・S25バルブについて知りたいんだけど。
・どんな種類があるんだろ。
・使われる電球の使用例は?
そんなふうに悩んでいませんか?
じつは私も同じように悩んでいた時期がありました。
バルブは車の灯火に使われるもので、大きく分けると
T20とS25・T10・T16など様々あります。
その中で紹介するのはS25バルブ。S25バルブは差し込み口が丸くなっているのが特徴です。
差し込んだ状態でくぼみにはめ込む事でバルブを固定することができます。
ここまでは一般的なS25ですが、さらに細かく
分ければ2つの種類に分ける事ができます。
今回の記事ではそんなS25バルブについて
✅交互性
✅車で使われる電球の使用例
それぞれ順を追って解説していきます。
記事を最後まで読むことで知識を付ける事はもちろん。これから先のバルブ選びでも失敗するリスクを減らす事ができるので参考にしてみてください。
S25バルブの種類について
それではまず、S25バルブ球について
簡単に説明していきます。
S25は先にも言ったように差し込み口が丸くなっているのが特徴です。
差し込んだ状態でくぼみにはめ込む事で
バルブを固定することができます。
また、S25と一括りにしがちですが…
1種類だけでなく細かく分けると
・S25ダブル
・S25ピン角違い
3種類に分けられます。
S25シングル球
1つ目はS25シングルバルブです。
S25シングルバルブは名前の通り1つの点灯をすることです。1つの電球で1種類の光り方ができるという訳ですね。
例えばテールランプを例にすれば、スモールスイッチをONにした時に光るのがシングルの特徴です。
S25ダブル球
逆にS25ダブル球は2つの点灯をすることです。
例として同じくテールランプを上げれば…
・2段階目はブレーキを踏んで点灯
つまりは1つの電球で2種類の光り方ができるという訳ですね。
S25ピン角違い
ならピン角違いは何が違うの?
ピンの角度だね。
S25にもT20のようにピンチ違いのような
ピン角違いというものがあります。
簡単に言えば角度が違うと言う事でピン角違い(150度)があります。
図で見ればわかりやすいですが、通常は180度(上)になっています。ですが、ピン角150度(下)になるとポッチの部分の位置が変わります。
これが角度の違いになる訳ですね。
まとめると
・S25ダブル⇒2段階点灯
・ピン角違い⇒ピンの角度が違う
それぞれに違いがあるので覚えておきましょう。
シングル・ダブル・ピン角違いの交互性について
続いてバルブの種類の交互性について。
シングル・ダブル・ピンチ違いの3種類あるけど、交互性ってどうなんだろ?
パっと見はポン付けできそうに見えるけど、種類によっては取り付けはできないね。
詳しくは以下で確認してみましょう。
シングルとダブルの交互性
まずシングルとダブルの交互性。
装着できるかどうかで言えばできます。
理由としては、ソケット部(はめ込む箇所)が変わる訳ではない為です。
画像で確認すればわかりますが、形状が同じなのがわかります。
とはいえ、同じだからと言ってそのまま使うのでは意味がありません。
どうして意味がないの?使えるなら問題ないでしょ。
確かに使える事には使えるけど、2段階で光る事ができなくなるんだよね。
特に、テール&ブレーキが兼用でダブル球を使っている車。
別体型であれば
・もう片方をブレーキ
というように分けて使うので、ダブル球を差し込んだところで問題はありませんが…
テール&ブレーキが兼用でダブル球を使っている車に関しては、1段階しか光らないのでブレーキの意味を成しません。
たとえばインプレッサのテールを参考にすると。
スモール時は両方点灯。ブレーキ時は外側のみ点灯が通常です。この場合、手前がシングル球。外側がダブル球になります。
そして、どちらも取り付けできるからと両方シングル球にしてしまうと、ブレーキを踏んだところで1段階点灯なので、スモール時と変化ありません。
と言う事はブレーキランプの意味をなさなくなってしまう訳です。
後続車が認識できなくもなるよね。
それもあるけど、道交法の違反にもなるから最悪の場合違反切符を切られるなんてことにも。
ブレーキはスモールの5倍の明るさと決まりがある為、変化しない場合は違反となります。
この記事の詳細はこちら
なので結果として使えなくはないですが、ダブル球の車に使う場合は注意が必要です。
シングル・ダブルとピン角違いの交互性
シングル・ダブルとピン角違いの交互性について。
シングル・ダブルについてはわかったけど、ピン角違いはどうなんだろ?
壊す勢いでならはまるけど、基本的には交互性はないね。
実際に画像を見るとわかりますが、ピンの位置が違うのがわかります。
仮に片側のピンがはまってももう片方は位置が合いません。またそもそもですが、ソケットの形状が違うので装着はできません。
壊す勢いでというのはこのためですね。
なので、基本的にはシングル・ダブルタイプとピン角違いは交互性がないと思っておきましょう。
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車で使われる電球の使用例について
最後に車で使われる電球の種類について。
ここまで来て気になるのは、どんな電球に使われるのか?ではないでしょうか。
車には様々な電球があり、車種や形状に
よって使える物。使えないものがあります。
そのうちS25バルブには以下の電球が使えます。
ウインカー
1つ目はウインカーバルブです。
車のウインカーは、前後。左右。リアに取り付けられたランプです。
・方向指示器
など呼び方はそれぞれですが、一般的にはウインカーと言われます。レバーを右もしくは左に倒すことで点灯します。
S25バルブは前後に取り付けられている事が多く、
基本的には
・ピン角違い
2種類が使われています。
テール&ブレーキランプ
2つ目はテール&ブレーキランプです。
テール&ブレーキランプは、後続車に存在もしくは止まる事を知らせる目的として取り付けられています。
車種にもよりますが、
・ダブル球
・ピン角違い
3種類が使われています。
バックランプ
3つ目はバックランプです。
バックランプは車のリアについているランプです。
・バックランプギア
・後退灯
後退する事を後続車に知らせる事ですね。
必要はないのでシングル球が基本となります。
このようにS25バルブには、使い方によってシングル球やダブル球・ピンチ違いなど。種類があるので、自分に合ったものを選んでうまく活用してみましょう。
S25バルブの種類や使用例を理解してカスタムに役立てよう!
以上、S25バルブの種類(3種類)と車で使われる電球の使用例を解説しました。
今回の記事のおさらいです。
・S25ダブル
・S25ピン角違い
ピン角違いは角度が違うので、つかないことは無いが無理やりつけると壊れる。
・テール&ブレーキランプ
・バックランプなど。
S25バルブ=どれも同じと一括りに考える方は少なくありません。
しかし車にあった種類があるので、間違った
バルブを選ぶと取り付けることができません。
仮に取り付けが出来ても、
・シングルにピン角違いを無理やり入れて壊れる
など不具合が発生することは間違いありません。
ですので、この機会に正しい知識を吸収して
バルブ選びで失敗しない力を身につけましょう。
別記事では、T20バルブの種類や兼用性についてもまとめているので参考にしてみてください。