接続コネクター3331はエーモンから出ている商品の一つ。主に配線同士を繋げる際に役立つパーツで、カスタムを前提として使いたい方にお勧めです。
ただ、実際に使ったことがないとどういった
パーツなのかよくわかりませんよね。

そこでこの記事では、接続コネクター3331の基本情報や使い方・配線につなぎ方・活用法をまとめてみました。
✅正しい使い方
✅配線のつなぎ方
✅活用法
接続コネクター3331は太線に対応したパーツ
接続コネクター3331はエーモンから出ている接続パーツ。
仕組みとしては電源側の配線に接続コネクター3331を噛ませる⇒もう片方の接続コネクター3331と繋げる。接続コネクター3331の内部に刃がついていて、配線に食い込むことで電気が導通。導通した電気がお互いに流れる仕組みです。

3328のように細線には使えませんが、簡単に接続したい方におすすめ。
※接続コネクター3328については、【【エーモン】接続コネクター3328の基本的な使い方と配線のつなぎ方″作業で役立つ活用法を解説″】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

実際の繋げ方
ここからは実際の繋げ方について。やり方を以下でまとめているので一緒に参考にしてみてください。
STEP2:プライヤーではさみこむ
STEP1:配線を奥にあたるまで差し込む
コネクター上部の穴に配線を通すことができたら、画像のように配線を奥まで差し込む。この時使用する配線は太線の0.5sq~となります。
接続コネクター3331は3330同様に太線に特化
したコネクターなので使う配線は必ず太線にしましょう。
細線を無理やり使う事で途中ですっぽ抜ける危険があります。
STEP2:プライヤーではさみこむ
奥まで配線コードを差し込むことができたら、ペンチもしくはプライヤーで挟み込みましょう。

これってどのくらいまで挟み込めばいいの?

下のロックにかかるまでだね。
実際にロックまで完了すれば配線が刃に食い込むので、銅線に触れて電気が伝わるという訳です。
その後は、もう一方の配線も同様に作れば
接続コネクターの取り付けは完了。
配線を差し込むことができたら、最後にコネクター同士をつなげましょうといいたいところですが…接続コネクター3331は一体型なので配線さえつなげればその場で完了となります。
ただし使う場合は幾つか注意が必要
ただし、実践で使う場合は幾つか注意が必要
なので事前に把握しておきましょう。
使用可能電力
脱着ができない
3328・3330接続コネクターとは接続できない
適合サイズが決まっている
まず適合サイズ。
太線対応ですが、0.5sq以以下の
太さは対応していないので注意が必要です。
使用可能電力
2つ目は使用可能電力。
使用可能電力はワット(w)表記で表され
・AV(S)0.75sq使用の場合(DC12V車・96W以下/DC24V車・192W以下)

w(ワット)って何?

消費電力を示す単位のことだね。
電流が流れた時にどのくらいの電気を消費して使うのかを見ます。
ワット (W)が高ければ消費電力も高く負荷がかかる。ワット (W)が低ければ消費電力も低く負荷がかからないことになります。
それ以上使った場合は本体が壊れる危険があるので、範囲内で使う事が大切です。
ちなみにワット(w)を求める計算式は【車の電装品の消費電力を表す単位ワット(w)と″電力を求める場合の簡単な計算式を解説″】でまとめているので一緒に参考にしてください。

脱着ができない
3つ目は脱着ができない事。
接続コネクター3328や3330は脱着が出来る
仕様ですが、3331は一体型なので脱着できません。
3328・3330接続コネクターとは接続できない
4つ目は3328・3330 接続コネクターとは接続できない。
接続コネクターには
・3330
・3331
3つがありますが、サイズが異なるので種類の
違うコネクターは連結する事は出来ません。
接続コネクター3330の活用法
最後になりますが、接続コネクター3330だから
できる活用法についても見ていきましょう。
太線同士の配線を変換したい時
簡単に取り外したくない時
同サイズの太線同士を繋げたい
まず同じサイズの太線同士を繋げたい場合。
一般的によく見る配線をつなげるパーツはギボシ端子。
接続コネクターのように連結させる事で配線同士で電気を導通させることができますが、かしめの工程があるので、初心者にとっては手間のかかる作業。
ですが接続コネクター3331を活用する事で、ペンチで挟み込むだけで簡単に固定ができます。固定後はコネクター同士を連結するだけ。
太線同士の配線を変換したい時
また、太線同士の配線を変換したい時にも役立ちます。
当然0.75sqと0.5sqはそのままでは繋げない。
※無理につなげば容量を超えた時に配線が燃える危険がある。
そんな時に役立つのが接続コネクター3331。ギボシ端子に比べると対応サイズは減りますが、その分で取り付けが簡単にできる。
適合コードサイズがAV(S)0.5~0.75sqなので、
【電源側0.75sq⇒電装品側0.5s】に変換ができます。
簡単に取り外したくない場合
接続コネクター3331の特性を生かして
簡単に取り外したくない場合にもおすすめ。
本来の接続コネクター3328や3330は簡単に
取り外せる仕様ですが、3331は一体型。
お互いの配線同士を連結する事で電気の導通はできますが…
コネクターを任意で取り外す事が出来ないので、
簡単に取り外せない場所に使うのが最適です。
記事のまとめ
以上、【エーモン】接続コネクター3331の仕組みと”作業に応じた使い方”についてお伝えしました。
記事でもわかる通り、接続コネクターはエーモンからから出ているパーツ。作業で活用することでギボシ端子のように配線同士をつなぐことができます。
使用可能電力
3328・3330接続コネクターとは接続できない
簡単に取り外したくない場合
太線同士の配線を変換したい時
簡単に取り外したくない場合

使い方次第で様々組み合わせもできるので、うまく使い分けて自分に合ったカスタムをしてみてください。
よくある質問Q&A
Q.0.5sq以下の配線と繋げる事は出来ますか?
A.いいえ。3328でないとできません。※詳しくは【【エーモン】接続コネクター3328の基本的な使い方と配線のつなぎ方″作業で役立つ活用法を解説″】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。
Q.ヒューズから電源を取りたいのですが、組み合わせて使う事は出来ますか?
A.はい。別売りのパーツと組み合わせる事で簡単に組み合わせる事ができます。