軽自動車を廃車にするといくつか還付金が貰えるって聞いたけど、どんなものが貰えるの。
このような悩みはありませんか？
通常還付金と言えば、先払いをしていた自動車に対して返還されるお金のこと。当然廃車と日数の間が長ければその分で貰えるお金も多くなり、逆に短ければ少なくなります。
また、還付金については普通車と軽自動車で
異なるので貰える金額も変わります。
そのため、これから廃車を検討中の方は自分の場合はどんな還付金が貰えるのか知っておくと今後の参考になります。
この記事では、貰える還付金の種類や受け取るための簡単なやり方(流れ)が気になる。こんな方向けにまとめてみました。
※今回紹介した以外にも廃車の知識をつけたい。こんな方は【車の廃車の知識”よくある悩み（疑問）や解決策まとめ”】でまとめている内容を参考にしてみてください。
軽自動車に自動車税の還付金はないが…
軽自動車＝自動車税を支払っているので普通車同様に還付金が貰えると思われがちですが…そもそもの仕組みが違うので対象になりません。
・軽自動車＝年単位で課税される仕組み
普通車であれば月ごとに課税される仕組みなので、仮に廃車にしても月割で自動車税の還付があります。その一方で軽自動車には、【年単位】で課税されるので廃車しても還付されることがありません。
むしろ期限をすぎて廃車にすると満額払わないといけないので、タイミングを間違えるとデメリットのが大きいです。
そのため、もし軽自動車で廃車にする場合には4月以前(3月末)までに手続きを済ませるのがおすすめと言えます。
重量税や自賠責保険料の還付を受けられる
ただしあくまで貰えないのは自動車税の還付金。重量税や自賠責保険料の還付金は貰う事ができます。
自動車重量税の還付金
自動車重量税は車検の際に支払う税金のこと。車検の継続(更新)をする場合は必ず支払い義務が生じます。
車検1カ月以上残っている車が、解体や廃車手続きを行うことで車検の残存期間分の自動車重量税相当額の還付を受けられます。
ただここで注意したいのが車検の残数が
少ない場合には貰えないこと。
重量税の還付金は最低でも1ヶ月分からと決まりがあるので、それ以下では貰うことができません。
自賠責保険料の還付金
自賠責保険は車の所有時に加入する保険で
車検のタイミングで支払い義務があります。
自賠責保険＝対人事故を起こした際に
相手への賠償を補償するための保険。
還付金については、車検の残りが1カ月以上ある状態で廃車。未消化分が返ってくる仕組みです。
ただし重量税同様に残数が少なすぎる（1か月以内）場合は貰えないので注意しましょう。
還付金の求め方が知りたい場合は、【廃車時に貰える自動車税・自動車重量税・自賠責保険料還付金の計算式】でまとめているので参考にしてみてください。
重量税や自賠責保険の還付金受け取りのやり方
最後は重量税や自賠責保険の還付金受け取りのやり方についてお伝えします。
自賠責保険料
の順で解説するので参考にしてみてください。
自動車重量税還付金受け取りのやり方
②ナンバープレートの返却
③必要書類等の記入
④提出
⑤通知書を受け取る
還付金を受け取る場合は、自動車検査協会で解体届出申請をした後にナンバープレートの返却や必要書類を提出後に後日受け取ることが出来ます。
提出からだいたい2ヶ月後くらいに
還付金が振り込まれる流れです。
自賠責保険料の還付金受け取りのやり方
② 保険会社の窓口で解約・還付の手続きを行う
③指定口座に振り込まれる
還付金（正式には解約返戻金）を受け取る場合は、抹消手続き後に保険の解約申請をする必要があります。
窓口にて解約・還付の手続きを行うことで一連の流れが終了。後日に指定口座に振り込まれる流れです。振り込まれるのは1週間から2週間程度を目安にするといいでしょう。
正しいやり方で廃車後に還付金を受け取ろう
以上、軽自動車を廃車にして貰える2つの還付金と受け取るための簡単なやり方をまとめました。
記事でもわかる通り軽自動車の場合は自動車税の還付金を受け取ることは出来ませんが…重量税や自賠責保険料の還付金を受け取ることが出来ます。
軽自動車で自動車税の還付金を受け取れない
理由は仕組みが違うため。
・軽自動車＝年単位で課税される仕組み
普通車であれば月ごとに課税される仕組みなので、仮に廃車にしても月割で自動車税の還付があります。その一方で軽自動車には、【年単位】で課税されるので廃車しても還付されることがありません。
その代わりとして重量税や自賠責保険料の還付金が貰えるので、もしこれから廃車を検討中の方はタイミングに合わせて手続きをしましょう。