【何となくはダメ】ラジエーターキャップの圧力を上げるタイミングと注意点を解説!

車に関する悩みや解決方法
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そろそろラジエーターキャップの圧力を上げたい。でも『下手にあげるとデメリットが多いって聞くけどどうなんだろ。』

このような悩みはありませんか?

通常ラジエーターキャップは、中の冷却水が熱を持った際にすぐに沸騰するのを防ぐ効果を持つ。

本来であれば100℃になると沸騰する所を、キャップの効果により120℃程度まで耐えられるようになっています。

密封して圧力をかけることで、水温が100℃を
超えても沸騰して気化するのを防ぎます。

その事から、さらに圧力をあげればもっと効果を得られるのでは?と考える方がいますが…

下手に変えるとかえって逆効果(デメリット)になる危険性があるので、事前に把握しておく必要があります。

この記事ではそんなラジエーターキャップ問題について、ラジエーターキャップの圧力を上げるタイミングと注意点をまとめました。

記事はこんな人におすすめ
✅ラジエーターキャップの圧力UPを検討中
✅キャップ選びで失敗したくない
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ラジエーターキャップは何となくで上げるとデメリットになる

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先にも言った通り、ラジエーターキャップは
何となくで上げるとデメリットになります。

理由は他のパーツが耐えられなくなる為。

確かにその分で沸点も上がりますが、温度上昇を起こした時にホース類が耐えられなくなる危険が出てきます。

特に純正のラジエーターホースを使っている場合は、圧力に耐えられるずに裂ける→冷却水が漏れる。こういったデメリットも生じます。

なら変えない方がいいの?と思われがちですが…

あくまで間違った使い方をした場合。正しいタイミングで変えることが出来ればデメリットもメリットへと変わります。

ラジエーターキャップの圧力を上げるタイミング

ここからは、ラジエーターキャップの
圧力を上げるタイミングについてお伝えします。

サーキットなどの高回転・高負荷が続く状況
ホース類を強化品に変えると安心

サーキットなどの高回転・高負荷が続く状況

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まずおすすめのタイミングはサーキット
などの高回転・高負荷が続く状況。

一般的な走行に比べてサーキットなどは常に高回転・高負荷をかけることが多いです。

そうなると純正のままでは熱暴走に耐えられずにオーバーヒート。行き着く先はエンジンブローなんてことも考えられます。

そこで圧力を上げたラジエーターキャップ。

純正に比べてさらに沸騰を抑えることができるので、オーバーヒートの防止として最適。

ホース類を強化品に変えると安心

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ただし、それに比例してホース類は熱暴走に
耐えられなくなるので裂けや冷却水漏れの原因にもなる。

理由はホースの構造。

純正の場合はゴムホースを使っていることが多く、その特性上熱に弱い。ゴムは熱を持つと劣化しやすい事から、水温が上がった際に裂けやすくなります。

ホース間は常に冷却水が循環されている為、熱を持った冷却水が通る度に劣化で脆くなる

そこで役立つのが強化ホース。

例えば私がよく使う【BILLION(ビリオン)】。

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強度に優れるSEP変性シリコンゴムを採用することによって、ハイプレッシャーのラジエーターキャップを使った際にも耐えられる仕様

強度が上がることで、仮に水温が上がった
場合にも安心して使えます。

他にも車によって強化品があるので、状況に応じて使い分けるのが最適。

ラジエーターキャップの圧力にあった選び方

最後はラジエーターキャップの選び方について。

1.1や1.3とか色々あってどれに変えればいいのかよく分からないんだけど。

こんな方向けに以下でお伝えします。

・普段使い(サーキット等で使わない)なら1.1
・サーキット等で普段から負荷が掛かるなら1.3

普段使い(サーキット等で使わない)なら1.1

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まず普段使いがメインでサーキット
等では使わない人は1.1kpaがおすすめ。

理由は下手に変えてもホース類が
耐えられずに裂けや冷却水漏れの原因
になるため。

特に今現在0.9kpaを使っていて、夏場の暑さやエアコン仕様で負荷に耐えられないなどの症状が出ている程度なら下手に高いものより1.1kpaに抑えた方のが安全です。

サーキット等で普段から負荷が掛かるなら1.3

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逆にサーキット等で普段から
負荷が掛かるなら1.3kpa

理由は一般道に比べて常に高負荷がかかることで、純正や1.1kpa程度では抑えられなくなるため

また、状況によってはチューニング次第で1.5kpaに変わる場合も。

どの圧力のラジエーターキャップを使うのかはその人次第となるので、状況に応じて上手く使い分けてみましょう。

記事のまとめ

以上、ラジエーターキャップの圧力を上げる
タイミングと注意点をお伝えしました。

記事でもわかる通り、圧力を上げるタイミングはサーキットなどの高回転・高負荷が続く状況。

ただし、帰る場合はホースも一緒に変えるのがおすすめ。下手にキャップだけ変えても温度上昇を起こした時にホース類が耐えられなくなる危険が出てきます。

特に純正のラジエーターホースを使っている場合は、圧力に耐えられるずに裂ける→冷却水が漏れる。こういったデメリットも生じます。

そのため、キャップを変える場合はラジエーターキャップ+強化ホースが安心。

また、その時のラジエーターキャップは普段使いやサーキット目的によって1.1kpaや1.3kpaで使い分けるのが最適な選び方となります。

どの圧力のラジエーターキャップを使うのかはその人次第となるので、状況に応じて上手く使い分けてみましょう。

この記事以外にもラジエーターキャップの知識をつけたい。こんな方は【【知って損はない】車のラジエーターキャップに関する疑問まとめ】でまとめているので参考にしてみてください。

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