燃料ポンプって何?。どんな役割があるの?始動するまでの流れが知りたいんだけど。
このような悩みはありませんか?
通常燃料ポンプと言えば車にとって重要となるパーツの一つ。主にエンジン始動に関わりのあるパーツと言えるわけですが…
実際に見た事がないと、どの部分に取り付けられたパーツなのか。どんな仕組みでエンジン始動に関係してくるのか想像する事すらできませんよね?
そこで今回の記事では、
✅役割や構造
✅始動するまでの流れ
それぞれ順を追って解説していきます。
燃料ポンプについて
タイトルにある【燃料ポンプ】について。
まず燃料ポンプは、別名ヒューエルポンプ
とも呼ばれます。
ヒューエルポンプと言っても英語に訳しただけなので、実際に呼ぶ時は
・ヒューエルポンプ
好きな方で大丈夫です。
役割や仕組みについて
燃料ポンプの役割としては、エンジン内部に燃料を供給することです。
ここで言う燃料はガソリンの事を意味します。
軽油・レギュラー・ハイオクの3つが
主に燃料ですね。
この燃料を、燃料タンクからポンプの力で吸い上げエンジン内部へと送ります。
ちなみに燃料をただ送るだけではなく、圧力を高めた状態で送るのがポイントです。
何故圧力を高めた状態で送る必要がある
のか?ということですが…
それにはエンジン不調になるのを防ぐ
という意味があります。
というのも本来エンジン始動には、
その為、ポンプの吐出する力が弱くなると、十分に燃料の圧力を高める事が出来ずに弱い吐出量のままエンジンに送ることになります。
その結果がエンジンの不調の原因となります。
そのため、不調を防ぐ目的として圧力を高めた
状態で燃料を送ることになるわけです。
燃料ポンプの構造について
最後は燃料ポンプの構造について
見ていきましょう。
燃料ポンプは、大きく分けるとモーターと
ポンプ2箇所からの構成となります。
接点が切り替わりスイッチが入ると、ポンプ内部の①アーマチュアと呼ばれる部品を回転させます。
中にインペラと呼ばれる羽があり、アーマチュアの回転に合わせて羽が回転。
回転により燃料を吸い上げる仕組みです。
吸い上げた燃料は、一定の圧力に達する事で、②チェックバルブの開きによって吐出されます。
チェックバルブって何?
燃料を吐出するかどうかを確認するためのバルブだね。
ちなみにチェックバルブは一方通行なので、
エンジン停止後は燃料パイプの圧力を保っています。
チェックバルブはただのバルブと思われがちですが、エンジン始動後にはすぐ必要な燃料圧力へと上昇できるので必要不可欠なパーツと言えます。
仕組みや構造を理解して知識をつけよう!
以上、車の燃料ポンプの仕組みと始動するまでの流れを解説しました。
今回の記事のおさらいです。
・燃料の圧力調整ができる
流れとしては、
①接点が切り替わりスイッチが入ると、ポンプ内部のアーマチュアと呼ばれる部品を回転。
②中にインペラと呼ばれる羽があり、アーマチュアの回転に合わせて羽が回転。回転により燃料を吸い上げる仕組み。
③吸い上げた燃料は、一定の圧力に達する事で、チェックバルブの開きによって吐出という流れ。
以上の事を理解して燃料ポンプについて知識をつけましょう!
次は、交換時期と危険な症状について見てみましょう。
燃料ポンプの寿命(交換時期)と交換をしないと起こる危険な3つの症状 ≫