ファン(V)ベルトとは?車での役割(4つ)や故障症状・原因・交換時期を解説

車に関する悩みや解決方法
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車にとってのファン(V)ベルトは車を運転する上で必要不可欠な部品の一つ。

中には『名前くらいなら聞いた事あるかも?』とそれ以外ではどんな部品なのか知らない方の方が多いのではないでしょうか。

ですが、ファンベルトは思っている以上に重要な役割を持った部品。もし故障すればオーバーヒートやエンジンが掛からないなどのトラブルに発展するリスクがあります。

今回はそんなファンベルトについて、4つの役割や故障症状・原因・交換時期などをまとめました。後半では故障を防ぐ対策もまとめているので参考にしてみてください。

記事はこんな人におすすめ
✅ファンベルトの役割が知りたい
✅故障した際の症状が知りたい
✅故障原因や対処法が知りたい
✅防ぐ対策が知りたい
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ファンベルトの役割は4つ

ファンベルトには主に以下4つの役割があります。

オルタネーターの作動補助

1つ目はオルタネーターの作動補助

オルタネーターはエンジンの動力を利用して電気を生み出す発電機の役割を持つパーツ。

バッテリーだけでは消費するだけの電気をオルタネーターで発電する事によって、通常の走行を可能にしています。

※詳しくは【オルタネーターとは?”初心者が知るべき役割や故障目安になる交換時期”】でまとめているので参考にしてみてください。

ですがその過程でオルタネーターを駆動させるためには、ベルトを回して動力を伝える必要がある訳です。

もしベルトがなければオルタネーターの作動はできないので、必要不可欠なパーツの一つと言えます。

エアコンプレッサーの作動補助

2つ目はエアコンプレッサーの作動補助

エアコンプレッサーは、簡単に言えば【圧縮機】を示すパーツ。ガスを圧縮して気体から液体に変化させる役割がある。※圧縮は冷風を送るうえで必要な過程。

もしベルトがなければエアコンプレッサーを作動させる事が出来なくなります

ベルトが回転することでコンプレッサーに動力を伝えて回す事が出来る。

パワステの作動補助

3つ目はパワステの作動補助

パワステはパワーステアリングと呼ばれるもので、ハンドル操作を軽減させる事で運転の負担を減らす装置。

パワステになるためには、ベルトを介してエンジンの動力を利用して油圧ポンプを作動⇒油圧の力(パワステ)でステアリングを操作。

もしベルトがなければパワステを作動させる事が出来なくなります

ベルトが回転することで動力を油圧ポンプに伝えてパワステを作動させる事が出来る。

ウォーターポンプの作動補助

4つ目はウォーターポンプの作動補助

ウォーターポンプはエンジン内を循環する冷却水を移動させるポンプ。

もしベルトがなければウォーターポンプを作動させる事が出来なくなります

ベルトが回転することでウォーターポンプに動力を伝えてエンジン内部の冷却水温度を適切に保つ事が出来る。

故障するとどんな症状が起こる?

ここからはファンベルトが故障するとどんな症状が起こるのかについて。

エアコンが効かない
オーバーヒートしやすくなる
ハンドルが重くなる
エンジンが掛からなくなる

エアコンが効かない

1つ目はエアコンが効かない。

先にも言ったようにベルトが回すのはエアコンプレッサー。圧縮機としてガスを圧縮して気体から液体に変化させる役割がある。

当然最終的には冷風を出す上で必要不可欠なので、ベルトが故障すれば効きは悪くなりエアコンが効かないトラブルに発展します。

オーバーヒートしやすくなる

2つ目はオーバーヒートしやすくなる。

関係するのはウォーターポンプで、本来はベルトが回転することでウォーターポンプに動力を伝えてエンジン内部の冷却水温度を適切に保つ事が出来る。

ですが、ベルトが故障するとウォーターポンプがうまく作動しない⇒冷却水温度を適切に保てないことで温度管理ができない⇒オーバーヒートの原因になる。

ハンドルが重くなる

3つ目はハンドルが重くなる。
ハンドルが重いのはパワステポンプがうまく作動しないのが関係。本来はハンドル操作を軽減させる事で運転の負担を減らす装置ですが…
ですが、ベルトが故障するとパワステポンプがうまく作動しない⇒動力を油圧ポンプに伝えてパワステを作動できない⇒ハンドルが重くなる原因になる。

エンジンが掛からなくなる

4つ目はエンジンが掛からなくなる。
関係するのはオルタネーターで、本来はエンジンの動力を利用して電気を生み出す発電機の役割を持つ。
バッテリーだけでは消費するだけの電気をオルタネーターで発電する事によって、通常の走行を可能にしています。
ですが、ベルトが故障するとオルタネーターがうまく作動しない⇒動力をオルタネーターに伝えて電気を生みだせない⇒エンジンが掛からなくなる原因になる。

故障する原因と対処

正直故障したことがないからよくわからないんだけど、これってどうなったら故障するんだろう。

こんな方向けに以下で故障する原因やその時の対処方法をお伝えします。

経年劣化
異物が挟まる

経年劣化

1つ目は経年劣化。
ファンベルトを長く使い続ける事で劣化により故障する事です。
ファンベルト=材質がゴムなので使うたびに擦れて摩耗する。摩耗を繰り返すことでベルトが擦り切れて使えなくなる。
よくあるのはひびや亀裂が入る⇒ベルトが切れるもしくは伸びる⇒脱落する。

もしこの状態になった場合には新しいベルトに交換する事で対処できます。

異物が挟まる

2つ目は異物が挟まる。
ベルトの間に砂や枝などが挟まる事で故障の原因となる。
ベルトが切れないにしても、砂や枝などが挟まるとその分で脱落しやすくなるのでうまく作動しなくなります。

もし異物が挟まっている程度であれば異物を取り除くことで対処できます。

完全に故障するのを防ぐ対策

最後は完全に故障するのを防ぐ対策。
交換時期でベルトを変える
症状が出た段階で対処する

交換時期でベルトを変える

1つ目は交換時期でベルトを変えること。

ファンベルトにも交換時期があり、○○までなら問題ない。○○kmを超えたら交換が最適というのがあります。

その交換時期が5万㎞~10万㎞。理由は、ファンベルトがゴム製のために距離によって摩耗や経年劣化が起きるため。

ベルトの素材がゴムなので、エンジン始動中は常に回り続けるので使い続けるとゴムは擦れていきます。

その結果、ゴムが擦れる⇒少しづつ削れる⇒ベルトがちぎれるという流れになります。

なのでまずは5万kmを目安に交換を心がけましょう。

症状が出た段階で対処する

2つ目は症状が出た段階で対処する。
ファンベルト=消耗品なので使い続ければ
いずれ使えなくなるリスクがあります。
それを防ぐために最適なのが症状が出た段階で対処すること。完全に故障する前に対処する事で防ぐ対策となります。

症状については【交換時期だけじゃない”Vベルトの交換を勧める3つの症状と危険性”】でまとめているので参考にしてみてください。

役割や突然のトラブルを理解してその時にあった対処を

以上、ファンベルトについてお伝えしました。

記事のおさらい。

ファンベルトはただのベルトではなく、オルタネーターやエアコンプレッサー・パワステ・ウォーターポンプといったパーツの作動補助としてなくてはならないパーツの一つです。

もし故障によって使えなくなればエンジンが掛からなくなったり、オーバーヒートを促進するなど重大なトラブルに発展しかねないので状況に合わせて早めの対処を心がけましょう。

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