教習所でも習った【ハイドロプレーニング現象】の原因と正しい対処方法

車に関する悩みや解決方法
この記事は約7分で読めます。

車のハイドロプレーニング現象が起こるのには原因があるって聞いたけど。どんな事が原因なのかわからない。作業に詳しくなくても出来るのかな。玄人じゃなくて初心者でもできるの?

このような悩みを抱いたことはありませんか?

特に現在同じような症状で解決できずに苦しんでいる方。

かといっていざ作業をしようと車に向かっても、原因が解決できずにどれから手を付ければいいのかわからない事ってありますよね。

原因を先につき止める事は余計な作業を省いて
問題を早急に解決させるため大切な事。

自分では『これだ!』と思っていても、間違った考えのままでは無駄な時間が過ぎるだけです。

実際過去の私も同じ悩みを抱えていました。

ネットなどで検索してもよくわからず、手さぐりに作業をして時間ばかりが無駄になっていた時期もあります。

ですが実際に、作業を教わりながらしていく中で正しいやり方を学び解決への運びとなりました。

今回はその経験を活かして

✅ハイドロプレーニング現象になる原因
✅実際に起きた場合の対処方法
✅防ぐために出来る事

それぞれ順を追って解説していきます。

記事を読むことで知識を得る事はもちろんですが、これから先のトラブル解決に向けたきっかけを作る事ができるので参考にしてみてください。

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ハイドロプレーニング現象について

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まず、タイトルにあるハイドロプレーニング現象について。

結論を言えば、

ハイドロプレーニング現象は雨や水が原因でタイヤが滑る出す現象をいいます。

主な原因としては、タイヤの溝と水が大きく関係しています。

というのも、そもそもタイヤというのは車側の駆動力をタイヤを使って地面に設置させることで走行を可能としています。

ですが、ハイドロプレーニング現象が起きると
タイヤと地面との間に水が侵入してしまいます。

間に水が入るとタイヤとの設置面積が極端に少なくなるので、その分で駆動力が半減します。

するとどうなるか?と言うと、駆動力が
上手く伝わらずにタイヤが浮いた状態になります。

タイヤが浮いた状態だと当然コントロールが効かなくなるので、タイヤが滑ることになります。

これがハイドロプレーニング現象という訳ですね。

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ハイドロプレーニング現象になる条件

とはいえ、必ずしも水でなる訳ではありません。水はあくまで条件の一部。

それ以外にも4つの条件が重なる事で起こります。

スピードのだしすぎ
水溜まりの上を走行
タイヤの溝が少ない(摩耗)
タイヤの空気圧が少ない

スピードのだしすぎ

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まず1つ目に、スピードのだしすぎというのがあります。

スピードが乗った状態で濡れた路面の上を走行してしまうと、タイヤ本来が持つ排水性能が
処理しきれずに路面との隙間に水が残ります。

水が残ると、たとえブレーキを踏んだところで
止まりきれずに車がスリップしてしまいます。

これが原因となりハイドロプレーニング現象となります。

水溜まり(くぼみ)の上を走行

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2つ目の原因は水溜まりの上を走行する事です。

症状は1つ目とほとんど同じで、深い水溜まりの上を走行した事で排水しきれずにスリップとなってしまいます。

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イメージとしては上図のような感じですね。

くぼみに水がたまると、タイヤが上を通った時に排水性能が追い付かずに浮いた状態になります。

浮きができると設置面積がすくなくなりタイヤが滑りやすくなります。

タイヤの溝が少ない(摩耗)

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3つ目はタイヤの溝が少なくなっている事です。

タイヤの溝が少ない=排水性能が悪化。

排水性能は本来雨の日に効果を
発揮するものです。

ですが、溝が少なくなるとその分性能が悪化してしまうので、たとえスピード超過をしていなくてもスリップしやすくなります。

タイヤの空気圧が少ない

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4つ目はタイヤの空気圧が少ない事です。

タイヤの空気圧も溝同様、路面との設置面積の問題で大きく関係します。

空気圧の低下=設置面積が大きくなる。

設置面積が大きくなると、設置圧力が低下するので同時に排水機能も低下します。

結果、スリップしやすくなるという訳です。

ハイドロプレーニング現象が起こった場合の対処法

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そんなハイドロプレーニング現象ですが、実際に自分の身に起きた場合はどうすればいいのか?気になる方もいるでしょう。

正しい対処としては下手にハンドルをきったりしないこと

ですが、正しい対処としては下手にハンドルをきったりしないこと。

つまりは何もするなということですね。

でも、どうにかしないと事故になるんじゃ?

