AT車の鍵が抜けないのには原因があるって聞いたけど。どんな事が原因なのかわからない。作業に詳しくなくても解決出来るのかな。玄人じゃなくて初心者でもできるの?
このような悩みを抱いたことはありませんか?
特に現在同じような症状で解決できずに苦しんでいる方。
かといっていざ作業をしようと車に向かっても、原因が解決できずにどれから手を付ければいいのかわからない事ってありますよね。
原因を先につき止める事は余計な作業を省いて
問題を早急に解決させるため大切な事。
自分では『これだ!』と思っていても、間違った考えのままでは無駄な時間が過ぎるだけです。
実際過去の私も同じ悩みを抱えていました。
ネットなどで検索してもよくわからず、手さぐりに作業をして時間ばかりが無駄になっていた時期もあります。
ですが実際に、作業を教わりながらしていく中で正しいやり方を学び解決への運びとなりました。
今回はその経験を活かして
✅実際に起きた場合の対処方法
✅防ぐために出来る事
それぞれ順を追って解説していきます。
記事を読むことで知識を得る事はもちろんですが、これから先のトラブル解決に向けたきっかけを作る事ができるので参考にしてみてください。
初心者によくある2つの原因
それではさっそく原因を見ていきましょう。
原因には
・キーシリンダーが破損または鍵が削れている
2つがあります。
ATのシフトをP以外にしている
1つ目はP以外に入れている事です。
慣れていない初心者によくある事ですが、
P以外に入れる事で抜けない原因を作ります。
なんでP以外だと抜けないの?
AT車特有のキーインターロック機構が備わっているからだね。
キーインターロック機構って何?
・鍵を抜いた状態でシフトレバーがPの位置から動かない
こういった仕組みです。
AT車はそもそも構造上、Pレンジに入れないと
動かないクリープ現象と呼ばれるものが起こります。
クリープ現象は簡単に言えば
車が勝手に動く事。
キーインターロック機能は、勝手に動いて
衝突事故を防ぐため設定された機能です。
キーシリンダーが破損または鍵が削れている
2つ目はキーシリンダーが破損または
鍵が削れている事が原因です。
破損や鍵が削れることによって、エンジンを
切っても鍵が抜けなくなることがあります。
車の鍵も家の鍵同様に、形状が車種専用に
決まっています。
そのため、鍵がささった状態で形状が変ると
キーが回らなくなるので、
結果として抜けなくなります。
それ以外だとハンドルロックというのも可能性も?
また、2つの原因以外にもハンドルロックという可能性もあります。
ハンドルロックとは?
ハンドルロックとはステアリングロック
とも呼ばれるもので、
盗難防止としてハンドルを回させない
ようにする機能です。
作動する条件としては、キーを抜いた状態で
ハンドルを無理やり動かすことです。
解除するにはハンドルを左右に動かす
もし、ハンドルロックになったらどう解除すればいいの?
ハンドルを左右に動かしつつ、キーを回すことだね。
ハンドルロック自体がキーを抜いた
状態でなる訳ですから、
その逆のことをすれば解除できます。
無理やり抜くと破損の元
ただし、抜けないからと言って無理やり抜いたり回すことは絶対にやめましょう!
キーシリンダー(鍵をさす箇所)を
破損させる原因の元です。
キーシリンダーが破損すると鍵をさした際に、
回せなかったり。
そもそも鍵穴に入らないという危険性も出てきます。
ならどうすればいいのか?と言う事ですが、
正しい対処方法を実践する事です。
自分で試せる3つの対処方法!
