燃料を誤給油するとどのくらい費用がかかるのだろう。
こう言った事を耳にすることがあります。
確かに費用については普段あまり聞くことが無いため、もしもの時のために知っておきたい。
こんな方も中にはいることでしょう。
結論から言えば値段は安くて数万
高くなると数十万というのが正解です。
違いがある理由としてはエンジンの始動前・始動後によって変わるわけですが…
どのくらいの費用になるのか？この記事では順を追って詳しくお伝えしていきます。
誤給油をするとどのくらいの修理費用が掛かるの？
ふと疑問に思うのが、誤給油したら『どのくらいの修理費用が掛かるのか』ではないでしょうか？
ガソリン車に軽油を入れた場合、その時の
状態によって料金は大きく変わります。
・エンジンをかけた後
２つを見ていきましょう。
エンジンをかける前
まず、エンジンを始動する前ですね。
エンジン始動前はガソリンタンクに
燃料が入るだけです。
そのため、軽油をすべて抜いた後にタンクの内部洗浄をする事で済みます。
とはいってもタンク内は軽油で満たされるわけですから…
内部全体を洗浄する手間を考えても
1～3万は覚悟しておきましょう。
タンク容量によって値段が変化する場合もあります。
エンジンをかけた後
次はエンジンを始動させて
しまった場合ですね。
エンジンを始動させると言う事は、ガソリン
タンクの軽油が吸い出されエンジンへ送られると言う事。
そうなるとどうなるの？
結論を言うと、軽油が通った箇所は洗浄もしくは分解が必要になるね。
この場合、軽油を抜いてタンク内部を洗浄
だけでは済まなくなります…
エンジンをかけてすぐに気づいた場合なら
洗浄後にガソリン給油で済むかもしれませんが…
エンジンが正常に作動しなかった場合は洗浄後に分解してオーバーホールになる事もあります。
オーバーホールになると、センサーやプラグ交換はもちろんの事。
燃料のフューエルポンプ交換などが
必要になります。
簡単に説明すればガソリンタンクにある燃料を吸い出し、インジェクターと呼ばれる部品まで送る役割をしています。
※ヒューエル（燃料）ポンプについては以下で詳しくまとめています。
それでも治らない場合には、エンジンのオーバーホールが必要になってしまいます。
オーバーホールとは何ぞ？
簡単に言うと、エンジンを分解して故障個所を丸ごと交換して直す事だね。
合計すると費用どのくらいになるの？
そうだね…オーバーホール前提なら２０万～30万くらいは覚悟したほうがいいね！
比べてみるとわかると思いますが、エンジンを始動させるかどうかで料金が倍近く変わってしまうのがわかるかと思います。
それには、軽油がタンク内にとどまるかエンジンまで到達するかで決まります。
なので、もし間違った給油をしてしまった場合には、
早めの対処を心がける事が大切となります。
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軽油を入れて症状が出るのはエンジンの仕組みが違うため
では、何故燃料を誤給油しただけでここまで
大惨事になってしまうのか？
それは、エンジンの仕組みに
関係があるためです。
仕組みにどのような違いがあるのか？
それぞれを比較しながら見ていきましょう。
ガソリンエンジンの仕組み
ガソリンエンジンの仕組みは、
空気とガソリンの混合気を
インジェクターによって霧状に墳出し、
スパークプラグで火花を飛ばし
燃焼させる仕組みとなっています。
ディーゼルエンジンの仕組み
ディーゼルエンジンの仕組みは、
圧縮されて高温になった空気を、
霧状になった軽油を吹きかけて
自然発火させる仕組みとなっています。
比較するとわかる燃料の違い
比較するとわかると思いますが、
・ディーゼル車＝自然発火させる事で爆発を起こしエンジン始動。
2つの違いが分かると思います。
この仕組みにする理由は、
・軽油が沸点240～350℃の高温高圧の場合によく燃える性質が関係します。
例えば、火花を飛ばして故意的に爆発を起こしたいのに高温の場合のみに燃えやすい軽油なんて入れたら爆発なんて起こせないですよね？
ガソリン車がガソリン。ディーゼル車が軽油
というのはこの理由があるためです。
だから入れ間違えて走行するとエンジン停止の原因になるんだ。
そうだね。だから軽自動車＝軽油みたいに、間違った認識で入れてしまうと後々大惨事になってしまうんだ！
間違いは誰にでもありますが、
入れる前にもう一度燃料が
あっているのかを再度確認すると
失敗のリスクを減らせますよ！
状態次第で費用は大きく変わるので、誤給油をしないことが大切です！
以上ガソリン車に軽油を誤給油するとどのくらい修理費用が掛かるのか？についてご紹介させていただきました。
この記事を読むとわかると思いますが、
・大きいと20～30万かかります。
エンジンをかける前に燃料を抜くか、
かけた後に抜くかで費用が大きく変わります。
ですので、『軽自動車＝軽油』『安いから軽油』という認識は
まず捨てましょう！
そのうえで仕組みを理解して誤給油をしないように気を付けてくださいね！
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