オイルレベルゲージが抜けない!よくある3つの原因や防ぐ為の解決策を解説

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オイルレベルゲージはオイルの量や汚れ具合を確認するのに役立つもの。

中でも汚れ具合に関しては、オイル交換をするかどうかの目安になるので交換時期以外でも確認をするという方も少なくないでしょう。

ですが、ふと点検のためにゲージを抜こうとしてもゲージが抜けないトラブルになる場合があります。

かと言って無理に抜けば折れるリスクもあるため、なかなか無理にともいきません。

もしこんなトラブルが起きたらどうすればいいのでしょうか?

この記事では、考えられる原因や対処方法・防ぐ対策をまとめてみました。

この記事でわかること
✅抜けない原因や対処方法
✅トラブルを防ぐ対策
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レベルゲージは本来簡単に抜き差しできる

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オイルレベルゲージといえば、ゲージを引き抜くことでオイル量やオイルの汚れ具合を確認できるパーツ。抜く時も簡単で、上に引っ張るだけとシンプルな作りをしています。

ですが、いつもなら簡単に抜けるのに
突然抜けなくなる時があります。

こんな時、真っ先に思いつくのは

無理やり引っ張れば抜けるんじゃね?

こういった考えですが、原因を解明できない
状態で無理やり抜くのはおすすめしません。

理由は中でゲージが折れるリスクがあるため。

いかにゲージが壊れにくいとはいえ、エンジン始動中は常にオイルの熱に当てられるので、経年劣化により脆くなります。

そんな状態で無理やり抜けば当然折れるリスクは高くなるので、無理に抜くのはNG

下手に抜くよりも、原因を絞った上で対処する方のが安全です。

オイルレベルゲージが抜けない原因と対処方法

オイルレベルゲージからオイルを確認したいのにゲージが抜けない。こんな場合には3つの原因が考えられます。

オイルレベルゲージの固着
圧力上昇が原因
ゲージ内部が凍結している

オイルレベルゲージの固着

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ゲージやパイプの間に汚れたオイルが溜まることで、オイルがくっついて固着することがある。

この固着によりパイプからゲージが
引き抜けなくなります。

もし固着が原因の場合は、差し込み口に潤滑剤(556やCRC)を吹きかける事で対処できます。

ただし、吹きかけすぎるとオイル内に混入するので使う場合は注意しましょう。

圧力上昇が原因

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2つ目は圧力上昇が原因。

エンジン内部の圧力が上昇することによって、一時的に抜けにくくなる場合があります。

この場合には、一度エンジンを冷ました状態でしばらく待った後にレベルゲージを抜いてみましょう。

圧力上昇=熱を持つことで抜けなくなるので、
冷やす事で圧力上昇を抑える事が出来ます。

ゲージ内部が凍結している

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3つ目はゲージ内部が凍結している。

特に冬の豪雪地帯のような寒い地域に起きやすいもので、温度が下がることによって内部が凍結して抜けなくなります

もし凍結が原因の場合は、一度エンジンをかけて暖気することで対処ができます。

暖気をする=エンジン内部が熱を持って凍結が解消される。

無理に引っ張るとゲージが折れるリスクがあるので、もし上記に当てはまる場合は正しい方法で対処しましょう。

ちなみに折れた場合の対処については、【【点検中にポッキリ】オイルレベルゲージが折れた時の原因と対処方法】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

【点検中にポッキリ】オイルレベルゲージが折れた時の原因と対処方法
オイルレベルゲージが折れたからと言って焦る必要はありません。折れた場合には対処方法があるので、正しい方法を実践して直しましょう。

レベルゲージが抜けないトラブルを防ぐために

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・毎回トラブルが起きるのはちょっと
・どうにかトラブルになるのを抑えたい

こんな方は、以下の方法を参考にすると防ぐことができます。

オイル交換を定期的(交換時期)に
冬場は屋根のある場所に置くと凍結を防げる
冬以外では冷えた状態で確認すると抜けやすい

オイル交換を定期的(交換時期)に

まずオイル交換を定期的(交換時期)にやること。

メーカーだと5000km程度で交換が推奨されているので、早い段階で交換を心がけることで固着するのを防げます。

固着=オイル汚れが酷くなると起きやすいので、定期的に交換を心がける事で汚れにくくなる。

オイルの交換方法については、【10分程で終わる”初心者にも出来るオイル交換の手順と後処理のやり方”】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

10分程で終わる”初心者にも出来るオイル交換の手順と後処理のやり方”
エンジンオイルと言えば、一般的にエンジン内部を循環する上で熱を下げて油温を安定化させたり汚れを取り込むなどの効果を持ちます。ですが効果は永遠でないため、距離が増えるにつれて効果が薄れエンジンを壊す原因にも…それを防ぐためにも今回のやり方を覚えて早めの交換がおすすめです。

冬場は屋根のある場所に置くと凍結を防げる

2つ目は屋根のある場所に置くこと。

これは冬に限定したもので、一定以上の寒さ(マイナス気温)になることでゲージ内部が凍結しやすくなるので…

防ぐ為には、野ばらしの状態よりも少しでも温度を保てる屋根付きの駐車場に停めるのが最適

もしない場合には、後付けで屋根をつけるという方法もあります。

屋根があれば、冬以外でも車が汚れやすくなるのを防いだり。雹などの落下物から車を守ることもできます。

冬以外では冷えた状態で確認すると抜けやすい

3つ目は冷えた状態で確認するようにする。

これは冬以外。圧力上昇が原因で起こる場合の対策ですね。

圧力上昇はエンジン内部の圧力が上昇することによって一時的に抜けにくくなるので、冷えた状態。つまり最低でも始動から1時間以上経った後に確認することがおすすめです。

もしくは気温が下がりやすい
昼過ぎや夕方辺りも最適。

簡単ではありますが、状況に応じて対策することで【レベルゲージが抜けなくなる】トラブルを回避しやすくなります。

もしこれから先に同じようなトラブルが起きた場合には、自分に合った方法を実践してみましょう。

原因や解決策を理解して緊急時に活かそう

以上、オイルレベルゲージが抜けない原因や
解決策をお伝えしました。

この記事のおさらい。

レベルゲージが引き抜けなくなる原因
オイルレベルゲージの固着
圧力上昇が原因
ゲージ内部が凍結している
対処方法
差し込み口付近に潤滑剤(556やCRC)を吹きかける
・一度エンジンを冷ました状態でしばらく待った後にレベルゲージを抜く
・一度エンジンをかけて暖気する
防ぐ対策
オイル交換を定期的(交換時期)に
冬場は屋根のある場所に置くと凍結を防げる
冬以外では冷えた状態で確認すると抜けやすい

一見すると抜けない=力強く引っ張れば大丈夫と思うかもしれませんが…

無理にやればポッキリと中でゲージが折れる危険性もあるので、状況に合わせて正しい対処を心がけましょう。

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