今回ご紹介するのは【電源取り出しコネクター】
を使った繋げ方についてです。
電源取り出しコネクターというのは、電源側の配線に繋げる事で電源確保が簡単にできて電気の分岐ができるもの。
というように作業に応じて選ぶ事でカスタムに取り入れやすくなります。
ただ、実際に使った事がないとどうやって
配線と繋げればいいのかわからない方もいるでしょう。
そこで今回はそんな電源取り出しコネクターの繋げ方について手順を簡単にお伝えしていきます
電源取り出しコネクターの繋げ方
それではさっそく電源取り出しコネクターの
繋げ方を順を追って見ていきましょう。
電源取り出しコネクターにはいくつか種類がありますが、今回は【E418】電源取り出しコネクター(赤)0.5~0.85sqを使ったつなぎ方で進めていきます。
流れとしては以下の通り。
電源分岐コネクターの分岐側のギボシ端子に必要なものを準備する
配線とギボシ端子をかしめる
電源取り出しコネクターと分岐側のギボシ端子を繋げる
電源取り出しコネクターの電源側に配線をセットする
電源側の配線を繋げて完成
作業で使うパーツ
電源取り出しコネクターを繋げる場合に
は以下のパーツがおすすめです。
電源取り出しコネクター | 電源側に挟み込む事で簡単に電源が取れるパーツ。 |
配線コード | 配線を延長するのに必要。 |
ギボシ端子 | コネクターの分岐側と繋げるために必要。 |
電工ペンチ | 端子類をかしめるパーツ。 |
ペンチ | パーツを挟み込むための道具。 |
電源分岐コネクターの分岐側のギボシ端子に必要なものを準備する
まず電源分岐コネクターの分岐
側の作業からとなりますが…
作業するためには以下のパーツを準備しましょう。
・ギボシ端子
・配線コード
配線とギボシ端子をかしめる
準備ができたら配線とギボシ端子
をかしめていきましょう。
やり方としては
②配線をよじる
③ギボシ端子に配線をセットする
④ギボシ端子をかしめ
細かいギボシ端子かしめ作業の流れは以下記事にてまとめているので参考にしてみてください。
電源取り出しコネクターと分岐側のギボシ端子を繋げる
電源取り出しコネクターと分岐側の
ギボシ端子を繋げていきましょう。
電源取り出しコネクターの電源側に配線をセットする
分岐側が出来たら後は電源側です。
電源取り出しコネクターの電源
側に配線をセットしましょう。
電源側の配線を繋げて完成
セットが出来たら電源側の配線を繋げてます。
コネクターの刃の位置に配線をセット⇒ペンチで挟み込む。
奥までしっかり挟み込めばOKです。
作業後に確認する事項
ここからは繋げた後に確認する事項です。
やらなくてもいいですが、事前に確認する
事で今後の予期せぬトラブル回避に役立ちます。
引っ張って抜けの確認
繋げる配線の太さの確認
1つ目は繋げる配線の太さの確認です。
電源取り出しコネクターは対応できる配線の太さが決まってます。
たとえば
・【E419】電源取り出しコネクター(青)1.25〜2sq
・【1187】電源取り出しコネクター(白)0.2~0.3sq
それぞれ異なるので、繋げる配線があって
いるのかどうかを確認しましょう。
ちなみにそれぞれ逆に取り付けると…
電源側に細線⇒刃がうまく噛まずに接触不良。分岐側に太線⇒うまく挟み切れない。
引っ張って抜けの確認
もう一つは引っ張って抜けの確認。
実際に繋げた配線同士を引っ張ってみて
抜けないかどうか確認してみましょう。
問題がなければ抜ける事はありませんが…
固定が甘いと引っ張った時に抜ける場合があります。
そのため、正しいやり方でペンチで挟んだ
上で固定する事が大切となります。
正しいつなぎ方を理解してこれからに活かそう
以上、電源分岐取り出しコネクターの繋げ方についてお伝えしました。
電源分岐コネクターの分岐側のギボシ端子に必要なものを準備する
配線とギボシ端子をかしめる
電源取り出しコネクターと分岐側のギボシ端子を繋げる
電源取り出しコネクターの電源側に配線をセットする
電源側の配線を繋げて完成
今回のやり方を理解しておくことで今後の
電源を取るなどの作業ができるようになります。
やり方自体も難しくはないので参考にしてみてください。