接続コネクター3330はエーモンから出ている商品の一つ。主に配線同士を繋げる際に役立つパーツで、カスタムを前提として使いたい方にお勧めです。
ただ、実際に使ったことがないとどういった
パーツなのかよくわかりませんよね。

そこでこの記事では、接続コネクター3330の基本情報や使い方・配線につなぎ方・活用法をまとめてみました。
✅正しい使い方
✅配線のつなぎ方
✅活用法
接続コネクター3330は太線に対応したパーツ
接続コネクター3330はエーモンから出ている接続パーツ。
仕組みとしては電源側の配線に接続コネクター3330を噛ませる⇒もう片方の接続コネクター3330と繋げる。接続コネクター3330の内部に刃がついていて、配線に食い込むことで電気が導通。導通した電気がお互いに流れる仕組みです。

3328のように細線には使えませんが、簡単に接続したい方におすすめ。
※接続コネクター3328については、【【エーモン】接続コネクター3328の基本的な使い方と配線のつなぎ方″作業で役立つ活用法を解説″】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

実際の繋げ方
ここからは実際の繋げ方について。やり方を以下でまとめているので一緒に参考にしてみてください
やり方は以下の手順。
STEP2:ペンチもしくはプライヤーで挟んで固定する
STEP3:コネクター同士を連結させる
STEP1:接続コネクターに配線をセットする
今回は繋げ方がメインなので、用意する
ものは最小限のパーツでOKです。
まずやる事はコネクターの穴に配線を通す事。
配線を通すことができたら、画像のように配線を奥まで差し込みます。
この時使用する配線は太線の0.5sq~となります。

0.2sqとかの細線じゃダメなの?

接続コネクター3330は太線に特化したコネクターだから、細線を使うと接触不良の原因になるんだよね。
また、細線を無理やり使う事で途中で
すっぽ抜ける危険があります。
そのため3330に使う場合は必ず0.5sq~の配線を使いましょう。
STEP2:プライヤーではさみこむ
奥まで配線コードを差し込むことができたら、ペンチもしくはプライヤーで挟み込みましょう。

これってどのくらいまで挟み込めばいいの?

下のロックにかかるまでだね。
実際にロックまで完了すれば配線が刃に食い込むので、銅線に触れて電気が伝わるという訳です。
その後は、もう一方の配線も同様に作れば
接続コネクターの取り付けは完了です。
STEP3:コネクター同士を差し込む
配線を差し込むことができたら、
最後にコネクター同士をつなげましょう。
つなげ方についてですが、画像のように
向きを合わせて差し込みます。
奥まで差し込み『カチッ』と音がしたらロックされた状態。
ロックまで出来れば3330の作業は完了です。
ただし使う場合は幾つか注意が必要
ただし、実践で使う場合は幾つか注意が必要
なので事前に把握しておきましょう。
使用可能電力
3328・3331 接続コネクターとは接続できない
適合サイズが決まっている
まず適合サイズ。
太線対応ですが、0.5sq以以下の
太さは対応していないので注意が必要です。
使用可能電力
2つ目は使用可能電力。
使用可能電力はワット(w)表記で表され
・AV(S)0.75sq使用の場合(DC12V車・96W以下/DC24V車・192W以下)

w(ワット)って何?

消費電力を示す単位のことだね。
電流が流れた時にどのくらいの電気を消費して使うのかを見ます。
ワット (W)が高ければ消費電力も高く負荷がかかる。ワット (W)が低ければ消費電力も低く負荷がかからないことになります。
それ以上使った場合は本体が壊れる危険があるので、範囲内で使う事が大切です。
ちなみにワット(w)を求める計算式は【車の電装品の消費電力を表す単位ワット(w)と″電力を求める場合の簡単な計算式を解説″】でまとめているので一緒に参考にしてください。

3328・3331 接続コネクターとは接続できない
3つ目は3328・3331 接続コネクターとは接続できない。
接続コネクターには
・3330
・3331
3つがありますが、サイズが異なるので種類の
違うコネクターは連結する事は出来ません。
接続コネクター3330の活用法
最後になりますが、接続コネクター3330だから
できる活用法についても見ていきましょう。
太線同士の配線を変換したい時
同じサイズの太線同士を繋げたい
まず同じサイズの太線同士を繋げたい場合。
一般的によく見る配線をつなげるパーツはギボシ端子。
接続コネクターのように連結させる事で配線同士で電気を導通させることができますが、かしめの工程があるので、初心者にとっては手間のかかる作業。
ですが接続コネクター3330を活用する事で、ペンチで挟み込むだけで簡単に固定ができます。固定後はコネクター同士を連結するだけ。
太線同士の配線を変換したい時
また、太線同士の配線を変換したい時にも役立ちます。
当然0.75sqと0.5sqはそのままでは繋げない。
※無理につなげば容量を超えた時に配線が燃える危険がある。
そんな時に役立つのが接続コネクター3330。ギボシ端子に比べると対応サイズは減りますが、その分で取り付けが簡単にできる。
適合コードサイズがAV(S)0.5~0.75sqなので、
【電源側0.75sq⇒電装品側0.5s】に変換ができます。
記事のまとめ
以上、【エーモン】接続コネクター3330の仕組みと”作業に応じた使い方”についてお伝えしました。
記事でもわかる通り、接続コネクターはエーモンからから出ているパーツ。作業で活用することでギボシ端子のように配線同士をつなぐことができます。
使用可能電力
3328・3331 接続コネクターとは接続できない
細線+太線で繋げたい場合

使い方次第で様々組み合わせもできるので、うまく使い分けて自分に合ったカスタムをしてみてください。
よくある質問Q&A
Q.0.5sq以下の配線と繋げる事は出来ますか?
A.いいえ。3328でないとできません。※詳しくは【【エーモン】接続コネクター3328の基本的な使い方と配線のつなぎ方″作業で役立つ活用法を解説″】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。
Q.似たようなもので一体型のものはありますか?
A.はい。同じ接続コネクターの3331が一体型となります。※詳しくは【【エーモン】接続コネクター3331の基本の使い方と配線のつなぎ方″作業で役立つ活用法を解説″】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。
Q.ヒューズから電源を取りたいのですが、組み合わせて使う事は出来ますか?
A.はい。別売りのパーツと組み合わせる事で簡単に組み合わせる事ができます。※詳しくは【【0.75sq⇒0.5sqに変換】ヒューズ電源+接続コネクター(3330)の繋げ方】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。