バックランプが点かない3つの原因と対処法”バルブ切れ以外も知りたい解決策を解説”

バックランプ
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バックランプが点かないんだけど何が原因で起こるんだろ。解決するにはどう対処すればいいのかな。

以上のような悩みの解決に役立ちます。

バックランプが点かない原因を検索するとよく出てくるのがバルブの球切れ。球が切れる事でたとえ電気が流れても反応しないというものですが…

安易に『バルブ切れだ!』と判断する事はお勧めしません。何故ならバックランプが点かない原因は必ずしも球切れとは限らない為。

実際に私も同じ症状になった経験がありますが、その時は球切れではなく別の原因が元で点灯しないトラブルが起きていました。

そのためバルブ切れも候補に入れることは大切ですが、他にも4つの原因を把握しておくとこれからの問題解決に役立ちます。

本記事では、そんなバックランプが点灯しない原因について4つに絞った上で対処方法や防ぐ対策などもまとめました。

バックランプがつかない=焦る気持ちもわかりますが…必ず原因があるので正しい対処をする事でトラブル解決につながります。

この記事でわかること
✅バックランプが点かない3つの原因
✅原因を特定する方法
✅点かない原因を防ぐ対策

今回の記事以外にもバックランプの知識をつけたい。こんな方向けに【バックランプ(後退灯)の知識”よくある悩み(疑問)や解決策・作業まとめ”】でまとめているので参考にしてみてください。

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バックランプがつかない=球切れのイメージだが…

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先ほども言ったように、バックランプがつかない場合によくあるのが球切れ。つまりバルブの寿命です。

バルブも消耗品という事で、初めは問題なく
ても負荷がかかる事で次第に劣化していきます。

結果として球切れになるわけですが…いきなり両側が同時に切れる事はなく、どちらか片方が切れる事が多いです。

片方だけ切れる=球切れの可能性大。
両側切れる=バルブ以前に問題ある可能性大。

もし球切れの場合は、同じ電球もしくは社外品に交換することで対処ができます。

例えばハロゲン⇒ハロゲンバルブ
LEDならLEDのように。

その際に、使われるバルブのサイズが決まっているので車に合わせてバルブの交換をしましょう。

交換方法については、【バックランプ球(ハロゲン・LED)を自宅で交換するやりかた】でやり方をまとめているので参考にしてみてください。

バックランプ球(ハロゲン・LED)を自宅で交換するやりかた
この記事では、バックランプ交換(ハロゲン・LED)のやり方をまとめています。交換のやり方を事前に理解しておくことで、お店に依頼する手間や時間を省いてちょっとした交換時にも役立てることができます。

球切れ以外で知っておきたい2つの原因

ここからは先ほど解説したバルブ切れ
以外の原因についてお伝えしていきます。

配線の断線
バックランプスイッチの不良

配線の断線

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1つ目は配線の断線です。

断線ってどんな症状なの?

簡単に言えば断線は配線同士が切れている症状のことだね。

・配線がちぎれかけている
・完全に遮断されている

バックランプにつながる配線が途中で断線する事で電気の流れが止まるので点灯しなくなります。

ちぎれの場合ってどうやって修復すればいいの?

途中にギボシ端子を繋げる方法もあるけど、外れなくてもいいならハンダ付けがおすすめだね。

ハンダ付けはハンダを溶かして配線同士をくっつけるので、比較的簡単に修復ができます。

自分でやってみたいけど交換方法がわからない。こんな方は【配線同士を綺麗に繋げるはんだ付けの手順と失敗しない為の4つの注意点】を参考にしてみましょう。

バックランプスイッチの不良

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2つ目はバックランプスイッチの不良

バックランプスイッチは

・ギアをバックに入れる
・スイッチの先端(突起部)が押される
・接点が切り替わり電気がバルブに伝わる

と言った仕組みでバックランプが点灯する事になります。

そのため、不良などにより本体が反応しなくなるとギアをバックに入れたところでバックランプは反応しない。反応しないと電気は流れないのでバックランプも点灯しません。

もしバックランプスイッチの不良が原因だった場合は、本体を交換する事で対処ができます。

バックランプスイッチは上記でも言ったように、

・ギアをバックに入れる
・スイッチの先端(突起部)が押される
・接点が切り替わり電気がバルブに伝わる

と言った仕組みでバックランプが点灯する事になります。

そのため、バックランプスイッチ本体が不良
だった場合は本体を取り換えれば解決できます。

3つの中から原因を特定する方法

ここからは3つの中から原因を特定する方法。もしバックランプがつかなくて原因がわからないこんな場合には以下2つの方法で解明してみましょう。

テスターで電気の流れを確認する
それでも解決しないならバックランプスイッチが原因

テスターで電気の流れを確認する

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まずテスターで電気の流れを確認する事から始めましょう。電気の流れを確認してどこまで電気が流れているのかを見ます。

