運転中のトラブルのひとつによく挙げられる居眠り運転。名前の通り、運転中に居眠りをしてしまうことを意味。
日々の疲れや睡眠不足により起こりやすく
下手をすれば事故にもつながります。
もし居眠り運転が元で事故を起こすと、【安全運転義務違反】という違反に該当してしまうので注意が必要です。

この記事ではそんな安全運転義務違反について、反則金や減点・違反になる居眠り運転を防ぐ対策をまとめてみました。
✅反則金や減点
✅違反になる危険性
✅居眠り運転を防ぐ対策(8選)
居眠り運転で事故を起こすと【安全運転義務違反】になる
名前の通り安全を怠った運転をした場合になる違反です。
例えば今回の居眠りを例にすれば。
居眠りが元で事故=安全を怠ったと判断されて違反になるわけです。

安全運転義務違反の内容は、実際に道路交通法70条に記載があります。
車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。
道路交通法70条より
内容としては『当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。』
つまり、状況に合わせて安全に運転しましょうね。と言う内容が書かれています。
そのため、居眠りが元で事故を起こすと【安全運転義務違反】と判断されます。
安全運転義務違反の反則金や減点
続いて安全運転義務違反の反則金や違反点数について。
・点数は2点
安全運転義務違反の反則金
普通車9000円
安全運転義務違反に該当した場合、反則金として大型車で12000円。普通車の場合で9000円の支払いが命じられます。

大抵の方は普通車に含まれるので9000円と覚えておきましょう。
違反点数
また、その際の違反点数に関しては2点の減点となります。
点数=残点がなくなると免停になるので注意。
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違反することの危険性
このように安全を怠った運転(居眠り運転が元で事故)は「安全運転義務違反」や反則金は9000円。違反点数は2点の減点という結果になりますが…
違反になるから気をつけよう。ということもありますが、それ以外にも運転を続ける事で取り返しのつかないことになる場合もあるので注意が必要です。
反則金の支払いを無視した事で逮捕される危険性
トラブルや事故になる危険性
免停になる危険性
1つ目は免停になる危険性。通常であれば減点は2点なのでそこまで支障はありませんが…点数の持ち点が残り1点だった場合。1点からの減点になるため持ち点が0になります。
今回は免停がメインなため初心者講習に関しては省きます。免停は○○日まで車に乗れませんと言うもので点数によって日数が増えます。
この間は車を運転することが出来ないので、車を仕事として使っている場合は支障が出ることは間違いありません。
※免停については、【免停(免許停止)になるのはいつ?”運転できなくなるタイミングや終わる期間を解説”】で詳しくまとめているので一緒に参考にしてみてください。

反則金の支払いを無視した事で逮捕される危険性
2つ目は反則金の支払いを無視した事で逮捕される危険性です。
主に反則金の支払いをしなかった人の場合ですね。
よく
・無視していれば支払いの書類が来なくなる
こう考える方が中にはいる事でしょう。
ですが払わなくても大丈夫なんてことはもちろんなく、通知書を無視し続けた場合逮捕されるケースとなります。
流れとしては
裁判の手続きになると警察署への出頭が命じられ、その後に検察に書類送検されて起訴・不起訴の判断が下されるという結末になります。
※詳しくは【交通違反の反則金”面倒で支払い放置は最悪逮捕や罰金の危険も?”】でまとめているので参考にしてみてください。

トラブルや事故になる危険性
居眠り運転=ちょっとくらいと思う方もいるかもしれませんが、相手の交通の妨げになるので事故を誘発させることになりかねません。
また、仮に事故を起こさなくても人によってはイライラする可能性が高くトラブルを引き起こす原因となるので注意が必要です。
居眠り運転を防ぐためにできる対策
最後は居眠り運転を防ぐためにできる対策です。もしこれから先防ぎたい方は参考にしてみてください。
休憩をこまめにとる
居眠り運転を防ぐ上で一番効果的
なのがこまめな休憩。
・SAやPAなど
場所や状況に応じてこまめに休憩
することで防止ができます。

また、その際に10~15分程仮眠を取っておくと連続して運転するよりも疲れが取れやすいです。仮に眠れなくても、目を閉じるだけで脳が休まるのでおすすめ。
カフェインを摂取する
2つ目はカフェインの摂取。カフェインには、疲労や睡眠不足によって蓄積される【アデノシン】を抑える効果があります。
ただし即効性ではなく15〜30分後の効果になりますが、1度摂取すると3時間ほど持続効果が期待できます。

摂取のし過ぎはカフェイン中毒のリスクもあるので、節度を守って飲用しましょう。
ガムを噛む
3つ目はガムを噛むこと。普段から運転する方
なら意外と多いのではないでしょうか?
この噛むという動きに意味があり、ガムに限らず噛むことで脳への血流が増加して脳が活性化します。
その結果、眠気や注意力の散漫と言った
デメリットを解消できる訳です。

中でもミント系。ブラックミントガムなどがおすすめです。
刺激の強い目薬をさす
4つ目は刺激の強い目薬をさす。さした瞬間にツーンとした刺激が目にくるので、一時的に目が冴えて眠気防止になります。
また、目の疲れや緊張もほぐすので
同時に視界もスッキリします。

私自身もたまに使うことがあり、中でもアイスクラッシュと呼ばれる目薬が割と効果的です。
軽くストレッチをして体を動かす
5つ目は軽くストレッチをして体を動かす。体を動かすことで交感神経が刺激されるので、脳の活性化で眠気を抑えます。
背伸びストレッチ・首のストレッチ・足首ストレッチなどが効果的。
声に出して歌う・喋る
6つ目は声に出して歌う・喋る。
これも昔からやってる人が意外と
多いのではないでしょうか?
意外と効果があって、声に出すことで脳が刺激されて活性化する事で眠気を抑えます。
眠気防止のツボを押す
7つ目は眠気防止のツボを押すこと。個人差はありますが、人によっては効果的です。
合谷(ごうこく) | 手の甲側、親指と人差し指の骨が交わる少し上のくぼみにあるツボ。 |
中衝(ちゅうしょう) | 中指の爪の生え際、人差し指側にあるツボ。 |
労宮(ろうきゅう) | 手のひらの真ん中、手を軽く握った時に中指と人差し指の先端が触れる部分にあるツボ。 |
安眠(あんみん) | 耳の後ろにある骨の出っ張りの下、少し窪んだところにあるツボ。 |
湧泉(ゆうせん) | 足の裏の、指を曲げた時にできるくぼみにあるツボ。 |
眠気防止グッズの使用
8つ目は眠気防止グッズ。
一括りに眠気防止グッズと言ってもいくつかあるので、状況に応じて使い分けるとより効果的です。
眠気防止グッズについては、【運転中の居眠り対策! 突然来る眠気(睡魔)を防止するおすすめのグッズ5選まとめ】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

居眠り運転を防止して事故になるリスクを抑えよう
以上、居眠り運転についてお伝えしました。
この記事のおさらい。
違反点数は減点2点
反則金の支払いを無視した事で逮捕される危険性
トラブルや事故になる危険性
記事でもわかる通り、居眠り運転が元で事故を起こすと【安全運転義務違反】になります。名前の通り安全を怠った事で違反になる内容。
元を辿れば居眠り運転が原因で、居眠り⇒正しい運転ができない⇒事故になると言う流れ。

特に長時間の運転や疲れが溜まっている時に起きやすいので、状況に応じて休憩をとったり防止グッズを上手く活用してこれからの違反をしないように心がけましょう。