車を運転していると、ふとウインカーを赤色にして走行しているアメ車や国産車をたまに見かけます。
一般的なイメージとしては、
ウインカーの色=橙ですが…
他の色ともなると「これってありなの?」と
疑問に思う時ってありますよね?
そこでこの記事では、アメ車や国産車で赤い
ウインカーをつけた場合車検に通るのか。
また違反には該当してしまうのか?詳しく解説していきます。
アメ車や国産車の赤いウインカーについて
まず、タイトルにある「アメ車の赤いウインカー」について。
基本的には車検NG
結論を先に言ってしまうと、アメ車でも車検には通りません。
理由は簡単で日本の基準に合わせる
必要があるからです。
実際に保安基準第137条により
以下の記載があります。
方向指示器の灯光の色は。橙色であること。
記載内容でもわかる通り、赤いウインカーは
まず車検に通らないと思っておきましょう。
じゃあ、たまに見る赤いウインカーの車は?
オレンジで1度車検を受けてから取り替えたか、何かしらの方法でパスしているかだね。
ただし例外もある
とはいえ、例外もあるわけで…
全てが通らないという訳ではありません。
1973年(昭和48年)11月30日以前に作られた車であれば赤いウインカーでも車検に通すことができます。
どうして1973年以前なら赤でも大丈夫なの?
ウインカーの基準が細かく制定されていない時代だからだね。
例えば、有名なのであればハコスカと呼ばれる箱型のスカイラインですね。
テールレンズは赤1色になっていて、ブレーキランプとウインカーを兼用で使うのが主流でした。
なので1973年以前であれば、国産車・外車に関係なく車検基準をクリアできます。
実際に年式関係なく赤いウインカーをつけて公道を走行したらどうなる?
続いて実際に年式関係なく赤いウインカーを
つけて公道を走行したらどうなるのかについて。
基本的には整備不良で止められる
まず基本としては整備不良で警察に止めらます。
止められた後にウインカーの色を指摘されます。
車検に適合するのかどうかを詳しく
聞かれることが多いですね。
中には詳しくない警察の人もいるので、
赤でも適合する場合は理由を話しましょう。
ちなみに適合外の場合は、初回なら厳重注意。2回目以降だと罰金や違反点数を引かれる場合もあります。
罰金や違反点数を引かれる場合も
罰金や違反点数を引かれる場合は、整備不良(尾灯等)に該当します。
簡単にいえば灯火類の不備です。
以下62条の記載内容が該当しますね。
第62条 保安基準第42条の告示で定める基準は、次の各項に掲げる基準とする。
2 自動車には、次に掲げる灯火を除き、後方を照射し若しくは後方に表示する灯光の色
が橙色である灯火で照明部の上縁が地上2.5m以下のもの又は灯光の色が赤色である灯火 を備えてはならない。一 側方灯
一の二 尾灯
一の三 後部霧灯
一の四 駐車灯
一の五 後部上側端灯
二 制動灯
二の二 補助制動灯
三 方向指示器
四 補助方向指示器
四の二 非常点滅表示灯
四の三 緊急制動表示灯
四の四 後面衝突警告表示灯
五 緊急自動車の警光灯道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2022.1.7】 第62条(その他の灯火等の制限)より
整備不良(尾灯等)の違反点数は1点減点
違反金については
・普通車は7,000円
・二輪車は6,000円
・原付車は5,000円
と大きさによって異なります。
ここでは車について解説しているので、違反点数は1点。罰金は9,000円もしくは7,000円と覚えておきましょう!
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違反にならないためにできること
最後に違反にならないためにできることを解説します。
と言っても難しいことでは無いので簡単に見ていきましょう。
ウインカーの基準を事前に理解する
まず、ウインカーの色の基準を事前に理解することです。
上記でも言ったように、ウインカーの色は
基本的にオレンジ色だけです。
それ以外の色は適合しないということを
理解しておきましょう。
自分の車の年式に合うのかを調べる
次に自分の車の年式に合うのかを調べる事です。
例外として、1973年(昭和48年)11月30日以前に作られた車は赤でも問題ありません。
なので、自分の車は何年式の車でウインカーの色はどれに適合するのかを調べておきましょう。
適合する色であれば、たとえ警察に止められたとしても違反になることはありません。
ウインカーの色を明確にしてこれからのカーライフに活かしましょう
以上、アメ車や国産車は赤いウインカーでも
車検に通るのかについて解説しました。
今回の記事のおさらいです。
・例外として1973年以前なら通る
・罰金や違反点数を引かれる場合も
・自分の車の年式に合うのかを調べる
記事でもわかるように赤色のウインカーを使う事は基本NG。アメ車であっても日本の交通法に合わせるため適合しません。
ただし例外として1973年以前の車であれば赤色のバルブをウインカーにしても問題はないので、まずは自分の車の年式を確認したうえで大丈夫かどうかを明確にしましょう。
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