ブレーキランプが消えない2つの原因と解決策”応急で使える代用品も合わせて解説”

テール・ストップランプ
テール・ストップランプ
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ブレーキランプが消えなくなって困っているんだけど。どうすればいいのかわからない。

このような悩みはありませんか?

特に今現在同じ悩みを抱えている方。自分なりに解決しようと試してはみたものの、一向に解決せず頭を悩ませてしまう事ってありますよね。

結論、原因を解決するには以下のポイントを抑えておくと対処しやすくなります。

・スイッチの切り忘れはないのか
・余計な電気は流れてないのか
・ブレーキペダルは戻っているのか

上記の条件を把握できれば、だれでも簡単に原因を絞った上で対処する』ことができます実際に私も同じ方法で解決への運びとなりました。

本記事では、そんなブレーキランプが消えない原因について2つに絞った上で対処方法や防ぐ対策などもまとめました。

ブレーキランプが消えない=焦る気持ちもわかりますが…必ず原因があるので正しい対処をする事でトラブル解決につながります。

※今回紹介した以外にもテールランプについて知りたい方は、【テール/ストップランプの知識”よくある悩み(疑問)や解決策・作業まとめ”】を参考にしてみてください。

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本来のブレーキランプはペダルを離せば消える仕組み

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一般的なブレーキランプは

・ペダルを踏むと点灯
・離すと消灯

ブレーキペダルを離せば消灯する事から
本来であれば特に気にする必要もありません。

ですが同じ車に長く乗っていると、ブレーキランプが急に消えなくなったという経験をする方が少なからずいます。

ブレーキを踏んだ状態ならわかりますが、離していても点灯し続ける。一体どうして?と不安になる事でしょう。

ブレーキランプが消えない原因と対処方法

そんな時にはブレーキペダルが戻っていないもしくはストッパーゴムの破損を疑いましょう。

ブレーキペダルが戻っていない
ストッパーゴムの破損を疑う

ブレーキペダルが戻っていない

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1つ目はブレーキペダルが戻っていないことが原因。

本来のブレーキランプは、ペダルを踏み
込むことで点灯。離すと消灯の流れ。

このブレーキペダルが戻っていない事で消えない症状が起きます。

その際の考えられる原因としては

・ペダルがマットなどに巻き込まれている
・ブレーキマスターシリンダーの故障

足元のマットを新調したことによって、ペダルに
マットが引っ掛かり戻らなくなる場合があります。

また、ブレーキマスターシリンダーが故障した
場合にもペダルが戻らなくなる危険性があります。

※ブレーキマスターシリンダーは、ブレーキペダルの踏力を油圧に変換・増幅してブレーキキャリパーへ伝達する装置の事。

ペダルがマットに引っ掛かり戻らなくな可能性は低いので、もしペダルが原因の場合にはマスターシリンダーの故障を疑いましょう。

ブレーキマスターシリンダーが原因の場合はオーバーホールする事で対処ができます。

オーバーホール=必要箇所の部品を分解して修理や清掃などして戻す作業。ブレーキマスターシリンダーのオーバーホールは知識がないと作業が難しいので、自分でできない人は迷わず車屋さんに依頼しましょう。

ストッパーゴムの破損を疑う

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ブレーキランプが点灯したままで消えない…

という方は、【ストッパーゴムの破損】が原因。ストッパーゴムは、画像で言う丸いくぼみの中に入っている部品です。

どうしてストッパーゴムの破損が関係あるのさ。

ブレーキの仕組みが関係してくるんだけど、詳しくはこれから解説していくね。

ブレーキランプは通常ブレーキを踏む事で点灯。離す事で消灯しますよね?

これはブレーキペダルの上部にブレーキペダルスイッチと呼ばれるスイッチがあり、

・ブレーキを踏むとストッパーゴムから接点が離れ点灯。
・ブレーキを離すとストッパーゴムにスイッチが当たり消灯。

このような仕組みになっています。

簡単な構造になっている訳は、『緊急時でも後続車に危険を知らせる事ができる』という意味が隠されています。

例えばテールランプ。これは後続車に存在を知らせる意味がある訳ですが、点灯させるにはイルミ電源つまりスモールランプを点灯させる必要があります。

エンジンが掛かる状態ならいいですが、トラブルなどでエンジンが掛からない場合…電気が流れなくなるのでテールランプは点灯できなくなります。

こうなるとどうなると思いますか?

