車の水温警告灯(青оr赤)が点灯″緊急時(出先)に出来る応急処置のやり方を解説″

警告灯
警告灯
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車にとっての水温警告灯は冷却水の温度に応じて点灯するもの。

本来であれば冷間時もしくは一定温度以上で
点灯⇒一定温度で消灯するのが一般的。

ですが、ふとした時に消えないトラブルに
見舞われる場合があります。

警告灯が消えない=エンジンにダメージ(負荷)を与えるリスクが高い

こんな時、原因を明確にした上で対処するのが一般的ですが…

やり方によっては緊急時の応急処置として、
一時的に処置させる事ができます。

今回はそんな水温警告灯の点灯を一時的に抑える方法についてまとめて見ました。

記事はこんな人におすすめ。
✅警告灯を一時的にどうにかしたい
✅ 応急処置の方法が知りたい
✅自分でやる時の為に覚えておきたい
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水温警告灯は温度に応じて点灯する

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水温警告灯は冷却水の温度に反応して点灯する警告灯の一つ。

・水温が低い⇒青色に点灯
・水温が高い⇒赤色に点灯

水温が低いうちは青色に点灯して消えない、
適正温度になると消える仕組み。

逆に水温が一定以上に達すると赤色に点灯、
温度が適正地に下がると消える仕組みになっています。

他にも点灯確認用として初期始動に反応する

他にも確認用として、ACC以上で点灯⇒エンジン
始動をした場合に完全に消灯する仕組みになっている。

消えないもしくは電球を抜くと車検に通らなくなります

もし消えない場合は異常の合図

エンジン始動後や出先でも警告灯が消えない。こんな場合には異常を知らせる合図となります。

本来であれば警告灯が点灯⇒消灯なら正常。

逆に警告灯がついたままの状態は、青や赤どちらもトラブルが起きていることを知らせる目的で点灯します。

消えないからと放置すると車を壊す結果になるので、分かった段階で早めの対処をしましょう。

※詳しい原因については、【車の水温警告灯(赤оr青)が点いたり消えたり″関連する3つの原因や対処法・防ぐ対策を解説″】でまとめているので参考にしてみてください。

車の水温警告灯(赤оr青)が点いたり消えたり″関連する3つの原因や対処法・防ぐ対策を解説″
車の水温警告灯が点灯する原因や対処方法を解説。後半では防ぐ対策もまとめているので一緒に参考にしてみてください。

水温警告灯が点灯した時の緊急の応急処置

ここからは、水温警告灯が点灯した場合に
できる緊急時の応急処置について。

水温警告灯(青)が消えない場合

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水温警告灯(青)の点灯は、エンジンの
冷却水がまだ十分に温まっていないことを意味。

つまり、本来であれば初期のエンジン始動時や雪が降るような寒い時期に点灯する事が多いです。

正常ならある程度経てば消えますが、消えない
場合にはトラブルが起きている可能性が高い

もし消えない場合には以下の方法で処置をしてみましょう。

安全な場所に止める

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安全な場所に止める工程。

ハザードランプを点灯させ、安全な路肩や
駐車場に車を移動させて停車させます。

どうしても見つからない場合は道路の端でもいいですが、追突されるリスクを考えると広い場所が安全です

エンジンを暖める

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エンジンを暖める工程。

そのままアイドリング状態でもいいですが、時間がかかるのでアクセルをふかして無理やり暖めるのがおすすめ。

目安は3000回転もしくはそれ以上でしばらく空ぶかし。

暖まった時に警告灯が消えればOK。

それでも消えない場合は整備工場などに持っていく

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逆に消えない場合は何かしらのトラブルが原因。もし症状が変わらない場合は、無理に自走するのではなく整備工場などに持っていくのが最適。

