【意外と知らない】T20バルブの種類と車で使われる電球の使用例!

バルブソケット類
この記事は約7分で読めます。

・T20バルブについて知りたいんだけど。
・どんな種類があるんだろ。
・使われる電球の使用例は?

そんなふうに悩んでいませんか?

じつは私も同じように悩んでいた時期がありました。

バルブは車の灯火に使われるもので、大きく分けると
T20とS25・T10・T16など様々あります。

その中で紹介するのはT20バルブ。T20バルブは差し込み口が丸くなっているのが特徴です。

差し込んだ状態でくぼみにはめ込む事でバルブを固定することができます。

ここまでは一般的なS25ですが、さらに細かく
分ければ2つの種類に分ける事ができます。

今回の記事ではそんなT20バルブについて

✅バルブの種類
✅交互性
✅車で使われる電球の使用例

それぞれ順を追って解説していきます。

記事を最後まで読むことで知識を付ける事はもちろん。これから先のバルブ選びでも失敗するリスクを減らす事ができるので参考にしてみてください。

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T20バルブの種類について

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T20バルブは、差し込み口がコの字になっているのが特徴です。

ソケットにセットして奥に差し込む
ことで固定ができます。

ソケットに差し込むことで電気が伝わり点灯するという仕組みです。

また、T20と一括りにしがちですが…

1種類だけでなく細かく分けると

・T20シングル
・T20ダブル
・T20ピンチ違い

3種類に分けられます。

T20シングル

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1つ目はT20シングルバルブです。

シングルバルブは名前の通り1つの点灯をすることです。1つの電球で1種類の光り方ができるという訳ですね。

例えばテールランプを例にすれば、スモールスイッチをONにした時に光るのがシングルの特徴です。

T20ダブル

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逆にT20ダブル球は2つの点灯をすることです。

例として同じくテールランプを上げれば…

・1段階目はスイッチONで点灯
・2段階目はブレーキを踏んで点灯

つまりは1つの電球で2種類の光り方ができるという訳ですね。

T20ピンチ違い

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ならピンチ違いは何が違うの?

赤〇の部分だね。

赤〇にある出っ張りの長さが異なります。

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シングルやダブルと言ったタイプは
左右均等になっていますが…

ピンチ違いに関しては片方が長く、もう片側は短くなっています。

まとめると

・T20シングル⇒1段階点灯
・T20ダブル⇒2段階点灯
・ピンチ違い⇒出っ張りの長さが違う

それぞれに違いがあるので覚えておきましょう。

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シングル・ダブル・ピンチ違いの交互性について

続いてバルブの種類の交互性について。

シングル・ダブル・ピンチ違いの3種類あるけど、交互性ってどうなんだろ?

パっと見はポン付けできそうに見えるけど、種類によっては取り付けはできないね。

詳しくは以下で確認してみましょう。

シングルとダブルの交互性

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まずシングルとダブルの交互性。

装着できるかどうかで言えばできます。

理由としては、ソケット部(はめ込む箇所)が変わる訳ではない為です。

画像で確認すればわかりますが、形状が同じなのがわかります。

とはいえ、同じだからと言ってそのまま使うのでは意味がありません。

どうして意味がないの?使えるなら問題ないでしょ。

確かに使える事には使えるけど、2段階で光る事ができなくなるんだよね。

特に、テール&ブレーキが兼用でダブル球を使っている車。

別体型であれば

・片方をテール
・もう片方をブレーキ

というように分けて使うので、ダブル球を差し込んだところで問題はありませんが…

テール&ブレーキが兼用でダブル球を使っている車に関しては、1段階しか光らないのでブレーキの意味を成しません。

たとえば以下を参考にすると。

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スモール時は両方点灯。ブレーキ時は外側のみ点灯が通常です。この場合、手前がシングル球。外側がダブル球になります。

そして、どちらも取り付けできるからと両方シングル球にしてしまうと、ブレーキを踏んだところで1段階点灯なので、スモール時と変化ありません。

と言う事はブレーキランプの意味をなさなくなってしまう訳です。

後続車が認識できなくもなるよね。

それもあるけど、道交法の違反にもなるから最悪の場合違反切符を切られるなんてことにも。

ブレーキはスモールの5倍の明るさと決まりがある為、変化しない場合は違反となります。

違反に関しては以下を参考に
テール・ストップランプの光量に差がない状態で運転すると違反になる?
当記事では、テールとストップランプの光量が同じ場合の違反の有無を詳しく解説します。 この記事で解説している事を実践できれば、違反の有無を明確にするだけでなく自分でも対処ができるようになります。 また、記事の後半では罰則の有無についても解説しています。 違反かどうかを知る事は解決への第一歩。 まずは本当に違反になるのかを明確にした上で、対処方法や防ぐ対策をしてみましょう。

なので結果として使えなくはないですが、ダブル球の車に使う場合は注意が必要です。

シングル・ダブルとピンチ違いの交互性

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シングル・ダブルとピンチ違いの交互性について。

シングル・ダブルについてはわかったけど、ピンチ違いはどうなんだろ?

