運転免許証で言う暗証番号は、免許証の
交付時などに設定する2種類の番号。
基本的には一度設定すれば頻繁に使うものではありませんが、状況に応じて使い分けることで情報の確認や本人確認などで役立てることができます。

この記事ではそんな暗証番号について、設定のタイミングや使う場面・忘れた時の対処方法など詳しくまとめてみました。
・設定のタイミング
・使う場面
・忘れた時の対処方法
暗証番号はICチップに内蔵された情報を読み込むための番号
運転免許証の暗証番号は、運転免許証に内蔵されたICチップに保存されている情報を読み取る際に入力する番号のこと。
設定された経緯は偽装防止の為
元々はICチップを内蔵する仕組みは
ありませんでしたが…
偽造や変造免許証の悪用による犯罪を防止するために平成19年1月以降から現在のチップが内蔵された仕様に変更されました。
2種類の暗証番号で氏名や本籍などがわかる
そんな暗証番号は1と2に分けられ
それぞれの役割を持ちます。
1組目の暗証番号 | 氏名や生年月日など |
2組目の暗証番号 | 本籍や顔写真 |

1組目では氏名や生年月日などの情報。2組目では本籍や顔写真を確認することができます。これを元に、もし落とした場合の本人確認がしやすくなります。
暗証番号を設定するタイミング
続いて暗証番号の設定するタイミング。
設定タイミングは
・免許の更新時
・免許証の再発行
初めて免許証を取得
1つ目は初めて免許証を取得した時。
試験合格後に免許証が交付
された時に設定します。
免許の更新時
2つ目は免許の更新時。
運転免許証によって3年や5年毎など数年に
一度の更新が必要になります。
この時に一緒に暗証番号の設定も行います。
※暗証番号と一緒に更新時の流れも知りたい方は、【免許更新ハガキが届いた!必要な4つの書類や手続きの流れを解説!】でまとめているので参考にしてみてください。
免許証の再発行
3つ目は免許証の再発行。免許証の再発行は紛失や落としたりなどのタイミングで行います。
この時に一緒に暗証番号の設定も行います。
※暗証番号と一緒に再発行の流れも知りたい方は、【運転免許証を紛失″その時やるべき5つの事項と再発行手続きのやり方″】でまとめているので参考にしてみてください。
設定した暗証番号を使う場面

設定しては見たものの、今のところ使う場面がないけど正直どのタイミングで使うんだろ。
免許を所持している方の中には、このように
一度は疑問に思った方もいるのではないでしょうか?
実はこれ、結論からいえば記録内容の確認や免許証を本人確認書類として提出する場合に使用するのが一般的です。
記録内容の確認
初めの方でも言ったように運転免許証にはICチップが内蔵されていて、暗証番号を入力することによってその情報を確認できます。
1組目の暗証番号 | 氏名や生年月日など |
2組目の暗証番号 | 本籍や顔写真 |
どうしても記録内容の確認がしたいという
場合に暗証番号で確認が出来ます。
免許証を本人確認書類として提出する場合
もうひとつは免許証を本人確認
書類として提出する場合。
例えば一部の金融機関。銀行口座開設やクレジットカード契約時などで、本人であるかを確認する為に免許証の暗証番号で本人確認をします。

意外と使わなそうな暗証番号ですが、場合によっては使う状況があるので覚えておくといいでしょう。
もし暗証番号を忘れたらどうしたらいい?

暗証番号については何となくわかったけど、もし番号を忘れた時はどうすればいいのかな?

そんな時は警察署や運転免許センターなどで照会ができるから焦らなくても大丈夫だよ。
警察署や運転免許センターで照会ができる
暗証番号が分からなくなったからと
言って焦る必要はありません。
そんな時には警察署や運転免許センターで
照会が簡単に出来るので直接行くだけ。
電話対応ではできませんが、直接免許証をもって相談すれば照会⇒暗証番号の確認が出来ます。
急ぎでなければ免許更新のタイミングでもOK
また、「特に急ぐ用事がない。」こんな場合には
免許更新のタイミングでもOKです。
運転免許証によって3年や5年毎など数年に
一度の更新となりますが…
更新の度に暗証番号はリセットされる
のでその際に設定が出来ます。

もし暗証番号を忘れた場合には、焦らず警察署や運転免許センターで照会する。急ぎでなければ更新のタイミング暗証番号を再登録すると言うように覚えておきましょう。
暗証番号の意味や使うタイミングを覚えてこれからに活かそう
以上、運転免許証の暗証番号に
ついてお伝えしました。
この記事のおさらい。
・免許の更新時
・免許証の再発行
・免許証を本人確認書類として提出する場合
・急ぎでなければ免許更新のタイミング
記事でもわかる通り、暗証番号はICチップに
内蔵された情報を読み込む為の番号。
元々はICチップを内蔵する仕組みはありませんでしたが、偽造や変造免許証の悪用による犯罪を防止するために平成19年1月以降から現在のチップが内蔵された仕様に変更されました。

暗証番号を入力すれば情報の確認や本人確認書類として役立てることができるので、状況に応じて使い分けてみましょう。
よくある質問Q&A
Q.暗証番号の間違いは何回まで大丈夫ですか?
A.2回迄です。3回からはロックされるので読み取りができなくなります。
Q.ロックされたらいつ解除されますか?
A.解除申請をしない限り解除されません。詳しくは【運転免許の暗証番号がロックされた″緊急時に出来る解除方法と手続きの一連の流れを解説″】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。
Q.暗証番号入力がうまく反応しないのですが何が原因ですか?
A.状況に応じて原因が変わります。詳しくは【運転免許の暗証番号が合ってるのに反応しない!早急に試したい3つの方法と解決策】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。
Q.暗証番号を2つとも同じにできますか?
A.はい。同じにはできますが、リスクを考えると別々の方が安心です。
Q.暗証番号の照会は知人でもできますか?
A.いいえ。本人以外は照会できません。
Q.暗証番号はどんなものがいいですか?
A.誕生日や電話番号などを避けて特定しにくいものがおすすめです。