マイナスを増やしたいんだけど。アースポイントが簡単に取れるパーツってないかな。出来れば1つで複数取れるのがいいな。
このように悩んだことはありませんか?
一般的にマイナスを取りたいなと思った時に
定番となるのがクワ型端子を使った方法。
ただ、この方法だと1箇所につき1個と制限があるためその都度増やす必要があります。正直、その都度必要になると手間がかかるので面倒ですよね?
そこでおすすめなのが今回の2種類のパーツです。
クワ型端子のように1個ではなく複数分岐して
使う事が出来るので多く取りたい方に最適。
また、使い方次第では細い配線も使えるので幅広く使い分ける事もできます。
この記事では、『複数マイナスが取れる方法が知りたい。』こんな方向けの内容となっています。
最後まで読むことで知識を得る事はもちろん。これから先電装品を自分で取る際に役立てる事が出来ます。
一般的にマイナスを取る場合は1つが基本だが…
車をカスタムする方。特にLEDなどの電装品を増設する場合、必要となるのがマイナス(アース)の問題です。
プラスであれば決められた電源があるので、分岐したり割り込ませたり。簡単に電源の複数確保ができます。
しかし、マイナスの場合は電装品を追加するたび
新しくアースを取らないといけなくなります。
そうなると問題になるのがアースを取る数。一か所につき1個マイナスが取れるのが一般的なので、その都度増やすとなると正直面倒な作業です。
2種類の増設パーツを組み合わせれば手間を省ける
そこでおすすめしたいのが増設パーツです。
増設パーツの特徴は1つに対して1つではなく、
1つで複数の分岐ができる事。
物によっては、1つのパーツからアースが④つ。もしくは⑧つなど。電装パーツによって簡単にとることができます。
たとえば、今回紹介する
・アース増設ターミナル
アース用端子
アース用端子は、電装品に必要な
マイナスを複数分岐できる部品です。
※使える配線の太さは0.5sq~2sq程度。
アース用端子の先端がクワガタ端子になっているのが特徴で、先端のマイナスを経由して最大で4個まで分岐出来ます。
アース用端子を使う場合は、①の電源側をボディアースするだけ。
①の電源側をボディアースすると、電源側から
伝わった電気が電装品側に流れるという仕組みです。
後は使いたい分のマイナスを②から取るだけです。取る場合も簡単で平型端子のメスを差し込むだけ。
実際に配線を繋げるやり方に関しては以下でまとめているので参考にしてみてください。
アースポイント増設ターミナル
アースポイント増設ターミナルは、電装品に必要な
ボディーアースを複数分岐できる部品です。
※使える配線の太さは0.2sq~0.75sq程度。
アース用端子の先端がクワガタ端子になっているのが特徴で、先端のアースを経由して最大で8個まで分岐出来ます。
アースポイント増設ターミナルを使う場合は、
電源側となる大元のクワ型端子をアースするだけ。
大元の電源をアースする事で同じように電気が
伝わるので、使いたい分のマイナスをつなげるだけです。
実際に配線を繋げるやり方に関しては以下でまとめているので参考にしてみてください。
どちらがおすすめなのかは使い方次第
続いて気になるのは、どちらが
おすすめなのかではないでしょうか?
どちらも複数アースを分岐できるので、電装品を多く使うならあって損はないといえます。
どっちも複数分岐できるから迷うよね。
決めきれないなら、カスタム内容で使い分けるのも一つの手だよ!
たとえば、
・多数のアースで使うなら増設ターミナル
というように使い分けるといいですね。
少数のカスタムで済むならアース用端子
・ドライブレコーダーなど。
最低限の電装品を追加で取り付ける際におすすめです。
ETC車載機 | ETC車載機は、高速道路の通行料金をその場で支払う事なくゲートを通行できるというものです。搭載した車載機と料金所のゲートが無線でつながるので、車を停止させる事なく走行が可能です。 |
ドライブレコーダー | ドライブレコーダーは、車を運転している映像や、その時の音声を記録できる装置です。主に、事故を起こした際の証拠として役に立つものです。 |
本来なら電装品を追加するたびに
クワガタ端子を増やしていきますが…
アース用端子を使う事で面倒な手間を
省く事が出来ます。
特に最大4つまで分岐できるので少数で
使いたい方におすすめです。
多数のアースで使うなら増設ターミナル
アースポイント増設ターミナルの場合は
最大で8個まで追加可能なパーツ。
なので追加メーターやブーストコントローラーなど。多数の電装品のアースを取りたい時に使うといいでしょう!
追加メーター | ブースト計や水温計・油温計などのメーター。取り付ける数によってアースが必要となります。 |
ブーストコントローラー | ブーストコントローラーはターボ車のブースト圧を調整するパーツ。 |
また使い方次第では、エンジンルームの
アース強化としてもいいですね。
こんな感じで、自分のカスタム具合で使い分けていけばいいんじゃないかな?
確かにこれなら無駄にアースが余ることもないからいいかも。
逆に
・使っても1~2つ
こんな方には今回紹介したパーツはおすすめしません。
というのも増設パーツの基本はアース部分を増やすことが目的。それに対してほとんどアースする予定はない。
正直、増やさないなら単品のクワガタ端子でもよくない?
こうなる訳です。
また、1つや2つしか使わない場合も
必要とはいえません。
なので、もし使う場合には状況によって使い分けるようにしましょう!
うまく活用してこれからのカスタムに生かそう!
以上、アースに最適な2つの増設パーツを紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
・アースポイント増設ターミナル
どちらがおすすめなのかは使い方次第!
・ドライブレコーダーなど。
記事でもわかる通り、増設パーツには
どちらもアースの増設を目的とした場合に役立つパーツで、うまく利用することで安定したアースポイントの確保ができます。
特に複数マイナスを取りたい場合。マイナスは基本一つの電装品につき1個アースに落す必要があります。
1~2個程度ならクワガタ端子で事足りますが…
それ以上となるとその都度必要になるので正直面倒な作業です。
そこでアース用端子や増設ターミナルの出番です。
アース用端子なら最大で4か所分。増設ターミナルは最大で8個分と作業に応じて分岐させて使う事ができます。
なので、もしこれからカスタムとしてアースの
追加が必要な場合にはぜひ作業で活用してみてください。