たとえば、

・電球より前なら途中の配線に問題あり
・電球手前まで来ていれば電球が問題

というように2つのパターンの確認ができます。

詳しくは【車の電球に電気が流れているかを調べる方法】でまとめているので参考にしてみてください。

それでも解決しないならバックランプスイッチが原因

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それでも解決しない場合はバックランプ
スイッチが原因となります。

バックランプスイッチは、先端の突起部が押されることで接点が繋がりバックランプに電気が伝わるもの。そのため、上記の配線不良や電球に異常がない場合はバックランプスイッチが原因であると言えます。

バックランプがつかない症状を防ぐために

最後は、少しでもバックランプが
つかない原因を減らすために対策を紹介します。

バックランプの球切れ点検を定期的に
バルブの寿命を目安に交換する
スイッチを10万km目安に交換する

バックランプの球切れ点検を定期的に

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1つ目はバックランプの球切れ点検を定期的に行う事

毎日とは言いませんが、月一程度でバックランプの確認をすることでふとした時に球切れを発見する事ができます。

やり方についても1人でもできる簡単な方法が
あるので、手順を覚えて実践してみるといいでしょう。

実際のやり方が知りたい方は、【バックランプの球切れ点検を1人で行う方法】でまとめているので参考にしてみてください。

バルブの寿命を目安に交換する

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2つ目はバルブの寿命を目安に交換する事。主に電球に関してですね。

バルブも消耗品なので、寿命に合わせて
交換することで点灯不良を防げます。

目安として

・ハロゲンなら2〜3年
・LEDなら3〜10年

いずれかを目安にするといいでしょう。

おすすめとしてはLEDバルブ一択。LEDにする事でバルブを長く使う事ができます。

LEDについては、【夜間後退時に明るく視認性抜群”LEDバックランプのおすすめ5選”】でおすすめをまとめているので参考にしてみてください。

スイッチを10万km目安に交換する

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3つ目はスイッチを10万km目安に交換する事。バックランプスイッチになりますが、10万kmを目安に交換する事で防げます。

経年劣化により直ぐにとは言えませんが、
使い続ければいつかは壊れます。

だいたい10万kmを超えてくると色々な部品が壊れてくるので、それに合わせて交換することで防げます。

対策をまとめると

バックランプの球切れ点検を定期的に
バルブの寿命を目安に交換する
スイッチを10万km目安に交換する

詳しい原因を解明して早期解決に役立てよう

以上、バックランプが点かない3つの原因と
症状を特定する為の適した方法を解説しました。

この記事のおさらい。

バックランプが点かない原因
バルブの球切れ
配線の断線
バックランプスイッチの不良
バックランプがつかなくなった場合の対処方法
球切れは電球交換で解決
配線の断線は配線を治す
バックランプスイッチの不良はスイッチ交換をする
3つの中から原因を特定する方法
テスターで電気の流れを確認する
それでも解決しないならバックランプスイッチが原因
バックランプがつかない症状を防ぐために
バックランプの球切れ点検を定期的に
バルブの寿命を目安に交換する
スイッチを10万km目安に交換する

バックランプがつかないからどうせ球切れでしょ。

こういった考えから球切れを疑う方がたまにいますが、必ずしも球切れとは限りません。バックランプは電気が流れて初めて点灯する仕組みなので途中の段階で異常があれば電球に到達する前に遮断されることになります。

遮断=電気が流れないので点灯しない。

それだと原因の特定ができないのだが…

こんな時にはテスターを当てることで解決ができます。

・電球より前なら途中の配線に問題あり
・電球手前まで来ていれば電球が問題

というように2つのパターンの確認が可能。電球より前ならバックランプスイッチ間にテスターを当てる事で特定ができます。

一見すると特定が難しそうに感じる場合でも、焦らずに怪しい箇所を探ることで解決への運びとなります。

やり方自体もそこまで難しくはないのでこれから起きた時の参考にしてみてください。

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