車に乗っていると、ふと
・過労(眠気や疲れ)や病気の状態で運転をするとどうなるんだろ
・実際に運転しても大丈夫かな
などの理由からちょっとくらいなら大丈夫でしょ。と言う事で同じように運転をしてみようと考える方も中にはいるのではないでしょうか。
ですがこのような運転に関しては規約があり、自分勝手な理由から実行すると違反になってしまいます。
また危険性もあるので違反だけでなく、なぜ危険なのかについても知っておく必要があります。
当記事では
✅違反時の罰則
✅危険性
✅防ぐ為に出来る事
など。順を追ってそれぞれ解説していきます。
記事を読むことで重要性に気づくことが出来るのでぜひ最後まで読んでみてください。
過労(眠気や疲れ)や病気の状態で運転する違反
『過労運転等の禁止』になる
結論から言えば『過労運転等の禁止』に該当します。
過労運転等の禁止は、名前の通り疲れなどによって正常な運転ができない状態で走行を続けた場合に違反となる内容です。
例えばこんな時。
②眠気によって正常な判断ができない状態で運転を続けた。
どちらも走行に支障をきたすため、危険を防ぐ名目として違反となります。
道路交通法に記載がある
何人も、前条第一項に規定する場合のほか、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない。
道路交通法66条より
実際に道路交通法66条に記載があります。
内容としては『過労や病気・薬物などの影響で運転に支障をきたす場合は運転してはいけませんよ』と言う事。
ちなみに麻薬に関しては、状況次第で【麻薬等運転違反】になる危険性もあるので注意が必要です。
過労運転等の禁止の罰則や違反点数
続いて過労運転等の禁止に該当した場合にどのような罰則や違反点数がつくのかという事。
過労運転等の禁止の罰則
過労運転等の禁止をした場合、3年以下の懲役
又は50万円以下の罰金を命じられます。
※該当した場合は前科がつくことになるので注意が必要です。
違反点数
その際の違反点数は25点の減点とされます。
25点と言う事で、免許の取り消しにより
2年間は免許の再取得ができなくなります。
過労運転等の禁止をする事の危険性
このように間違った運転は「過労運転等の禁止」や3年以下の懲役又は50万円以下の罰金。違反点数は25点の減点という結果になりますが…
違反になるから気をつけよう。ということもありますが、それ以外にも運転を続ける事で取り返しのつかないことになる場合もあるので注意が必要です。
免許の取り消しになる危険性
まずは免許の取り消しになる危険性です。
過労運転等の禁止に該当すると違反点数が
25点の減点となってしまいます。
25点と言う事で、免許の取り消しにより
2年間は免許の再取得ができなくなります。
トラブルや事故になる危険性
もう一つはトラブルや事故になる危険性です。
過労(眠気や疲れ)や病気の状態で運転=ちょっとくらいと思う方もいるかもしれませんが…
相手の交通の妨げになるので事故を誘発させることになりかねません。
また、仮に事故を起こさなくても人によってはイライラする可能性が高くトラブルを引き起こす原因となるので注意が必要です。
違反を防ぐ為に出来る事
このように間違った行動をする事で違反になる訳ですから、防ぐためにはその時に合った事を実行すればいい訳です。
それが
・適度に休憩をはさみながら運転をする
疲れがたまっている場合にはそもそもの運転を控える
まずは疲れがたまっている場合にはそもそもの運転を控える事です。
疲れがたまった状態で運転=手元が狂ったり。正常な運転ができなくなるので…
そもそもの話、疲れがたまっている場合には
運転を控える事で対策となります。
適度に休憩をはさみながら運転をする
また適度に休憩をはさみながら運転をするのもおすすめです。
疲れはたまっているけど、どうしても運転をしなければいけない。こんな場面も時にはある事でしょう。
そんな時には無理せず、適度に休憩を
はさみながら運転をするのもおすすめです。
特に疲れに加えて睡魔がひどい場合。このような場合は無理して運転を続けると、事故を起こしやすいケースが多々あります。
事故の状況によっては【危険運転致死傷罪】にもなる危険もあるので、適度に休憩をはさみながら運転をして最悪のケースになるのを防ぎましょう。
正しい行動をして違反になるのを防ごう
以上、過労(眠気や疲れ)や病気の状態で運転を続けると該当する違反や罰則について解説しました。
今回の記事のおさらいです。
道路交通法に記載がある
3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
違反点数
25点
トラブルや事故になる危険性
適度に休憩をはさみながら運転をする
記事でもわかる通り、過労(眠気や疲れ)や病気の状態で運転する事は『過労運転等の禁止』となります。
簡単に言えば、過労や病気・薬物などの影響で運転に支障をきたす場合に走行を続けるとなる違反。
バレなければ少しくらいと思うかもしれませんが…
もし、無視して走行した場合には事故やトラブルにもなります。
そのため『たかが無視して走行だけで』ではなく、その後の危険性も考えて
・適度に休憩をはさみながら運転をする
を心がけてこれからに活かしていきましょう。