夜間も見やすく車検に通りやすい″【ケルビン数】を元にしたヘッドライトバルブの選び方″

車で使われる単位
車で使われる単位
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車にとってのヘッドライトは、夜間走行時に前方を明るく照らして視認性をあげる灯火。

夜間運転が多い方には必要不可欠。

ですが、

・バルブ切れ
・光量アップ

などの目的で今付いているバルブから
交換をする場合があります。

同じバルブであれば問題は無いですが、社外品に変える場合は車検にも影響するのでどれでもいいという訳ではありません。

下手に変えれば色で落ちるケースも。

そんな時に役立つのが【ケルビン】の単位。色を見極めるための単位なので、ヘッドライトバルブを選ぶ際にもおすすめです。

特に今まさに選んでいる最中。もしくはこれからという方に便利。

この記事では、そんな【ケルビン数】を元にしたヘッドライトバルブの選び方をまとめました。

この記事はこんな人におすすめ
✅ケルビンって今いちよく分からない
✅ケルビンを元にヘッドライトを選びたい
✅色で失敗したくない

ケルビン数は色温度を示す単位

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ケルビン(k)は光の色の温度。つまり
発光した際に何色になるのか表しています。

・数値が高くなるほど青白くる
・数値が低くなるほど黄色や赤くなる

ケルビンでヘッドライトバルブの色を把握する目安になる

ケルビン数を理解することで、ヘッドライト
バルブの色を把握する目安になります。

2000k前後だと赤色になる
黄色(淡黄色)なら2400〜3700k程
白色なら3800〜6000k
それ以上は少しづつ青みがかかる

2000k前後だと赤色になる

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まずケルビン数が2000k前後。2000前後だと赤色に近くなります。

正確には3000kから徐々に赤に近づき
ますが、最も赤に近いのが2000k〜。

例えばロウソクの赤さ。オレンジに近い赤色で、
2000k前後になると赤系のバルブになります。

黄色(淡黄色)なら2400〜3700k

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ケルビン数が2400〜3700k程は黄色系の色。

2400kは黄色味の強いディープイエロー。そこから上に行くほど少しづつ黄色味が薄れて、最終的には純正色のような薄い黄色(電球色)になります。

例えるなら

・2400k辺りは夕焼けの色
・3000k〜は白熱電球

イエロー系の色は悪天候でも認識しやすいのが特徴。

白色なら3800〜6000k

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ケルビン数が3800〜6000kは白色の部類

ケルビン数が3800〜6000kは白色の部類。上に行くほど白くなる傾向にあります。

例えるなら

・3800k辺りは満月
・6000k辺りが正午の光

白系の中では6000kが最も白く夜間
でも認識しやすい色となります。

それ以上は少しづつ青みがかる

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それ以上は少しづつ青みがかかる。6500k辺りから少しづつ青みのかかった色合いになります。

例えば

・6500k辺りは曇り空
・7000k以上は青空

車検の範囲だと8000kでギリギリ白。9000k辺りだと殆ど青色なのでアウトなイメージ

車検+夜間も見やすい色ならどれが最適?

最後は車検+夜間も見やすい色の紹介。

黄色系なら2400k(ディープイエロー)が最適
白色系なら6000kが最適

黄色系なら2400k(ディープイエロー)が最適

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メリット悪天候時でも視認性が落ちない
デメリット年式で車検に通らない

まず黄色系で選ぶ場合は2400kが最適です。

黄色系は3000kからでも純正より黄色味で
最適ですが、2400kはさらに黄色のディープイエロー。

例えばIPFのディープイエロー(2400k)。

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強みのかかった黄色になるのが特徴で、通常時や
悪天候でも視認性が落ちることがありません

ただ、その一方で年式で車検に引っかかるというデメリットもあるので全ての車に使えるというわけではありません。

特に平成17年以降に製造された車に関しては基本通らないと見ておきましょう。逆に17年以前の車に乗っている方は黄色系の色でもOK。

使い方次第ではヘッドライト黄色+フォグランプ黄色という使い方もできます。

特に雪の季節には黄色バルブの方が
視認性もよく使いやすいです。

白色系なら6000kが最適

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メリット車検に通りやすく道路や障害物を認識しやすい
デメリット雨天などでは色が同化しやすく視認性が落ちる

逆に白色系。年式によっては黄色系がダメになって白色しか車検に通らないという車もあるでしょう。

そんな方には6000kの純白色がおすすめ。

黄色でなく青すぎない事から車検に比較的通りやすい色。加えて目に優しく道路を認識しやすい事から、夜間走行が多い方にも最適

たとえば日本ライティングの【ハイスペックモデル LED】。

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純正色から比べて純白色の明るい発光色が特徴のバルブ。

色味が白いことから道路を視認しやすく、
夜間の運転でもストレスなく運転ができます。

また車検にも適合する範囲なので通常使用で使うのにも最適。

その反面で雨天など(悪天候時)では、色合いが似ていることから同化しやすく視認性ダウンに繋がる。

むしろ雨天などは黄色系の方が有利。

でも黄色系だと年式で車検に通らなくなるんだよね。

そんな時はフォグランプを黄色系の色にするのが最適だね。

ヘッドライト白+フォグランプ黄色。

ヘッドライトは白系の6000kにする事で夜間でも見やすく視認性向上に。フォグランプを雨天など用に黄色系に変更する事で、悪天候の視認性ダウンも防げます。

ここで詳しくない人は

ヘッドライトの黄色が年式でダメならフォグランプの黄色も同じなのでは?

と思う方がいますが、フォグランプに関しては
白色または黄色なので黄色のバルブに交換しても問題ありません。

このように、条件に合わせてケルビン数を元に選ぶことで自分に合ったバルブに出会うことができるので参考にしてみてください。

ケルビンの使い方を覚えて今後のバルブ選びに役立てよう!

以上、夜間も見やすく車検に通りやすい″【ケルビン数】を元にしたヘッドライトバルブの選び方″をお伝えしました。

この記事のおさらい。

記事でもわかる通り、ケルビン数は色温度を示す単位。

このバルブは〇〇ケルビンというように、色温度を理解することでヘッドライトバルブの色を把握する目安となります。

特にヘッドライトは年式によってダメな色もあるので、色温度を参考に今後の参考にしてみてください。

なお、【車のバルブ選びによく使われる単位″ケルビン(k)とは?似ているルーメンとの違いも合わせて詳しく解説″】では明るさを知るためのルーメンについてもまとめているので一緒に参考にしてみてください。

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