夏の車内について『中身の入ったペットボトルを置きっぱなしにすると危険って聞くけど本当なのかな?』
こういったことを耳にすることがあります。
確かにペットボトル程度なら、中身が入っていようがぬくるなる程度という事で軽く考えている方もいるでしょう。
ですが夏の車内。特に炎天下の中では火災が起こる危険性があるので注意が必要です。
なぜ火災になるのか。この記事では順を追って詳しくお伝えしていきます。
ペットボトルを車内に置き忘れると火災の原因になる
先にも言ったように
火災になる原因は【収れん火災】と
呼ばれる症状が関係。
収れん火災って何?
収れん火災というのは、太陽光からの光が何らかの物体により反射又は屈折してこれが1点に集まることだね。
分かりやすい例で言えば虫眼鏡を使った実験。
用意するものは
・紙
あとは太陽の光。夏の炎天下が最適です。
やり方は簡単で、一番下に紙を敷いて
その上から虫眼鏡を当てるだけ。
最初は何の変化も起こりませんが、次第に虫眼鏡が太陽からの光を吸収する事で紙に熱を伝えます。
熱せられた紙は徐々に焼けて燃えていきます。
仕組みとしてはペットボトルも同じで、中に飲料水が残っていることで虫眼鏡と同じ状態を作り下のマット等を焼いて火災が起こるという訳です。
火災を防ぐためにできること
ここからは収れん火災を防ぐ
為にできることについて。
先程、『収れん火災が起きるのはペットボトルの置き忘れによるものですよ。』こう言いました。
そのため手っ取り早く対策をするなら
置かないようにするのが最善ですが…
忘れることもあるので必ずしもとは言えません。
ただそんな方にはもうひとつの方法を実践するのもおすすめです。
その方法とはサンシェードを被せること。
簡単に言えば日除けになる物ですね。
サンシェードをフロントガラスにかぶせることで、夏の暑い日でも直射日光を防いで車内温度の上昇を抑えることができます。
他にも日陰に車を置くようにするのも効果的です。
簡単ではありますが、自分に合った方法を実践することで収れん火災の防止に繋がるのでこれからの参考にしてみてください。
ペットボトルの置き忘れに注意して夏の車内でも安全に
以上、夏の車内(炎天下)に中身の入ったペットボトルを置きっぱなしにすることの危険性についてお伝えしました。
記事でもわかる通り、中身の入ったペットボトルを置き忘れると【収れん火災】と呼ばれる火災の原因になります。
収れん火災というのは、太陽光からの光が何らかの物体により反射又は屈折してこれが1点に集まること。
飲料水の入ったペットボトル自体が熱を吸収する鏡のような役割をしているため、その先の物体に熱が伝わり火災が起きるという訳です。
対策としてはペットボトルをその都度
回収すると言うのもいいですが…
忘れっぽい人はサンシェードで光を遮断
するのもひとつの手です。
収れん火災=最悪の場合、車両全体の火災に
もつながるの今後の為にも対策をしておきましょう。
他にも夏の車内に置くと危険なものが知りたい方向け
今回紹介した中身の入ったペットボトル以外にも夏の車内に置くと危険なものが知りたい。こんな方は以下でまとめている記事を参考にしてみてください。