壊す勢いでならはまるけど、基本的には交互性はないね。

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実際に画像を見るとわかりますが、
矢印の箇所の長さが違うのがわかります。

またそもそもですが、ソケットの形状が違うので装着はできません。

なので、シングル・ダブルタイプとピンチ違いは交互性がないと思っておきましょう。

車で使われる電球の使用例について

最後に車で使われる電球の種類について。

ここまで来て気になるのは、どんな電球に使われるのか?ではないでしょうか。

車には様々な電球があり、車種や形状に
よって使える物。使えないものがあります。

そのうちT20バルブには以下の電球が使えます。

ウインカー

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1つ目はウインカーバルブです。

車のウインカーは、前後。左右。リアに取り付けられたランプです。

・ウインカー
・方向指示器

など呼び方はそれぞれですが、一般的にはウインカーと言われます。レバーを右もしくは左に倒すことで点灯します。

T20バルブは前後に取り付けられている事が多く、

基本的には

・シングルタイプ
・ピンチ違い

2種類が使われています。

テール&ブレーキランプ

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2つ目はテール&ブレーキランプです。

テール&ブレーキランプは、後続車に存在もしくは止まる事を知らせる目的として取り付けられています。

車種にもよりますが、

・シングル球
・ダブル球
・ピンチ違い

3種類が使われています。

詳しくは以下を参考に
車のテール&ストップランプの違いと点灯させる際に別々に光らせる意味とは?
この記事では、車に乗る上で知っておきたい。車のテール&ストップランプの違いと点灯させる際に別々に光らせる意味について解説していきます。 テール&ストップランプの違いを事前に理解しておけば、どうして2種類あるのか?本当に分けて点灯させる必要はあるのか詳しく知る事ができます。

バックランプ

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3つ目はバックランプです。

バックランプは車のリアについているランプです。

・バックランプ
・バックランプギア
・後退灯
など呼び方はそれぞれですが、一般的にはバックランプと言われます。
目的としては夜間の後方の視界確保や
後退する事を後続車に知らせる事ですね。
バックランプの場合は、2段階で光らす
必要はないのでシングル球が基本となります。

このようにT20バルブには、使い方によってシングル球やダブル球・ピンチ違いなど。種類があるので、自分に合ったものを選んでうまく活用してみましょう。

種類や使用例を理解してカスタムに役立てよう!

以上、T20バルブの種類と車で使われる電球の使用例について解説しました。

今回の記事のおさらいです。

T20バルブ球について
差し込み口がコの字になっているのが特徴で、ソケットにセットして奥に差し込むことで固定ができます。
T20バルブの種類について
・T20シングル
・T20ダブル
・T20ピンチ違い
シングル・ダブル・ピンチ違いの交互性について
シングルとダブルの交互性は基本的にない。
ピンチ違いは角度が違うので、つかないことは無いが無理やりつけると壊れる。
車で使われる電球の種類について
・ウインカー
・テール&ブレーキランプ
・バックランプなど。

T20バルブ=どれも同じと一括りに考える方は少なくありません。

しかし、車にあった種類があるので間違ったバルブを選ぶと取り付けることができません。

仮に取り付けが出来ても、

・ダブル球なのにシングルを入れて2段点灯しない
・シングルにピンチ違いを無理やり入れて壊れる

など不具合が発生することは間違いありません。

ですので、この機会に正しい知識を吸収して
バルブ選びで失敗しない力を身につけましょう。

別記事ではS25バルブの種類や兼用性についてもまとめているので参考にしてみてください。

【意外と知らない】T20バルブの種類と車で使われる電球の使用例!
この記事ではT20バルブの種類や使用例についてまとめています。どんな種類があるのか?兼用性は?どんな灯火類に使えるのか詳しく知りたい方は参考にしてみてください。
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