ルームランプからドア連動(マイナスコントロール)配線を探す手順と方法

灯火類
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車にとってのドア連動配線は名前の通りドアの
開閉に連動して反応する配線のこと。

正確にはマイナスコントロール線と呼ばれるもので、

・ドア付近
・ルームランプ

2つの箇所からとる事ができます。

マイナスコントロール線とよく聞くと出てくるのがルームランプ。ルームランプにはプラスとマイナス以外にもう1つ配線があり、その配線がマイナスコントロール線という訳です。

実際にプラスとマイナスコントロールを較べてみるとわかりますが、プラスはドアの開閉に関係なく電気が流れるのが特徴。

逆にマイナスコントロールは

・ドアが閉まると電気は流れない
・ドアが開くと電気が流れる

というようにタイミングで切り代わるの
が決定的な違いです。

つまりマイナスコントロール線を利用すれば、
ドアの開閉に合わせて点灯。消灯が自在にできる
訳です。

似てるものだと開閉連動スイッチが該当。

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ああ、エーモンから出てる磁石の距離で点灯。消灯ができるスイッチね。

開閉連動スイッチの場合は故意的にマイナスコントロール線を作り出してるけど、内容的にはルームランプの線も同じだね。

開閉連動スイッチの場合は揃えるものが割りとありますが、ルームランプのマイナスコントロールなら電源分岐のパーツと電装品のみで済みます。

なので、ワンランク上のカスタムをしたい方にはおすすめの方法。

今回はそんなルームランプからドア連動(マイナスコントロール)配線を探す方法を手順ごとにまとめてみました。

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ルームランプには配線が3つある

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まず大前提としてルームランプ
には配線が3つあります。

プラス配線

1つ目はプラス電源。

名前の通りプラス側の電気のことで、
主に常時電源が流れています。

常時電源=エンジンのON/OFFに関わらず流れる電気

そのままではバッテリー上がりにもつながりますが、ルームランプの切り替えスイッチにより任意で消灯ができます。

マイナス配線

2つ目はマイナス配線。

マイナス配線はマイナスの電気が流れる配線で、プラスとマイナスが合わさる事で初めてスイッチに連動してルームランプが反応します。

マイナスコントロール線

3つ目はマイナスコントロール線。

これってマイナスとは違うの?

少しややこしいけど、タイミングで切り替わる線のことだね。

本来であればプラスとマイナスの2種類。

お互いを合わせる事で電装品を動かす事が
できますが、あくまで点灯/消灯の仕組みのみ。

ドアの開閉に連動して点灯/消灯のようなことはできません

そんな時に役立つのが【マイナスコントロール線】。

ドアを閉めた状態ではマイナスになるのでルームランプは消灯状態。逆にドアを開けるとマイナス⇒プラスに切り替わるので、ドアに連動してルームランプが点灯します。

つまり、ドアの開閉に合わせて切り替わる配線と覚えておくといいでしょう。

マイナスコントロール線を活用するとこんな事ができる!

ここからはマイナスコントロール線を
活用するとできる事項について。

・カーテシランプ
・足元照明(フットライト)

カーテシランプ

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1つ目はカーテシランプ。

カーテシランプは、ドアポケット端に
取り付けられたランプです。

・カーテシライト
・カーテシ
・ドアLED
・ドアカーテシ

など呼び方は様々ですが、
好きな呼び方で大丈夫です。

基本的には乗り降りの際に、ランプが点灯して足元を照らしてくれる役割があります。

足元照明(フットライト)

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もう一つは足元照明(フットライト)。

ドアを開けた時に足元照明が点灯。ドアを閉めると照明が消灯する仕組み。

主に足元に物が落ちた際に、
物を拾いやすくするために役立ちます

カスタム好きな人ならドレスアップとしても人気。

どちらもマイナスコントロール線を活用する事で、ドアの開閉に合わせて連動させることができます。

実際にマイナスコントロール配線を探してみよう

ここからは実際にマイナスコントロール線を探してみましょう。

STEP1.ルームランプを外す

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まずマイナスコントロール線を探すので、
ルームランプを取り外しましょう。

ルームランプはプラス2本で固定されているので、プラスドライバーで外す。

STEP2.電源の確認

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ルームランプが外れたら電源の確認作業。

配線は

・青紫
・青
・黒

3つがあるので検電テスターを使って調べます。

今回は検電テスターの使い方を知ってる前提で話すので、使い方がわからない方は【検電テスターの使い方と注意点”プラス・マイナス・電気の流れるタイミングの確認のやり方を解説”】を参考に合わせて読んでみてください。

(青紫は点灯。青は点灯せず。黒も反応無い)

この時点で青紫が常時電源なのが確定です。

残り二つはマイナスとなります。

STEP3.ドアを閉めた状態でマイナスコントロール線を調べる

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残り二つがマイナスなのは分かったので、
あとはどっちがマイナスコントロールになるかです。

マイナスコントロール線は上記でも言ったように

・普段はマイナスと同じ。
・ドアが開いた時にのみマイナスコントロール線

今度はマイナスを調べる方法で
検電テスターを使います。

ドアがしまった状態では青は点灯しません。逆に黒は点灯します。

この時点で黒はマイナス線と分かりますが、マイナスコントロール線が点灯するタイミングも見て見ましょう。

STEP4.ドアを開けた状態でマイナスコントロール線を調べる

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ドアを開けた状態で青線を調べましょう。

すると、さっきまで反応無かった配線に
電気が流れているのが確認できます。

これがマイナスコントロール線となります。

ちなみに黒にテスターを当てても反応するので、
配線を間違えないように注意しましょう。

・マイナスコントロール選は青〇
・黒配線はただのマイナス線×

黒線はあくまでマイナスなので
繋げてもドア連動で反応しません。

最低限このことに注意して実践をすれば
スムーズに作業ができます。

手順と配線の色を理解して正しくドア連動をしよう

以上、ルームランプからドア連動配線を探す
手順と方法を紹介しました。

この記事のおさらい。

今回の記事を読めば、ドアに連動させて

・フットランプ
・カーテシランプ
など使い方次第でカスタムは無限大です。

手順と方法さえ知っておけば初心者でも実践できるので記事を参考にぜひ挑戦してみてください。

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