おすすめは

・カーディーラー
・整備工場
・カー用品など。

お店まで自走できない場合はロードサービスに連絡して運んでもらいましょう。

水温警告灯(赤)が消えない

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水温警告灯(赤)の点灯は、エンジンの
冷却水が想定以上に温まっていることを意味。

つまり、オーバーヒートの状態を指します。

もし消えない場合には以下の方法で処置をしてみましょう。

安全な場所に止める

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安全な場所に止める工程。

ハザードランプを点灯させ、安全な路肩や
駐車場に車を移動させて停車させます。

順番としては

①ハザードランプを点灯
②路肩や駐車場に移動

どうしても見つからない場合は道路の端でもいいですが、追突されるリスクを考えると広い場所が安全です

エンジンを冷やす

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エンジンを冷やす工程。

次にやるのは水温警告灯(青)と反対のこと。エンジン内部の冷却水を冷やさないといけないので、先にエンジンを切っておきましょう。

エンジンを切った状態でしばらく放置。出来れば一緒にボンネットを開けておくと冷やすのにより効果的です。

ラジエーター内の冷却水を確認

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水温が冷えたらラジエーター内の冷却水を確認しておきましょう。

目安は1時間~2時間程度がおすすめ。

※水温が冷えたかどうかは水温計を確認すると目安になります。水温計については社外品があるとより確認しやすい。

ちなみに確認する場所はラジエーター内の冷却水。キャップを開けて確認しましょう。

開け方が分からない方は、【ラジエーターキャップの簡単な交換方法と緊急時にキャップを開ける方法】でまとめているので参考にしてみてください。

足りない場合は補充

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もしこの時、冷却水が足らない場合は必要な分補充します。

車に予備として冷却水を積んでおくのもいいですが、近くに売っているお店があれば買いに行くのも一つの手。

⇒冷却水をお探しの方はこちら ≫

エンジンを掛けて少し様子見

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冷却水の補充後は再びエンジンを
掛けて少し様子見。

様子見する理由は自走できるか確認するため。冷やした後にすぐ走行してまた上がったら同じことの繰り返しになります。

・水温は正常
・水温が下がらない×

また上がるようならロードサービス等に連絡

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もしこの時上がるようなら自走
するのはやめましょう。

何かしらトラブルが起きてる証拠なので、下手に走らせるとエンジンを壊しかねません

この時、もし自走ができない場合はロードサービスに連絡して運んでもらいましょう。

今回の方法はあくまで一時しのぎ!原因を見つけて早めの対処を心がけよう

以上、水温警告灯が点灯した場合の緊急時の応急処置の方法についてお伝えしました。

この記事のおさらい。

記事でもわかるように水温警告灯には2種類。

・青⇒水温が低い
・赤⇒水温が高い

本来であれば、温度に応じて点灯⇒問題がなければ消灯する仕組み。

ですが、異常を検知すると点灯したまま消えなくなります。そんな場合には状況に応じて原因を明確にした上で対処するのが最適。

ただ出先に起きる場合もあるため、必ずしも作業ができる状況とは限りませんよね?

そんな方には今回の方法。緊急時の応急処置がおすすめ。根本的な解決にはなりませんが、その場しのぎであれば対処ができます。

なので、もし緊急でどうにかしたい場合は今回の方法を試してみてください。

よくある質問Q&A

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Q.水温警告灯が黄色や緑は何を意味しますか?

A.緑は低温時の青。黄色は高温時の赤と同じ意味です。


Q.警告灯が消えない場合は車検に影響しますか?

A.はい。水温警告灯は点灯確認も含まれているので、エンジン始動の段階で点灯⇒消灯の流れになる必要があります。また警告灯の常時点灯は危険を知らせる意味もあるので、球を抜くのではなく必ずトラブルを解決して自然に消灯するようにしましょう。


Q.冷却水がない場合は水道水でもいいですか?

A.はい。水道水でも問題はありません。ただし、水道水だけにすると冬場に凍結しやすくなるので出来るだけ冷却水を補充しましょう。

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