今回ご紹介するのはエアコン(暖房)の
効きが悪い原因について。
車のエアコンは本来スイッチを
押す事で風が出る流れ。
スイッチの他には風量を調整できるようになっていて、その時の気温などによって自分好みに調整ができます。
ただ、いつもの風量なのに何故か暖房の効きが悪い。
こんな場合には関連するパーツに問題が
起きている場合があります。
どんな事が原因で効きが悪くなるのか?解決するにはどうすればいいのか。この記事で順を追ってお伝えしていきます。
✅解決に向けた対処方法
✅防ぐための対策
エアコン(暖房)の効きが悪くなる4つの原因
冬に暖房をつけたのに効きが悪い。
こんな場合には
・サーモスタットの故障
・ヒーターコアのつまり
・ブロアモーターの故障
いずれかが考えられます。
冷却水漏れや不足
1つ目は冷却水漏れや不足です。
・ラジエーターに穴が開いて漏れる
・キャップが劣化して漏れる
など様々ですが…
冷却水が漏れる事によって中の冷却水が不足→冷却水の熱を利用して温風を車内に送るという機能がうまく作動しなくなる。
その結果として暖房をつけたのに効きが悪い症状に陥ります。
サーモスタットの故障
2つ目はサーモスタットの故障です。
サーモスタットはエンジンを循環する
冷却水の温度を調整する部品のこと。
温度によって閉じたり開いたりする仕組みです。
・サーモスタットが閉じると温める方向に
本来は冷却水から奪ったエンジンの熱を
再利用して温風を作り出していますが…
このサーモスタットが問題で、開いたまま壊れる事で常に冷やす方向にいくので暖かい風が作れずに暖房の効きが悪くなるという訳です。
ヒーターコアの詰まり
3つ目はヒーターコアの詰まりです。
ヒーターコアは車内のダッシュボード
付近に取り付けられた熱交換器。
主に暖房を使用するのに温風を作るパーツですね。
このパーツが詰まると、冷却水がヒーターコアにうまく流れずに熱交換器としての効果を得られなくなります。
その結果
暖房をつけたのになんだか効きが悪いかも。
こういった症状が起こります。
ブロアモーターの故障
4つ目はブロアモーターの故障。
ブロアモーターはヒーターや冷房の
風を送るためのモーターです。
このモーターが壊れる事によって、うまく風が伝わらなくなるので結果としてエアコン(暖房)の効きが悪くなる原因にあたります。
トラブルが起きた時の対処方法
ここからはトラブルが起きた時の対処方法について。
もし4つのうちいずれかでも当てはまる
場合は、それぞれに合った対処をしてみましょう。
冷却水漏れを直した上で補充する
・不足だけなら補充
というように状況に応じて対処ができます。
※面倒だからと漏れたまま補充しても
結局また漏れるので注意が必要です。
ちなみに冷却水の漏れを直す場合は補充以外にエア抜きが必要になるので、エア抜きについてもやり方を知っておきたい方は以下を参考にしてみてください。
サーモスタットの交換をする
もう一つはサーモスタットの交換をする事。
一度サーモスタットが故障すると
・常に閉じたまま
いずれかになります。
今回で言えば常に開いたままで冷却方向に向かうので…
・暖房を使いたいのに冷風しか出ない
・暖かい風がでない
こういったトラブルに見回れます。
その対処として最適なのがサーモスタット事態を交換する事。
サーモスタットを交換する事によって、暖風が出なくなる問題はもちろん。関連するオーバークールのトラブル解決に役立ちます。
この時、費用が高い場合は中古でもいいですが…
中古品だと使用状況が分からずいつ壊れるか分からないので、できる限り交換する場合は新品を選びましょう。
サーモスタットの交換方法については別記事でやり方をまとめているので、合わせて知りたい方は参考にしてみてください。
ヒーターコアの詰まりを直す
ヒーターコアの詰まりが原因の場合は
配管内をフラッシングする事で解決できます。
フラッシングは内部の洗浄を意味し、
不純物やさびなどを除去する方法です。
実践する事で冷却水の流れを回復させることができます。
一般的には車屋さんなどで専用の機械を使ってフラッシングしますが…
DIYでやる場合は、【家庭用バスポンプ】とクエン酸を混ぜたぬるま湯を使ってホース内部に循環させる。中で洗浄させて汚れと一緒に外に排出させて詰まりを解消させる流れです。
このようにやり方はいくつかありますが…
よくわからない方はお店でフラッシングを依頼するのがおすすめです。
ブロアモーターの交換
ブロワモーターが問題の場合は
交換する事で対処ができます。
やり方がわかればそこまで難しくはないので、出費を抑えたい方は自分で交換するのもおすすめです。
トラブルを起こさない為にこれからできること
最後はトラブルを起こさないための対策に
ついてお伝えしていきます。
時々点検をする
1つ目は時々点検をすること。
毎日でなくていいので、関連する箇所の
点検を時々やってましょう。
点検をすることで怪しい箇所や既に壊れ始めているなど。早期発見に役立ちます。
交換時期を目安にパーツの交換をする
もうひとつは交換時期を目安に
パーツの交換をすること。
完全に故障する前に、ある程度の時期を見て
交換を心がけることでトラブル回避に繋がります。
目安としてサーモスタットやブロワ
モーターは10万kmを目安に交換となります。
※自分で出来ない方はお店に依頼するのもおすすめです。
このように一見すると大したことがなさ
そうに見えますが…
日々の積み重ねによって今後も快適なエアコン
ライフが送れるのでやって損はありません。
原因を理解して今後のトラブル解決に役立てよう
以上、車のエアコン(暖房)の効きが悪くなる
4つの原因についてお伝えしました。
サーモスタットの故障
ヒーターコアの詰まり
ブロアモーターの故障
サーモスタットの交換をする
ヒーターコアの詰まりを直す
ブロアモーターの交換
交換時期を目安にパーツの交換をする
記事でもわかる通り
サーモスタットの故障
ヒーターコアの詰まり
ブロアモーターの故障
エアコン(暖房)の効きが悪くなる場合は
いずれかが当てはまります。
冷却水漏れや不足は漏れる事によって中の冷却水が不足→冷却水の熱を利用して温風を車内に送るという機能がうまく作動しなくなる。
開いたまま壊れる事で常に冷やす方向にいく
ので暖かい風が作れずに暖房の効きが悪くなります。
冷却水がヒーターコアにうまく流れずに熱交換器としての効果を得られなくなる事で、温風をうまく作れずに効きが悪くなる原因に。
ブロアモーターはヒーターや冷房の
風を送るためのモーター。
このモーターが壊れる事によってうまく風が伝わらなくなるので、結果としてエアコン(暖房)の効きが悪くなる原因を作ります。
どれかひとつでも当てはまれば、【暖房をつけたのに冷風しか出ない】こんなトラブルを引き起こしやすくなるので…
もしこれから先
・少し怪しいかも
こんな方は記事を参考にトラブル解決に
役立てて見てください。