対処方法については
・ハンドルを左右に動かす
・潤滑剤(油)を鍵穴に入れる
3つを実践しましょう。
シフトをPに入れた状態で鍵を抜く
1つ目の対処方法はPに入れた状態で鍵を抜く事です。
P以外に入れる事で抜けない
原因を作ってしまうので、
逆にPに入れることで鍵を抜くことができます。
手順は
②エンジンを切る
③キーをオフにして鍵を抜く
ハンドルを左右に動かす
2つ目の対処方法はハンドルを左右に動かす事です。
Pに入れた状態でも鍵が抜けない。こんな時にはハンドルを左右に動かしてみましょう。
ハンドルロックと呼ばれる、ハンドルが固定されて鍵が抜けなくなっている可能性があります。
手順は
②ハンドルがフリーになったら鍵を抜く
潤滑剤(油)を鍵穴に入れる
3つ目の対処方法は潤滑剤(油)を鍵穴に入れる事です。
2つを試しても効果がない場合は、
潤滑剤という手もあります。
潤滑剤はシリンダー内部を滑らかなにすることで、鍵を回しやすくして抜くというものです。
それでもダメならその道のプロにおまかせするのも1つの手!
それでも自分で対応ができない場合には
・JAFロードサービス
2つの選択肢がおすすめです。
鍵屋さん
1つ目は鍵屋さんに依頼する事です。
鍵屋って聞くと家とか会社のカギ専門のイメージなんだけど。
一般的にはそんなイメージだよね。でも実際は家だけじゃなくて、鍵に関連する事ならほとんど対応してくれるんだよね。
たとえば、鍵の救急サポートセンターという業者さんなら。
鍵に関する事なら何でも対応可能な業者さんで、
・車の鍵開け
・車のカギづくり
・建物のカギを変えたい
など一部ではありますが、自分の置かれた
状況に応じて対応してくれます。
【鍵屋】≪お電話1本で急行≫急なトラブルも年中無休、安心価格でサービス満点!
JAFロードサービス
2つ目はJAFロードサービスに依頼する事です。
JAFロードサービスは緊急時に対応
してくれる車のサービスで、
・レッカー
・鍵とじ込み
など様々なトラブルに対応してくれます。
※鍵関連の料金などが知りたい場合は、【車の鍵関係でJAFに依頼できる内容と作業でかかる時間や費用の目安】を参考にしてみましょう。
もし選ぶなら2つのうちどっちがいいの?
状況に応じてになるかな。
たとえば
・365日対応
・見積もりや電話相談が無料
・出張や見積もり・キャンセル料は無料
・ほとんどのカギに対応
・到着まで最短30分
【デメリット】
・対応できない種類の鍵もある
・到着時間がかかる事も
鍵の救急サポートセンターでは
年中無休でキャンセル料が無料というメリットもある中、デメリットもいくつかあります。
鍵屋さんと言っても万全ではないので、
時間や対応できないデメリットも存在します。
ただ、気軽に相談ができる事からおおよその値段や時間も把握できるので、近隣に住む方や対応する種類の鍵の場合におすすめです。
・365日対応
・様々なトラブルに対応
・キーとじ込みに最適
・JAF会員なら料金がかからない
【デメリット】
・鍵の複製はできない
・到着時間がかかる事も
・非会員の場合に費用が倍の値段に
・高速道路の場合に別途費用が掛かる
別途で料金がかかる事や非会員の場合の費用に
関してはデメリットが大きいですが、
その代わりに会員になっておくと費用が0円というメリットが高いです。
なので、
・会員登録してる場合はJAFロードサービスが最適
というように使い分けるといいでしょう。
正しい知識を吸収して実践に備えよう!
以上、AT車の鍵が抜けない2つの原因と対処方法を紹介しました。
今回の記事を読むと以下のようになります。
キーシリンダーが破損または鍵が削れている
解除するにはハンドルを左右に動かす
無理やり抜くと破損の元
ハンドルを左右に動かす
潤滑剤(油)を鍵穴に入れる
JAFロードサービス
記事でもわかる通り、P以外のシフトやシリンダーもしくは鍵の破損が元で抜けなくなる現象になりやすくなります。
特によくあるのがP以外のシフトに入れる事。
ATの場合はP以外ではロック機構が作動して抜けない仕組みになっています。逆にPまで戻すことができれば簡単に引き抜くことができます。
そのため、もし鍵が抜けない事項に陥った場合にはまずシフトの位置を確認する事から始めてみましょう。
それでも自分で解決できない場合には、JAFもしくは鍵屋をうまく活用して対処しましょう。