ウインドウォッシャー液は、窓の汚れや付着物を効率よく取るのに役立つ液体。
本来のワイパーだけでは拭き取れないものも、ウォッシャー液と組みあわせて使うだけで効果的です。
ただ寒い季節。特に冬の雪が降るような寒い時期には、ウォッシャー液が出ないトラブルが発生する場合があります。
こんな時、一体何が原因で起きて
しまうのでしょうか?
当記事では、『トラブルをどうにか自分で解決したい。』こんな方向けに記事でまとめてみました。

最後まで記事を読むことで原因解明に繋がるだけでなく、防ぐ対策も知る事ができるので参考にしてみてください。
冬にウォッシャー液が出ないのは気温や水道水(水)を入れていることが原因
まず結論として、気温や水道水を入れて
いることが原因となります。
その理由は水道水の性質が関係。
本来水道水(水)というのは周囲の温度の影響を受けやすく、温まりにくく冷めにくい性質を持っています。
この性質により、夏場ではよくラジエーターに入れる冷却水の代わりとしてもよく使われます。その反面で【水は0℃より下で凍る性質】があるので、冬場に使うと凍結することになります。
凍結すれば当然水は使えなくなるので、ウォッシャー液の代わりに使っていた場合にはスイッチで操作しても出なくなります。

ならなんでウォッシャー液は冬場でも平気なの?

それは不凍液と呼ばれるものがウォッシャー液には入っているからだね。
そのため、ウォッシャー液が出ない場合には
凍結状態を確認するとわかりやすいです。
※凍結以外では季節に関係ないトラブルの可能性もあるので、詳しくは【ウォッシャー液が出ない″よくある6つの原因と防ぐ為に出来る2つの対策を解説″】も一緒に確認してみてください。

ウォッシャー液が出ない場合の対処法
ここからは先ほどお伝えした原因を
解決するための対処法について。
・ウォッシャー液に入れ替える
凍結が溶けるのを待つ
凍結して出ない場合には、外気温が上がって
暖かくなるのを待つことが最適です。

でも温度ってそんな短時間で上がらないよね。

そんな時は、エンジンをかけてエンジンルームを温めるのがおすすめだね。
エンジンをかける事で内部に熱が伝わるので、
短時間で徐々に中の氷が溶けます。
ウォッシャー液に入れ替える
もう一つはウォッシャー液に入れ替えること。
そもそもの話ウォッシャー液の代わりに水を入れる事で凍結に繋がるわけですから、ウォッシャー液に入れ替えることで対処ができます。
ただこれはあくまで出先でない場合。外出中なら中々入れ替える事は出来ないので、選択肢として一番有効なのは凍結が溶けるのを待つことです。

簡単ですが、このように作業によって正しい方法を実践出来ればすぐに解決ができます。
ウォッシャー液が出なくなるのを防ぐ対策
対策は以下の通り。
氷点下でも耐えられるウォッシャーを入れる
水道水を代わりとして入れない
まず1つ目は、ウォッシャー液の代わりとして
水道水を入れないこと。
水道水はパッと見似ているので使えそうに思えますが、性能が異なるので効果を得られません。むしろ冬にはマイナスになる危険もあります。
特に凍る温度。水は0℃になると凍結する性質を持っているので、雪国などの常に寒い地域では使い物にならなくなります。
※他にも水がおすすめできない問題はありますが、詳しくは【ウインドウォッシャー液の予備がない!代用品に水道水(水)を入れる事は可能なのか?】でまとめているので参考にしてみてください。

氷点下でも耐えられるウォッシャーを入れる
2つ目は氷点下でも耐えられるウォッシャーを
入れること。
ウォッシャー液は、一般的に冬でも使えるようにある程度寒くても凍らないように作られています。ですが種類によっては耐えられる温度が異なるので、温度を見比べて入れるようにすると対策が出来ます。
例えば、私がよく使っているのが古河薬品工業のスーパーウォッシャー液。-40℃まで対応のタイプで油膜取りとしても使えるウォッシャー液です。
日本で使うなら雪国でもせいぜい-20℃くらいなので、余裕を持って-40℃まで対応にすると安全。

最低限このように対策を覚えておくと、これから先出ない場合に対策として実践ができます。
出ない原因を明確にして正しい対処をしよう!
以上、冬に車のウォッシャー液が出ない原因と防ぐ対策を紹介しました。
今回の記事でもわかる通り
ウォッシャー液に入れ替える
氷点下でも耐えられるウォッシャーを入れる

冬にウォッシャー液が出ないのには必ず原因があるので、自分に合った方法を実践して効率的に解決しましょう。