運転免許には記載条件というものがあります。
名前の通り免許の条件に記載してある項目で、○○を守れば運転を続けることができますよ。という意味を持つ。
ですが、このような運転に関しては規約があり、
自分勝手な理由から実行すると違反になってしまいます。
また危険性もあるので違反だけでなく、なぜ危険なのかについても知っておく必要があります。
当記事では
✅違反時の罰則
✅危険性
✅防ぐ為に出来る事
など。順を追ってそれぞれ解説していきます。

記事を読むことで重要性に気づくことが出来るのでぜひ最後まで読んでみてください。
運転免許には記載条件がある
運転免許には記載条件があり条件を守ることで違反を防いでいます。ですが、この条件をどれか一つでも破ると【免許条件違反】という違反に該当。
条件の無視は【免許条件違反】
免許条件違反は名前の通り、運転免許に記載がある条件を守らなかった事で違反になる項目です。
例えばこんな時。
眼鏡等は運転する場合に、眼鏡で目の矯正をすること前提で運転する事を許可しています。ですが、裸眼で運転をすると【眼鏡等】の条件に反するので違反となります。
また、中型車8tまでに限るは中型車8tまでは乗れるがそれ以上。例えば大型車には乗れませんよ。というようにそれぞれ条件が決められているので、破ることで違反となります。
道路交通法91条にも記載がある
公安委員会は、道路における危険を防止し、その他交通の安全を図るため必要があると認めるときは、必要な限度において、免許に、その免許に係る者の身体の状態又は運転の技能に応じ、その者が運転することができる自動車等の種類を限定し、その他自動車等を運転するについて必要な条件を付し、及びこれを変更することができる。
道路交通法91条より
実際に道路交通法に記載があります。
内容としては、『運転の技能に合わせて安全のために条件をつけますよ。』という事が書かれています。この条件が免許の条件を意味。
そのため、条件に当てはまる場合には違反となってしまいます。
免許条件違反の反則金(罰金)や違反点数
ここからは免許条件違反に該当した
場合の反則金(罰金)や違反点数について。
・大型車:9000円
・普通車:7000円
・3月以下の懲役または5万円以下の罰金
違反点数
・2点の減点
反則金(罰金)
反則金 | ・大型車:9000円 ・普通車:7000円 |
罰金 | 3月以下の懲役または5万円以下の罰金 |
免許条件違反に該当した場合には、大型車で9000円。普通車で7000円の支払いが命じられます。
また、場合によっては3月以下の懲役または
5万円以下の罰金が課されるので注意しましょう。
違反点数
違反点数 | 2点の減点 |
また、その際の違反点数は2点の減点。
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免許条件違反をする事の危険性
このように間違った運転は「免許条件違反」や反則金は7000円。違反点数は2点の減点という結果になりますが…
違反になるから気をつけよう。ということもありますが、それ以外にも運転を続ける事で取り返しのつかないことになる場合もあるので注意が必要です。
点数の減点で免停の危機
トラブルや事故になる危険性
反則金の支払い無視で逮捕
1つ目は反則金の支払いを無視した事で逮捕される危険性です。
主に反則金の支払いをしなかった人の場合です。
よく
・無視していれば支払いの書類が来なくなる
こう考える方が中にはいる事でしょう。
ですが払わなくても大丈夫なんてことはもちろんなく、通知書を無視し続けた場合逮捕されるケースとなります。
流れとしては
裁判の手続きになると警察署への出頭が命じられ、その後に検察に書類送検されて起訴・不起訴の判断が下されるという結末になります。
※詳しくは【交通違反の反則金”面倒で支払い放置は最悪逮捕や罰金の危険も?”】でまとめているので参考にしてみてください。
点数の減点で免停の危機
2つ目は免停になる危険性です。
通常であれば減点は2点なのでそこまで支障はありませんが…点数の持ち点が残り1点だった場合。1点からの減点になるため持ち点が0になります。
今回は免停がメインなため初心者講習に関しては省きます。免停は○○日まで車に乗れませんと言うもので点数によって日数が増えます。
この間は車を運転することが出来ないので、車を仕事として使っている場合は支障が出ることは間違いありません。
※免停については、【免停(免許停止)になるのはいつ?”運転できなくなるタイミングや終わる期間を解説”】で詳しくまとめているので一緒に参考にしてみてください。
トラブルや事故になる危険性
免許の条件を無視=ちょっとくらいと思う方もいるかもしれませんが、無視して走行する事で危険を伴う事になります。
特に眼鏡等の場合。視力に影響を及ぼす場合には、走行時の視認性に問題が起きるのでふとした時に衝突などの事故になるケースがあります。
当然衝突すればケガだけでは済まず、最悪の場合〇亡する危険も。
そのため安易に条件を無視する事はおすすめできません。
免許条件違反をしない対策
このように間違った行動をする事で違反になる訳ですから、防ぐためにはその時に合った事を実行すればいい訳です。
それが
・日ごろからの安全運転を心がける
免許条件を無視した運転はしない
まずは免許の条件を無視した運転はしない事。上記でも言ったように条件によっては走行に支障をきたす場合があります。
そのため、まずは免許の条件を無視した運転はしない事が大切です。
日ごろから安全運転を心がける
また日ごろからの安全運転を心がける事も大切。条件をクリアしていても、運転に問題がある場合には別の違反や事故につながる場合もあります。
例えばよくあるのは【妨害運転】。妨害と判断された場合に違反となるもの。
そのため、条件を破らない事はもちろんですが、
日頃から気を付けた運転を心がける事も忘れずにしましょう。
違反をしないように心がけましょう
以上、【運転免許】に記載の条件を無視した車の運転について解説しました。
今回の記事のおさらいです。
道路交通法に記載がある
・大型車:9000円
・普通車:7000円
・3月以下の懲役または5万円以下の罰金
違反点数
違反点数:2点
トラブルや事故になる危険性
日ごろからの安全運転を心がける
記事でもわかる通り、免許のルールを無視した運転をすると『免許条件違反』となります。
バレなければ少しくらいと思うかもしれませんが、条件によりもし事故を起こして〇傷させてしまった場合には罪を償う事はもちろん。一生後悔する事にもなります。
そのためたかが少しの運転ではなく、その後の危険性も考えて
・日ごろからの安全運転を心がける
を心がけてこれからに活かしていきましょう。

日ごろから気を付けた運転をする事で違反になるのを防げます。
よくある質問Q&A
Q.眼鏡等はコンタクトレンズでも大丈夫ですか?
A.はい、眼鏡以外にもコンタクトレンズも含まれます。※コンタクトをお探しの方はこちら
Q.眼鏡等でレーシック手術を受けた場合はどうなりますか?
A.視力が回復した場合、免許証の条件解除が必要になります。