昼間なら何とかなりますが、夜間で事故に巻き込まれてテールランプすら点かないとなった時には後続車に追突される危険性が高くなります

その点ブレーキランプなら、常時電源が流れているのでエンジンが掛かっていない状態でもペダルを踏めばブレーキは点灯します。結果として後続車に追突される危険を回避できるというわけですね。

話を戻すと、【ブレーキを離すとストッパーゴムにスイッチが当たり消灯】という仕組み。

ストッパーゴムが破損する事によって、仮にブレーキを放してもスイッチが当たらないので消えなくなるという結果になります。

突然でストッパーゴムがない場合は代用品で対処が可能

ここからは、突然のことでストッパーゴムがない場合の代用品について。

新品のストッパーゴムを手に入れる事ができればそれに越したことはないのですが、壊れたからといってすぐに交換ができるとは限りません

在庫があれば話は別ですが、パーツ注文⇒商品到着⇒交換の手順を踏むことになるので、知り合いのつてがなければすぐにはそれも難しいでしょう。

かと言って、待つ間にバッテリーが上がる
危険性もあるため早急に対処する必要があります。

そこで役立つのがクリップや1円玉で代用する事。

・クリップで代用
・1円玉で代用

クリップを穴に差し込んで対応

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エーモンなどから出ているバンパーを留めるクリップを差し込むと代わりとなります。

もちろんぴったりと言う訳ではないので応急
という形ですが、一時しのぎならクリップが役立ちます。

この場合は出来る限り太めのクリップを選ぶと対処ができます。

1円玉で代用する

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もう1つは1円玉を使用すること。1円玉×2枚を挟み込んだ状態で、ビニールテープなどで固定しましょう。

どうして2枚必要なの?

1枚だと薄すぎてスイッチに当て切らないからだね。

大きさにはちょうどいいのですが、
厚みが少し足らないので1枚では不足です。

もし応急処置として使う場合には2枚を挟み込んで使用することがおすすめです。

このように使い方によってさまざま代用が効くので、もしなった場合には自分に合った方法で活用して早めのスイッチ交換を心がけましょう。

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原因を作らない為に出来る対策

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最後は原因を作らない為に出来る対策について。症状が起きるのは仕方のない事ですが、防ぐ事が出来ないと言う事はないので参考にしてみてください。

たまにでいいから点検をする
無意味なブレーキの多用を控える
ある程度の時期が来たらストッパーゴムを交換する

たまにでいいから点検をする

1つ目はたまにでいいから点検をする事。目安としては1週間もしくは1ヵ月に1度のタイミングでストッパーゴムの状態を確認しておくといいでしょう。

適度な状態を確認しておくことで交換の
目安として事前にタイミングを計る事ができます。

無意味なブレーキの多用を控える

2つ目は無意味なブレーキの多用を控えること。ストッパーゴムの破損につながる原因は、ペダルのブレーキスイッチがゴムに当たる事で徐々に削れていくこと。

つまり踏む頻度によって変わる訳なので、極力無意味なブレーキの多用を控える事で対策となります。

ある程度の時期が来たらストッパーゴムを交換する

3つ目はある程度の時期が来たらストッパーゴムを交換する事です。

パーツは年数もしくは使用状況によって劣化していくものなので、ある程度の時期が来たらストッパーゴムを交換する事で壊れる前に対策ができます。

おすすめとしては10万キロ程度走行距離が過ぎたタイミング。

簡単な事ではありますが、このように自分に出来る事から始めると実際に症状が起きる前に対処をする事ができます。

事前に知識があるかどうかでもその後が変ってくるので、今後の為にも覚えておきましょう。

ブレーキランプが消えない原因を理解して正しい対処をしよう!

以上ブレーキランプが消えない原因や対処法に
ついて解説しました。

今回の記事のおさらいです。

ブレーキランプが消えない原因
ブレーキが戻りきっていない
ストッパーゴムの破損が原因
早めに対処しないとどうなるか
バッテリー上がりの原因のもとになる
ストッパーゴムがない場合の代用品
クリップ
・1円玉×2枚

記事でもわかる通りブレーキランプが消えない=ストッパーゴムの破損が原因となります。

ストッパーゴムは画像で言う丸い
くぼみの中に入っている部品です。

・ストッパーゴムがスイッチに触れると消灯
・離れると点灯

する仕組みですが、ストッパーゴムが破損する事によって常にスイッチに当たらない状態に陥ります。

これがトラブルとしてよく言われる【ブレーキランプが消えない】原因です。

もし破損した場合には新しいストッパーゴムに変える事で対処ができますが、ストッパーゴムが中々届かない場合。こんな時にはそれまでの代用といて

クリップ
・一円玉×2

が役立ちます。

クリップなら太めのものを差し込む。一円玉に関しては1円玉×2枚を挟み込んだ状態で、ビニールテープなどで固定しましょう。

大きさにはちょうどいいのですが厚みが少し足らないので1枚では不足です。

もし応急処置として使う場合には2枚を挟み込んで使用することがおすすめです。

このように使い方によってさまざま代用が効くので、もしなった場合には自分に合った方法で活用して早めのスイッチ交換を心がけましょう。

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