同じ車である程度距離を走行していると、ふとした時にリアゲート(トランク)が落ちてくるという現象が起こります。
落ちてくる=押さえていないと下がってくる。
通常であればリアゲートを上にあげれば手を離しても下がってくることはありませんが、離すと一緒にリアゲートも下がってくる。
この場合一体何が原因なのか?というのが
今回の記事の悩み事です。
この記事では、リアゲートが下がって戻らない。こんな方向けに下がる原因や対処方法・防ぐ対策をまとめてみました。

特に現在同じ症状で悩んでいる。そういった方は参考にしてみてください。
✅原因や対処方法が知りたい
✅防ぐ対策が知りたい
リアゲートが落ちるのはダンパーの劣化や故障が原因
まず結論として、ダンパーの劣化や故障が原因となります。
理由はダンパーが劣化する事で、内部のガスが漏れて支えられなくなるため。
ですが劣化したダンパーは内部のガスが抜けることで、ダンパーがリアゲートの重さを支えきれなくて落ちることになります。
これがリアゲートが落ちる原因に繋がる訳です。
ダンパーが劣化や故障した時の対処方法
もしダンパーが劣化や故障した場合には新しいダンパーに交換する事で対処できます。
ダンパーを新しいものに交換する
修理ではなく交換一択。

どうして修理じゃなくて交換なの?

構造が複雑だからだね。
よくあるパーツであれば別体なので個々に分解して修理ができますが、ダンパーの場合は一体部品がほとんどでDIYで修理するのはほぼ不可能。
このことからも、劣化や故障の対処としては交換が最適と言えます。

ちなみに交換方法は決して難しくはなく、車体側のダンパーのボルト2本(赤丸)を外すだけ。大抵は内張りで見えないことがほとんどなので、内張りを外した後にダンパーのボルトを外すという流れです。
自分でできない方はお店に依頼するのもあり

よく分からないから自分では作業が出来ない。
こんな方はお店に依頼するのもありです。
費用+作業工賃はかかりますが、自分でやって失敗するリスクを防げるので安全性をとるならおまかせするのも手です。
※依頼費用については、【オートバックスにトランクのダンパー交換を依頼″掛かる費用や作業時間の目安を解説″】でまとめているので参考にしてみてください。
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リアゲートが落ちるのを防ぐ対策
最後は原因を起こさないための対策について。
ダンパーも消耗品なのでいつかは壊れますが、対策を立てておく事である日突然壊れた。なんてことを防ぐことが出来るので参考にしてみてください。
対策は主に2。
・10万km超えた頃に交換をする
異音が出始めた段階で交換する
まず異音が出始めた段階で交換すること。
油切れのような『ギィー』『キーキー』という音。
こうなった場合は一時しのぎとしてシリコンスプレーで鳴きは防げますが、結局そのうち落ちることに変わりはないので早めの交換がおすすめです。
10万km超えた頃に交換をする
また、10万km毎に交換するのもおすすめ。
ダンパーも消耗品ということでいつかは壊れるもの。それが今日なのか明日なのかは分かりません。
ただ、純正のまま使い続けると大抵10万km超えた辺りから様々な部品が壊れてくるので、同じように目安として交換をしておくと対策ができます。

当たり前のことと思うかもしれませんが、小さなことからの積み重ねで防ぐことが出来るのでこれからの参考にしてみてください。
正しい原因や対処方法を理解してこれからに活かそう
以上、車のリアゲート(トランク)が抑えてないと落ちてくる原因と対処方法を解説しました。
今回の記事のおさらいです。
・10万kmを目安に交換
記事でもわかるように、リアゲートを押さえないと
落ちてくるのはダンパーが原因というのが分かります。
本来であればガス調整で勝手に落ちて(下がって)来ることはありませんが、中のガスが劣化で抜けを起こすことで、調整が出来ずに落ちるという訳です。
もしそうなった場合にはダンパー本体を新品に交換すると対処できます。

なのでもしこれから、もしくは現在同じ症状で悩んでいる方は実践してみてください。