車にとってのウインカーは右左折時に
点滅させる灯火類の一つ。
そのバルブには純正でハロゲン球が使われることが多いですが、中には性能upの目的でLED化を検討する方も少なくないでしょう。
ただここで問題になるのは抵抗値。
そのままLED化しただけではハイフラ現象になるので、点滅速度を正常にするにはバルブに合わせた抵抗器をつける必要があります。
この記事では、そんな抵抗値の求め方についてお伝えします。

記事を最後まで読むことで知識を得ることはもちろん。これから先の抵抗器選びで正しいものが選べるので参考にしてみてください。
ウインカーの抵抗値はオームの法則で求める
まずウインカーの抵抗値は、オームの法則を
使うことで求めることができます。
オームの法則は電圧・電流・抵抗
3つの関係を表す法則。
電圧 (V) | 電気を流す力を意味 |
電流 (I) | 電気の流れの大きさを意味 |
抵抗 (R) | 電気の流れにくさを意味 |
電圧は電流(I)と抵抗(R)の積に等しいとい
う関係。つまり V = I * R で表されます。
抵抗値を求める計算式は【抵抗 = 電圧 ÷ 電流】
そんな抵抗値を求める計算式ですが、
オームの法則の中にあるR= V÷I。
【抵抗 = 電圧 ÷ 電流】を使います。
V: 電圧 (単位はボルトV)
I: 電流 (単位はアンペアA)
【例文】を使った計算式
ここからは例文を使った計算式です。
(例文)電圧が12V。電流が2A
6Ωが必要な抵抗となります。

ちなみにウインカーの抵抗器はw数も表記されていますが、何ワット(w)必要なのかわからない方は購入するLEDウインカーの消費電力の2倍以上で選ぶといいでしょう。
実際のLEDウインカーを使って抵抗値を求める
最後は、例文とは別に実際のLED
ウインカーを使って抵抗値を求めてみましょう。
今回使うのは【ぶーぶーマテリアル T20】。抵抗が内蔵されていないタイプなので、正常に取り付けるためには抵抗値の合った抵抗器を用意する必要があります。

電流値が表記されていないんだけど、これってどうすればいいの?

電流値がない場合は、電圧(12V)÷ワット数で求める事ができるね。
ぶーぶーマテリアルT20のワット数は5.04 W。
当てはめると電圧(12V)÷ワット数(5.04 W)=2.38。
・電流(I)2.38
5Ωが必要な抵抗となります。ない場合は6Ωでも問題ない。
実際に調べてみると、【ぶーぶーマテリアルハイフラ防止抵抗器 6オーム】というのが出てきます。
メーカーによっては専用品が出ていますが、ない場合には計算する事で選んだウインカーに合った抵抗器を見つけることができます。

求め方自体も難しくないので、これから先ウインカーをLED化する際の参考にしてみてください。
※【LEDウインカーのおすすめ8選”車検対応や明るさup・抵抗内蔵タイプも紹介”】では抵抗なしタイプのおすすめLEDウインカーもまとめているので一緒に参考にしてください。

正しい抵抗値を理解してLED化に役立てよう
以上、ウインカーの抵抗値に
ついてお伝えしました。
ウインカーの抵抗値はバルブをLED化
する上で必要不可欠。

仮に適当なものをつけるとハイフラを防止できないので、正しい抵抗値を把握した上で選ぶように心がけましょう。