状況にもよるけど、結局はコントロールが効かない時点でどうにもならないんだよね。

滑り出した後ではコントロールが効かない

そもそもハイドロプレーニング現象はタイヤが滑り出す現象なので、発生したあとではどう対処もできません。

そのため無理にハンドルを操作やブレーキを踏んでも余計に方向感覚を失うだけです。

なので

・下手にハンドルを切る
・ブレーキを踏む

よりも、自然とスピードがダウンしてタイヤが路面に接地するのを待つ事が正しい対処の方法と言えます。

このように実際になった時にもできる対処はあるので、ハイドロプレーニング現象が起きる原因だけに目を通さずに、その後の対処についても理解してこれからに活かしていきましょう。

ハイドロプレーニング現象を起こさない為に出来る対策

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ここからはハイドロプレーニング現象を起こさない為に出来る対策です。

もしこれから先症状を起こしたくない。こんな人は以下の対策を参考にしてみましょう。

スピードの出しすぎに注意する

まず第一にスピードの出しすぎに注意する事です。

特に雨の日は滑りやすく危険なので、出来る限り法定速度。もしくはそれより少し遅いスピードで運転を心がけるといいでしょう。

雨の日の窪(くぼ)みは極力踏まない

2つ目は雨の日の窪(くぼ)みは極力踏まない事。

雨の日の窪(くぼ)みは水たまりができやすく水がたまった状態になります。

そこにタイヤが入ると浮いた状態になるので、設置面積がなくなりグリップしない事で普段よりも滑りやすくなるという訳です。

そのため極力窪みをよけて走行する事で対策ができます。

溝のないタイヤで走行しない

3つ目は溝のないタイヤで走行しない事です。

溝のないタイヤは雨もそうですが、グリップ力の
低下により晴天時でも滑りやすくなります。

また、溝のないタイヤで走行する事はそもそも整備不良(制動装置等)にもなるので走行自体がNGとなります。

そのため、溝のないタイヤで走行をしない。もし溝がなくなった(1.6mm以下)場合には早めの交換を心がける事がおすすめです。

正しい対処方法を学んで突然のトラブルに備えましょう。

以上、ハイドロプレーニング現象の原因と正しい対処方法を解説しました。

今回の記事のおさらいです。

ハイドロプレーニング現象について
タイヤと地面との間に水が侵入してコントロールが効かなくなる現象
ハイドロプレーニング現象になる条件
スピードのだしすぎ
水溜まりの上を走行
タイヤの溝が少ない(摩耗)
タイヤの空気圧が少ない
ハイドロプレーニング現象が起こった場合の対処法
無理にハンドルを切らない
急ブレーキを踏まない
ハイドロプレーニング現象を起こさない為に出来る対策
スピードの出しすぎに注意する
雨の日の窪(くぼ)みは極力踏まない
溝のないタイヤで走行しない
記事でもわかるように【ハイドロプレーニング現象】は、タイヤと地面との間に水が侵入してコントロールが効かなくなる現象。
主に水や空気圧が少ない事や窪みやスピードの出しすぎが関係してきます。
もしハイドロプレーニング現象になればハンドル操作が効かずに事故になる危険性も…
そのためスピード調整や窪みを踏まないことも大切ですが、まずはタイヤ溝が(1.6mm以上)あるかどうかを確認してない場合には早めの交換を心がける事が大切となります。

タイヤ交換を検討中の方へ

ここからはタイヤ交換を検討中の方へおすすめの方法になります。

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