・一年以上たったんだけど。
・初心者マーク付けたままだとどうなるのかな。
・違反とかってあるの?
そんなふうに悩んでいませんか?
初心者マークといえば免許取り立てなら誰しもが取りつける物。当然私も車に取り付けて運転していた時期がありました。
けれど初心者マークは初心者のうちに付ける
ものなので、時期が過ぎれば取るのが一般的です。
ただ、ここでふと思ったのが『年数がたっても初心者マークを付けたらどうなるんだろ?』と言う事。
一年たったら取りましょうね。とはよく聞くものの、実際つけたまま走行すると違反とかあるのかなと疑問に感じた事もありました。
そこから自分で調べたり、詳しい人に聞いたりして詳細を知る事が出来ました。
この記事では、同じように疑問に感じている方向けに【一年以上経っても初心者マークを外さない場合の違反】について詳しく解説していきます。
一年以上経って初心者マークを外さなくても違反にはならない
結論から言えば、一年以上経ってつけたままでも特に問題はありません。
何故なら、道路交通法には
取り付け義務しか記載がないためです。
実際に確認してみればわかりますが…
第八十四条第三項の普通自動車免許を受けた者で、当該普通自動車免許を受けていた期間(当該免許の効力が停止されていた期間を除く。)が通算して一年に達しないもの(当該免許を受けた日前六月以内に普通自動車免許を受けていたことがある者、現に受けている普通自動車免許を受けた日以後に当該免許に係る上位免許(第八十五条第二項の規定により一の種類の運転免許について同条第一項の表の区分に従い運転することができる自動車等(以下「免許自動車等」という。)を運転することができる他の種類の運転免許(第八十四条第二項の仮運転免許を除く。)をいう。第百条の二第一項第一号及び第三号において同じ。)を受けた者その他の者で政令で定めるものを除く。)は、内閣府令で定めるところにより普通自動車の前面及び後面に内閣府令で定める様式の標識を付けないで普通自動車を運転してはならない。
免許を取ってから一年に達しないものは、普通自動車の前面や後面に内閣府令で定める標識(初心者マーク)を付けないで普通自動車を運転してはいけません。
という記載はあるものの外さないといけない義務は書いてありません。
この事からもわかる通り、一年以上経って初心者マークをつけたままでも特に問題はないと言えます!
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ただし貼り付ける場合は適正な位置に
ただ、期間が終わったからどこでも貼っていい訳ではありません。貼り続ける場合には位置に注意が必要です。
特にフロントガラスに貼る場合。
特にフロントガラスに貼る場合は注意
初心者マークもフロントが貼り付け位置
としては基準内になっていますが…
フロントガラスとしての基準では貼り付けがNG
なので別の箇所にする必要があります。
理由としては道路交通法29条に記載。
記載内容は道路交通法29条を参考に
前項に規定する窓ガラスには、次に掲げるもの以外のものが装着され、貼り付けられ、
塗装され、又は刻印されていてはならない。
一 整備命令標章
一の二 臨時検査合格標章
二 検査標章
二の二 保安基準適合標章(中央点線のところから二つ折りとしたものに限る。)
三 自動車損害賠償保障法(昭和30年法律第97号)第9条の2第1項(同法第9条の4におい
て準用する場合を含む。)又は第10条の2第1項の保険標章、共済標章又は保険・共済除
外標章
四 道路交通法第63条第4項の標章
五
六 前各号に掲げるもののほか、運転者の視野の確保に支障がないものとして告示で定
めるもの
七 前各号に掲げるもののほか、国土交通大臣又は地方運輸局長が指定したもの
道路交通法29条より
簡単にまとめると貼っていい物は
・臨時検査合格標章
・検査標章
・保安基準適合標章
・自動車損害賠償保障法
・外標章
・道路交通法第63条第4項の標章
・前各号に掲げるもののほか運転者の視野の確保に支障がないもの
・前各号に掲げるもののほか国土交通大臣又は地方運輸局長が指定したもの
そのうち運転者の視野の確保に支障がないものが該当します。
初心者マーク=ガラス面に貼ると運転者の視野の確保に支障をきたす危険がある。
そのため、フロント側に貼る場合は
ガラス面以外の場所に貼るのが賢明です。
ちなみに、正しい貼り付け箇所が知りたい方は以下記事を一緒に確認してみましょう。
一年以上経っても初心者マークをつけていたい人向け。つけるのがおすすめな時
最後になりますが、一年以上経っても初心者
マークをつけていたい人向け。
つけるのがおすすめな時について紹介します。
車にほとんど乗らずに一年経過した時
1つ目は車にほとんど乗らずに一年経過した時です。
初心者期間は一年の間で、その間にどれだけ車を運転する機会があるかで運転の腕も変わってきます。
ですが、その期間中にほとんど乗る機会がなければ腕は上がらずペーパードライバーのままです。
そんな時に、初心者期間が終わってマークを剥がしたところでいきなり運転が上手くなる訳でもないですよね?
でも久しぶりの車で運転が怖い。
そんな時に初心者マークの継続がおすすめです。
一年経ったら剥がさないといけない義務は無いので、慣れないうちは迷わずつけたままでも大丈夫です。
数年ぶりの運転で不安な時
また、免許取得から数年経って久しぶりに
車に乗る場合でも初心者マークはおすすめです。
運転になれていない=ペーパードライバーとさほど変わりはないので、むしろつけていた方が安全ではあります。
特に、無理な幅寄せや割り込みなど。運転していれば一度は経験したことがある人もいる事でしょう。
こんな時でも初心者マークをつけている事で、
自分が※幅寄せや割り込みをされる可能性を低くできます。
※幅寄せや割り込みに関しては、初心者マークの車に実行した場合どうなるかもまとめているので参考にしてみてください。
このように、場合によってはつけるのがおすすめな時もあるので状況によって使い分けて見ましょう!
詳細を理解してこれからのカーライフに活かそう!
以上、一年以上経っても初心者マークを外さ
ない場合の違反について解説しました。
今回の記事のおさらいです。
ただし、貼り付ける場合は適正な位置に
数年ぶりの運転で不安な時
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車のマーク(初心者・高齢者・身体障害者・聴覚障害者標識)についてもっと知りたいけど色々ありすぎて探すのが面倒。
こういった疑問はありませんか?
一般的にマークは調べようとしてもいくつか種類があります。
そこから細かくしていくとさらに種類も増える事に…
こうなってくると『正直調べていくのが面倒』という方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では項目ごとに重要な内容をまとめてみました。
項目ごとにチェックすることで知識がつくので、これから先車のマーク(初心者・高齢者・身体障害者・聴覚障害者標識)が元で失敗するリスクを減らすことにもつながります。