必要があります。

Q.オイルレベルゲージが折れた場合はどうすればいいですか?

A.状況に合わせて正しい対処で解決をしましょう。詳しくは【【点検中にポッキリ】オイルレベルゲージが折れた時の原因と対処方法】でまとめているので一緒に参考にしてください。

Q.オイルレベルゲージが抜けない場合はどうすればいいですか?

A.原因を明確にした上で対処することがおすすめです。詳しくは【オイルレベルゲージが抜けない!よくある3つの原因や防ぐ為の解決策を解説】でまとめているので一緒に参考にしてください。

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