
配線に流せる消費電力が知りたいんだけど。電装品を追加する場合どのくらい流して大丈夫なの?
などと疑問に思っていませんか?
『これからカスタムで電装品を増やそう!』と思っても、どのくらい増やして大丈夫なのか分からなくて頭を悩ませてしまうことって多いですよね。
結論、電装品を増やす際には以下のポイントを押さえておくことが大切です。
・消費電力を求める計算式の型を理解する
上記の条件を満たしていれば、だれでも安全に『電装品を増やす事』が出来るようになります。
本記事では、そんな【消費電力を求める計算式】について例文を用いながらやり方をまとめました。

電装品=消費電力の限界を知らないとバッテリー上がりになりやすくなるので、この機会に正しい型を覚えてみましょう。
車で使われるワット(w)は消費電力を表す単位
ワットはwの表記で表されたもので、仕事率や電力・工率・放射束などSIの単位。
車で使う場合は電力を消費するかを表します。
・消費電力が低いほど数値が小さい
バッテリーやライト類で使われることが多い
主にバッテリーやライト類など車に
関わる様々な場面で使われます。
ライト類の消費電力
車で使われるハロゲンのヘッドライトやその他
灯火類のバルブがワット数として消費電力が表示されます。
たとえば【IPF ディープイエロー】。
消費電力の箇所に60/55wという表記があります。これはH4バルブのハイロー仕様に当てはまるもので、ロービームが55w。ハイビームが60wを意味。
この数値が高いほど明るいことを意味します。
バッテリーの容量
もう一つはバッテリーの容量。電装品をつけることで
どれだけの容量の電力が消費されるのかを知る事ができます。
消費電力を知っておかないと、電装品の電力がバッテリーの容量を上回った時にバッテリー上がりを起こすため危険。またバッテリー上がりとはいかないまでも、電力消費によってバッテリーの寿命が縮む事にもなります。

なので、この機会にワットがどのようなものなのかを覚えておくと今後に役立つのでおすすめ。
W(ワット)を求める場合の計算式
ここからはW(ワット)を求める場合の計算式について。場合によってはW(ワット)を知る必要があるので、この機会に覚えてみましょう。
W(ワット)=A(アンペア)x V(ボルト)
やり方は簡単でアンペアと電圧をかけるだけです。
・ボルトは電気を押し出す力(電圧)を意味。
ボルトに関しては車で12V。家庭用なら100Vを基本として覚えてくといいでしょう。
W(ワット)を求める計算式(例)
次は実際に例を元にW(ワット)を求める計算式を見てみましょう。
・電流は5A
・電圧は100V
例)②
・電流は1A
・電圧は12V
例)①では電流を5A。電圧は100Vとなるので…
A(アンペア)x V(ボルト) = W(ワット)に当てはめて。
例)②では電流は1A。電圧は12Vなので…
A(アンペア)x V(ボルト) = W(ワット)に当てはめて。
mA(ミリアンペア)の場合はどう求める?
合わせてmA(ミリアンペア)の場合はどう求めるのかについて。
w(ワット)を求める計算式では基本的にA(アンペア)が使われるので、先にmA(ミリアンペア)⇒A(アンペア)に直す必要があります。
たとえば500mAなら0.5A。60mAなら0.06Aというように直します。
詳しい計算式については例文を兼ねて【車の配線に流せる電流容量の限界と電流値(アンペア)を求める計算式】でわかりやすくまとめているので参考にしてみてください。

直した後は以下のように計算をするだけです。
A(アンペア)x V(ボルト) = W(ワット)。
0.5A×100V=50W。 0.5A×12V=6W。
60mA⇒0.06A。
A(アンペア)x V(ボルト) = W(ワット)。
0.06A×100V=6W。 0.06A×12V=0.72W。
このようにmAの場合はまずA(アンペア)に
直した後で計算するとWを求める事ができます。
知っておくだけでも意味があるので覚えておきましょう。
正しい計算式を覚えて作業に役立てよう!
以上、車の消費電力(ワット)を求める計算式についてご紹介しました。
今回の記事のおさらいです。

消費電力を超える=バッテリー上がりにもつながるので、正しい計算式を覚えてこれからに活かしましょう。