運転中に見かけるバスのマークに専用の文字。これは路線バス専用という標識で、『バス専用で走行する事ができますよ』という意味。
当然バス以外は禁止なので一般車の走行は認められません。もしそれでも故意に運転した場合には、違反行為として反則金や減点対象になるので注意。

この記事では、違反内容や減点項目・防ぐ対策をまとめてみました。
✅反則金や違反点数
✅違反の危険性
✅防ぐ為の対策
路線バス専用レーンの走行は『路線バス専用通行帯違反』
路線バス専用なのにもかかわらずレーンから
離れず運転した事で違反となる内容です。
例えばこんな時。
路線バス専用は名前の通り路線バスしか走行できないので、そもそも他の車が走行する事自体ができません。

実際に道路交通法第20条の2に記載があります。
車両は、車両通行帯の設けられた道路において、道路標識等により前項に規定する通行の区分と異なる通行の区分が指定されているときは、当該通行の区分に従い、当該車両通行帯を通行しなければならない。
道路交通法第20条の2より
内容としては、『道路標識などで通行が決められている場合は、条件に合わせて走行しましょうね。』という事が書かれています。
要は路線バス専用レーンはバス以外走行できないので、決められた車線を走行しましょうねということ。
そのため、条件に当てはまる場合には違反となってしまいます。
路線バス専用通行帯違反の反則金や違反点数
続いて路線バス等優先通行帯違反に該当した
場合にどのような反則金や違反点数がつくのかという事。
反則金は¥7000
路線バス専用通行帯違反に該当した場合には、
大型車で7000円の支払いが命じられます。

あくまで反則金なので、支払いをすれば前科が点くことはありません。
違反点数
また、その際の違反点数は2点の減点となります。

点数自体はそこまで大きくありませんが、残点に応じては免停のリスクもあります。
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路線バス専用通行帯違反をする事の危険性
このように間違った運転は「路線バス専用通行帯違反」や反則金は7000円。違反点数は2点の減点という結果になりますが…
違反になるから気をつけよう。ということもありますが、それ以外にも運転を続ける事で取り返しのつかないことになる場合もあるので注意が必要です。
・点数の減点で免停の危機
反則金の支払い無視で逮捕
1つ目は反則金の支払いを無視した事で逮捕される危険性です。
主に反則金の支払いをしなかった人の場合です。
よく
・無視していれば支払いの書類が来なくなる
こう考える方が中にはいる事でしょう。
ですが払わなくても大丈夫なんてことはもちろんなく、通知書を無視し続けた場合逮捕されるケースとなります。
流れとしては
裁判の手続きになると警察署への出頭が命じられ、その後に検察に書類送検されて起訴・不起訴の判断が下されるという結末になります。
※詳しくは【交通違反の反則金”面倒で支払い放置は最悪逮捕や罰金の危険も?”】でまとめているので参考にしてみてください。

点数の減点で免停の危機
2つ目は免停になる危険性です。
通常であれば減点は2点なのでそこまで支障はありませんが…点数の持ち点が残り1点だった場合。1点からの減点になるため持ち点が0になります。
今回は免停がメインなため初心者講習に関しては省きます。免停は○○日まで車に乗れませんと言うもので点数によって日数が増えます。
この間は車を運転することが出来ないので、車を仕事として使っている場合は支障が出ることは間違いありません。
※免停については、【免停(免許停止)になるのはいつ?”運転できなくなるタイミングや終わる期間を解説”】で詳しくまとめているので一緒に参考にしてみてください。

賠償責任を負うリスク
路線バス専用レーンはそもそもバス以外の
乗用車などは走行自体が出来ません。
そのため、専用レーンでもし後ろにバスがいた場合、大幅に遅延が発生すれば遅延賠償金は妨害した運転手本人が負担。
・遅延による損害など。

ただし、状況次第ではバス会社負担にもなるので妨害すると賠償金のリスクがあると覚えておきましょう。
違反を防ぐ為に出来る事
違反を防ぐためには、バスが来たら道を譲る。そもそも優先レーンを走行しないというのが最適。
専用と優先の違いを理解する
まず専用と優先の違いを理解しておくこと。
たまに路線バス専用と路線バス優先レーンで勘違いから走行を続ける方がいますが、似ているよう異なります。
バス優先レーン | 乗用車の走行は出来るが、基本的にはバスが優先。 |
バス専用レーン | バス専用なのでバス以外は走行ができない。 |
専用レーンは走行しない
バス専用レーンはバス以外は走行できない。

・すいているから
・面倒だから
理由は様々ですが、違反になる事に変わりはないので通常のレーンを走行するのが第一です。
なので、専用・優先に関わらず極力
走行を控える事を心がけていきましょう。
正しい行動をして違反になるのを防ごう
以上、路線バス専用レーンを故意に乗用車で通行するとどうなるのかについて解説しました。
今回の記事のおさらいです。
道路交通法に記載がある
普通車7000円
違反点数
違反点数は2点
記事でもわかる通り、路線バス専用なのにもかかわらずレーンから離れずに運転する事は『路線バス専用通行帯違反』。
バレなければ少しくらいと思うかもしれませんが、もし無視して走行した場合には反則金や点数を引かれる事にもなります。
点数に関しては違反次第で免停になる事も…
そのため『たかがレーンを無視して走行だけで』ではなく、その後の危険性も考えて
・日ごろからルールを守った運転をする
を心がけてこれからに活かしていきましょう。
よくある質問Q&A
Q.路線バス優先レーンを走行するとどうなりますか?
A.いない場合は問題ありませんが、譲らない場合は『路線バス等優先通行帯違反』となり反則金や減点の対象になります。詳しくは【路線バス優先レーンで故意に道を譲らない″ルールを守らないと反則金や違反点(減点)対象″】でまとめているので一緒に参考にしてください。
Q.路線バスがウインカーを出して発進待ち中に故意に譲らないとどうなりますか?
A.『乗合自動車発進妨害違反』となり反則金や減点の対象になります。詳しくは【路線バス発進待ちを故意に妨害(拒む)″ルールを守らないと反則金や違反点(減点)対象″】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。