今回ご紹介するのはエアコン(暖房)から
冷風が出る問題についてです。
通常エアコンと言えば冷房と
暖房の2種類があります。
・暖房は暖かい風
季節に合わせて使うことで快適な車内で
運転を続けることが出来ます。
たとえば夏なら冷房。冬なら暖房というように。
ですがふとした時に
暖房をつけたいのに冷たい風しか出ない。
こんなトラブルに見回れることがあります。こんな時、何が原因でどう対処すれば解決出来るのでしょうか?
この記事では、『暖房(温風)にならない原因を解決したい。』こんな方向けに詳しくお伝えしていきます。
暖房をつけたいのに冷風しか出ない原因
暖房をつけたいのに冷風しか出ない。
こんな場合には
・エンジンが温まりきっていない
・サーモスタットの故障
いずれかが考えられます。
温度の切り替えミス
まず初歩的なミスとしてよくやりがち
なのが温度の切り替えミスです。
エアコンには基本的に暖房と冷房があり、
切り替えることで温風や冷風が出る流れ。
たとえば
・26℃から上に行くほど温風が出る
この温度を冷風に切替えることで暖房に
切りかえたはずなのに…
と勘違いする場合があります。
エンジンが温まりきっていない
2つ目はエンジンが温まりきっていないこと。
というのも本来エンジン内部には冷却水が循環していて、熱を持ちずきたエンジンをちょうどいい温度に冷却する効果を持っています。
暖房はその温められた冷却水の熱を利用して
温風を車内に送っている訳ですね。
ですが状況に応じて温まるの
には時間がかかり…
特に冷間時。冬の寒い時期にエンジンを掛けた時などは、エンジンが温まるまでに時間がかかりその時にエアコンをつけると冷風が出るという訳です。
サーモスタットの故障
3つ目はサーモスタットの故障。
サーモスタットはエンジンを循環する
冷却水の温度を調整する部品のこと。
温度によって閉じたり開いたりする仕組みです。
・サーモスタットが閉じると温める方向に
このサーモスタットが問題で…
開いたまま壊れる事で常に冷やす方向に
いくので暖房でも冷風が出るという訳です。
3つの中から原因を特定するには?
ここからは先程紹介した原因を
特定する方法について。
方法についてはそれぞれやり方が異なるので
確認すると今後の作業で役立ちます。
流れとして
・エンジンが温まった際に暖房をつけて判断
・2つでも改善しない場合はサーモスタット
設定ミスの場合は暖房に切り替えて判断
まずはわかりやすい暖房/冷風の切り替えから。
調整のスイッチを確認した時にきちんと
暖房に設定しているのかをみましょう。
もし暖房にも関わらず冷風が出る場合は別の問題。
冷房に切り替わっている場合は調整ミスをしていると判断できます。
暖房でなおかつ冷風が出なければ
ミスでは無いと言えますね。
エンジンが温まった際に暖房をつけて判断
2つ目はエンジンが温まった際に
暖房をつけて判断すること。
調整ミスの次にありがちなのが冷間
時に暖房をつけて勘違いすることです。
原因でも言ったようにエンジン内部には冷却水が循環していて、熱を持ちずきたエンジンをちょうどいい温度に冷却する効果を持っています。
暖房はその温められた冷却水の熱を利用して
温風を車内に送っています。
ですが冬の寒い時期にエンジンを掛けると、エンジンが温まるまでに時間がかかりその時にエアコンをつけると冷風が出ることになります。
そのため、暖気が終わったあとに暖房をつけることで原因かどうか判断ができます。
2つでも改善しない場合はサーモスタット
調整ミスでも冷間時が問題でもない。
こんな場合に当てはまるのがサーモスタットです。
サーモスタットは温度によって閉じたり開いたりする仕組み。
・サーモスタットが閉じると温める方向に
このサーモスタットが開いたまま壊れる事で常に冷やす方向にいくので暖房でも冷風が出るという訳です。
そのため、もし2つとも当てはまらないにも関わらず冷風ができるのが直らない。こんな時にはサーモスタットが問題かも?と判断ができます。
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トラブルが起きた時の対処方法
ここからはトラブルが起きた時の対処方法について。
もし3つのうちいずれかでも当てはまる
場合は、それぞれに合った対処をしてみましょう。
切り替えミスや温まりきっていない場合はタイミングに合わせて調整する
まず切り替えミスや温まりきって
いない場合の対処方法について。
・温まりきっていない場合は暖気する
いずれかによって対処ができます。
暖気ってどのくらいすればいいの?
外気温や季節にもよるけど、大体10~20分くらいだね。
10~20分ほど暖気をした後にエアコンを暖房に調整する事で、冷風しか出なかったものが温まって温風に変わります。
サーモスタットの交換をする
もう一つはサーモスタットの交換をする事。
一度サーモスタットが故障すると
・常に閉じたまま
いずれかになります。
今回で言えば常に開いたままで冷却方向に向かうので…
・暖房を使いたいのに冷風しか出ない
・暖かい風がでない
こういったトラブルに見回れます。
その対処として最適なのがサーモスタット事態を交換する事。
サーモスタットを交換する事によって、暖風が出なくなる問題はもちろん。関連するオーバークールのトラブル解決に役立ちます。
この時、費用が高い場合は中古でもいいですが…
中古品だと使用状況が分からずいつ壊れるか分からないので、できる限り交換する場合は新品を選びましょう。
サーモスタットの交換方法については別記事でやり方をまとめているので、合わせて知りたい方は参考にしてみてください。
トラブルを起こさない為にこれからできること
最後はトラブルを起こさないための対策に
ついてお伝えしていきます。
時々点検をする
1つ目は時々点検をすること。
毎日でなくていいので、関連する箇所の
点検を時々やってましょう。
点検をすることで怪しい箇所や既に壊れ始めているなど。早期発見に役立ちます。
交換時期を目安にサーモスタットの交換をする
もうひとつは交換時期を目安に
サーモスタットの交換をすること。
完全に故障する前に、ある程度の時期を見て
交換を心がけることでトラブル回避に繋がります。
※自分で出来ない方はお店に依頼するのもおすすめです。依頼した場合の費用についても知りたい方は、別記事でもまとめているので参考にしてみてください。
このように一見すると大したことがなさ
そうに見えますが…
日々の積み重ねによって今後も快適なエアコン
ライフが送れるのでやって損はありません。
原因を理解して今後のトラブル解決に役立てよう
以上、暖房から冷風が出る原因に
ついてお伝えしました。
エンジンが温まりきっていない
サーモスタットの故障
エンジンが温まった際に暖房をつけて判断
2つでも改善しない場合はサーモスタット
サーモスタットの交換をする
交換時期を目安にサーモスタットの交換をする
記事でもわかる通り
エンジンが温まりきっていない
サーモスタットの故障
冷風しか出ない場合はいずれかが当てはまります。
温度の切り替えミスは暖房と冷房を間違えている症状。
エンジンが温まりきっていないのは
冷間時の状態で暖房を入れてしまう症状。
サーモスタットの故障は故障する事で開いたままになる症状。
どれかひとつでも当てはまれば、【暖房をつけたのに冷風しか出ない】こんなトラブルを引き起こしやすくなるので…
もしこれから先
・少し怪しいかも
こんな方は記事を参考にトラブル解決に
役立てて見てください。