ルームランプ(室内灯)に使われる【T10・T10×31】”2つの違いと見分け方・兼用性を解説”

ルームランプ
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車にとってのルームランプは室内を照らすのに役立つ灯火類の一つ。本来は夜間に点灯させることで車内の視認性upにつながります。

そんなルームランプにはT10・T10×31の2種類があり、車によってそれぞれ設定されています。本来であればこの違いを元にバルブを選ぶ際の目安にするわけですが…

バルブの知識が疎いと

そもそも2つの違いって何?

と疑問に感じる方も少なくないでしょう。

実際に違いを知ることは大事な事で、仮に適当に選べば『いざ交換』となった時に形状の違いから装着できないリスクもあります。

それを防ぐためにも、T10・T10×31について
知識を深めておくことが必要です。

この記事ではそんなルームランプのバルブについて、2つの違いを元に見分け方も一緒にまとめてみました。

今回以外にもルームランプの知識をつけたい。こんな方は【ルームランプ(室内灯)の知識”よくある悩み(疑問)や解決策・作業まとめ”】でまとめている内容を参考にしてみてください。

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ルームランプに使われるバルブは2種類

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T10・T10×31と一言で言っても、いくつか種類がある為に知らないまま購入すると取り付けができずに損をする結果になります。そのため、種類について知っておくことが重要です。

種類については以下。

T10直径が10mmサイズの電球
【使用例】
・ポジションランプ
・ルームランプ
・ナンバー灯
・ラゲッジランプなど。
T10×31直径が10mmで、長さが31mmサイズの電球
【使用例】
・ルームランプ

まずはT10バルブT10バルブは直径が10mmサイズの電球です。

差込口がコの字の形になっているのが特徴でコネクターに押し込むことで簡単に装着可能。複数あるバルブの中では比較的小さい部類で様々な箇所で使われています。

逆にT10×31バルブは直径が10mm、長さが31mmサイズの電球。左右にくの字のような尖った部分があるのが特徴で、コネクターに押し込むことで簡単に装着ができます。

2つのバルブ(T10・T10×31)の違いについて

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ここからは2つのバルブ(T10・T10×31)の違いについて。

見た目の形状
バルブが照らす範囲
使用用途

見た目の形状

1つ目は見た目の形状。

・T10バルブは直径が10mmサイズの電球
・T10×31バルブは直径が10mm、長さが31mmサイズの電球

T10は差込口がコの字の形になっているのが特徴でコネクターに押し込むことで簡単に装着可能。複数あるバルブの中では比較的小さい部類で様々な箇所で使われています。

その一方でT10×31は左右にくの字のような尖った部分があるのが特徴で、コネクターに押し込むことで簡単に装着ができます。

見た目から分かるように形状に違いがあります。

バルブが照らす範囲

2つ目はバルブが照らす範囲。

T10はチューブ型の形状をしていることから、
広範囲と言うよりは少ない範囲で照らすバルブ。

その一方で、T10×31は標準的なT10よりも少し長めのデザインが特徴。長くなるぶん広範囲を照らすことが可能です。

明るさで言えば、T10×31の方が
多少は明るい傾向にあります。

使用用途

3つ目は使用用途。

T10バルブはその形状から選択肢も多く、ポジションランプやルームランプ・ナンバー灯など幅広く使い分けることが出来ます。

その一方でT10×31は使用用途が限られてルームランプ(室内灯)として使うことが出来ます。

それぞれ見分けるポイントは?

このようにT10やT10×31がある訳ですが、実際に見分ける場合は形状や位置で把握するといいでしょう。

見た目の形状
商品のパッケージで判断

見た目の形状

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まずT10やT10×31はバルブの形状で判断ができます。

・T10バルブは直径が10mmサイズの電球
・T10×31バルブは直径が10mm、長さが31mmサイズの電球

そもそもの形状が違うので見た目で
判断して選ぶといいでしょう。

商品のパッケージで判断

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もう一つは商品のパッケージで判断する事。バルブを選ぶ際に、画像のようにパッケージに【T10×31】というように表記がされています。

2種類のバルブの兼用性について

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最後は2種類のバルブの兼用性について。

基本的に兼用性はない
もし取り付けたい場合は加工する必要がある

基本的に兼用性はない

まず基本的に兼用性はないと言う事を覚えておきましょう。理由としては形状の違いから装着ができない為。

例えばT10バルブを例とした場合。

ソケットの差込部分がまず違うので差込自体ができません。仮に無理やり差し込めたとしても、バルブを固定ができないので結局意味がありません。

このような理由から兼用性はできないと言えます。

もし取り付けたい場合は加工する必要がある

もしどうしても取り付けたい。こんな場合
には配線自体を加工して取り付ける必要があります。

ただし、この場合バルブの固定ができない
ので完全に固定したい場合にはお勧めしません。

記事のまとめ

以上、ルームランプに使われる【T10・T10×31】の違いとバルブの兼用性についてご紹介しました。

今回の記事のおさらいです。

T10・T10×31の違い
見た目の形状
バルブが照らす範囲
使用用途
それぞれ見分けるポイントは?
見た目の形状
商品のパッケージで判断
兼用性について
基本的に兼用性はない
もし取り付けたい場合は加工する必要がある

記事でもわかる通り、T10・T10×31のわかりやすい違いは形状。

・T10バルブは直径が10mmサイズの電球
・T10×31バルブは直径が10mm、長さが31mmサイズの電球

それ以外には明るさの範囲や使用用途にも違いがあるため、事前に知っておくと今後の参考になります。

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