数ある工具の中で定番とも言えるスピンナー
ハンドルやクロスレンチ。
どちらも
・締める
2つの工程を行える事からタイヤ交換に
役立てることが出来ますが…
もし2つのうち使うならどちらを
選ぶのが最適なのでしょうか。

今回の記事では、『スピンナーハンドルとクロスレンチでどちらが使いやすいのか知りたい。』こんな方向けに順を追ってお伝えしていきます。
おすすめはスピンナーハンドル
まず結論から言えばスピンナー
ハンドルがおすすめ。
理由は力をかけやすい為。
スピンナーハンドルはその形状上、力をかけ
やすく【※テコの原理】を活用出来ます。
テコの原理には支点・力点・作用点3つの点があり、位置によって力が変わってきます。
ようは物を動かしたい時に
・作用点と支点間の距離が長いほど大きな力が必要
これをスピンナーハンドルに当てはめると…
・もう片手を手前の持ち手(力点)
それぞれに合わせる事で小さい力でも動かしやすくなります。
手順に合わせて使い分けるのもあり
また、手順に合わせて2つを使い
分けるのもありですね。
たとえば
・仮締め後の増し締めをスピンナーハンドル
というようにすれば走行途中で
タイヤが外れる危険性を防げます。

合わせて実際の使い方も知りたい方は、以下でそれぞれまとめているので参考にしてみてください。
合わせてメリット・デメリットでも比較
ここからは一緒にメリット・デメリット
でも比較して確認していきます。
スピンナーハンドルのメリット | |
① | 緩める・締める工程ができる |
② | 力を加えやすい |
スピンナーハンドルのデメリット | |
① | 別途でソケットが必要 |
② | 狭すぎる箇所では使えない |
スピンナーハンドルのメリットはなんと
言っても力を加えやすいこと。
てこの原理を利用して弱い力でも重いものを動かす。つまりは締め付けと緩める工程を弱い力でも実践することが出来ます。
クロスレンチのメリット | |
① | 緩める・締める工程ができる |
② | クロスレンチをクルクル回して緩めることが出来る |
クロスレンチのデメリット | |
① | 多少の力がないと締め付けた後にタイヤが固定されなくなる |
② | サイズによってはソケットが別途で必要 |
逆にクロスレンチは、力が弱いと締めつけや緩める工程に難がありますが…
慣れてくるとクロスレンチをクルクル回して緩めたり、締め付けたりができるようになるので作業性をupすることが出来ます。
それぞれの使い道
最後はメリット・デメリットを踏まえてそれぞれの使い道について。
・スピンナーハンドルは締め付ける工程に
まずクロスレンチは緩める&仮締めに最適です。
緩める際にはクルクルと回し高速でナットを取り外す。締めつけの場合には手で軽くタイヤを固定した後に仮締めとして。
特に力が弱い人にはこの方法が最適です。

逆に、スピンナーハンドルは締め付ける工程に使うとおすすめです。
もちろんスピンナーハンドルひとつで緩める
締める工程も出来ますが…
もうひとつの使い方として、クロスレンチで仮締めをした後にスピンナーハンドルで力を加えて締め付けるというのもいいですね。
何事にも調整は必要なので、上手く組み合わ
せて作業に役立てて見ましょう。
スピンナーハンドルとクロスレンチの使い道を理解して作業に役立てよう!
以上、【スピンナーハンドルとクロスレンチ】タイヤ交換で使うならどっちがいいのかについてご紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
・手順に合わせて使い分けるのもあり
・スピンナーハンドルは締め付ける工程に
どちらを選ぶかは人それぞれですが…
2つを手順毎に組み合わせて使う方法もあるので、作業に合わせて上手く使い分けてみましょう。